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ANCHOR TECH NOTE

開発の拠点 アンカーラボ

専用トレッドミルで高精度なデータ収集

ライダーの感覚を数値へ置き換える作業を可能にする、最先端研究施 設が「アンカーラボ」だ。ここには独自に開発したバイク専用のトレッド ミルがある。これはスポーツジムにあるランニングマシンのバイク版。 自分のバイクに乗ったまま、装置上で実走状態を再現できる。路面の傾 斜も最大25%まで設定でき、上りを想定した走行も可能。極めて実走 に近い状態での最大酸素摂取量 (VO2max)や乳酸値の計測は、今ま で以上に高精度なデータとして収集される。

フォームを解析するポジショニングマシン

ライダーはさらに研究される。それが走行中のポジションやペダリング スキルを解析するポジショニングマシンと画像解析装置。ポジショニン グマシンはコンピュータ制御により任意のハンドル、サドル位置を可変 でき、体型や走行レベルの入力によって基本ポジションを自動的に 設定。この状態で負荷をかけながらペダリングをすると、内蔵されたトルクセンサーと角度センサーから、ペダルに力のかかる時間・角度・ 強度が計測される。 この様子をさらに高速度カメラで撮影した後、コンピュータソフトによっ て3次元画像解析する。これらの過程を経て乗車姿勢での各部の関節 角度、ペダリングの角速度とベクトルを算出し、ライディング効率に優 れるポジションが数値化される。 ペダリングスキルの評価は、ポジショニングマシンのペダリング解析シ ステムで行われる。ペダリングでの力のかかる位置、トルク曲線などの 要素はライダーごとに異なる。それがフレーム剛性や走行特性の好み に影響を及ぼすことを、アンカーラボが研究で突き止めた。開発者はラ イダーのペダリングのくせをあらかじめ知ることで、彼らがインプレッ ションで言葉にする感覚を共有しやすくなる。 アンカーラボのマシンは、体力データやペダリングスキルを数値化して 見える形へと変える。このプロセスによって最適なジオメトリーとフレー ム剛性を、高精度で導き出すことが可能になった。高性能なバイクの能 力を最大限に引き出すのは、ライダーにほかならない。

マシンとライダーの融合 ポジショニング

関節角度が最適なポジションを決める

アンカーには最適なサドル高さを求める、『股下×レベル別係数+クランク長』(図1参照)という最新の計算式がある。この値に腰の前傾角度を組み合わせるとポジションの理想値を得られる。一方でライダーの好みに応じて、微調整を必要とする場合もある。さらにライディングやペダリングスキル、体力の向上によってもその値は変化をうける。係数は時代と共に変わり、それは進化でもある。変化や進化を受け入れるにも、最初に基準となるフレームサイズとポジションをしっかり決める必要がある。バイオメカニクスを基にすると、理想のポジションの答えは関節角度にある。最適な角度を決めるのは目的、レベル、柔軟性、体格、正しい乗車姿勢。とくに腰の前傾角度が重要で、上級者ほど値は小さくなる(40度以下)なり、空気抵抗が削減される。柔軟性と筋力が未発達な入門者は、前傾姿勢自体が疲労を招く要因となるため、腰の前傾角度が起き上がる(45度以上)。さらに走行速度も上級者よりも遅く、空気抵抗の問題も軽減されるので前傾を抑えたリラックスできるポジションが好ましい。

小柄な日本人にも最適フィットのスモールサイズ

欧米人よりも身長は低く、胴体と手足の比率の小さな日本人は、小さなフレームサイズと短いトップチューブが必要となる。一般的な700Cホイールよりも小径な26インチを用いると小さなフレームサイズを設計しやすいが、アンカーは最適な走行性能とパーツの互換性に配慮して700Cサイズにこだわる。それは最適なトップチューブ寸法の確保と走行性能のバランスをより難しくするが、巧みなフレーム設計により乗り越えた。その結果385mmサイズで、485mmのトップチューブ長を確保。身長145cmのライダーでも最適なポジションを実現できる。さらにステムの長さを70mm~110mm(モデルにより異なる)、ハンドル幅を選択することもでき、より細やかなポジション調整も可能にしている。アンカーラボでの科学的解析を基礎に、目的やレベルに応じた最適なポジションを実現できるフレームがアンカーにはある。それは常にライダーを中心にすえ、バイクとの高度なマッチングを問い続けるアンカーだからこそできる。

重心が前よりにならない正しいポジションの作り方

ポジショニングは熟練度と体力に応じて変わる