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RL6

理想のロングライド・カーボンバイクの乗り味を、アルミ素材で実現
カーボンの乗り味を、アルミで作り出す

RL6は、RL9の思想を受け継ぐアルミバイクである。すなわち素材にアルミを使い、カーボンロングライドモデルRL9の乗り味を可能な限り再現したものである。
「アルミの特性を活かした」アルミロードバイクではなく、むしろ「カーボンの乗り味をアルミ素材で追求した」これまでにないアプローチでのアルミバイク作りを行った。フレームを叩かないと、アルミだとわからないロングライドバイク。ロングライドにもアルミを、というアンカーの新たな提案だ。それを可能にしたのが感覚と数値とをつなぐ解析技術、PROFORMATである。


繊細な形状をアルミパイプで実現

アルミ素材の最大の利点は、カーボンのように扱いに気を使わずにすむことだ。ちょっとした衝撃でも、金属であるアルミは強度が高い。輪行旅行や飛行機輸送、ラフな扱いをしがちな若年層や扱いに慣れないビギナー層には安心の素材だ。そして手頃な価格にできるのも強みである。ただ自由に成形できるカーボンと異なり、造形の難しいアルミではその形をアルミパイプに置き換える作業が必要となる。形状が近づくと、その乗り味も近くなるからだ。カーボンの形状をアルミで表現するため、六角形、長方形などパイプの形を選んで置き換えた。アルミパイプの太さや径を精査し、チューブの断面係数(断面形状による応力などの指数)を計算、造形に知恵を絞った。そしてパイプを高圧空気で膨らます成形技術にて、RL9独特の形状をアルミパイプで再現。その形状は、完成時のしなりや強度などPROFORMATでのさまざまなシミュレーションでカーボンに数値を近づけた。フォークとタイヤ、走りに関わるパーツスペックもRL9に準じる。RL9と同じベント形状の、異なるカーボン素材でのフォークを備える。タイヤも25Cを標準装備、最大28Cまで対応する。


「カーボンに乗っているんじゃないか」

RL9の乗り味を、形状理論と物理数値を駆使し、アルミ素材で再現する、という試み。これはRL6プロトタイプの初のブラインド試乗テストでの、「カーボンモデルに乗っているんじゃないかと思った」というライダーの最初の一言が示すように、全体の乗り味をRL9に限りなく近づけられた。
細かい反応性を持つアルミ素材の特性を下げ、RL9の持つカーボンロングライドフレームとしての走り心地、長く走る気持ちよさをアルミ素材で実現できた。「アルミをカーボンに近づける感覚をつかめた」と開発陣は振り返る。
理想のロングライドの乗り味を実現したカーボン素材のRL9を、アルミ素材で実現するというプロジェクト。それがRL6だった。PROFORMATで感覚を数値化して作ったものを、今度はアルミという別の素材を使い、数字から感覚へと確かに戻せたのだ。アンカーは、あなたにもぜひこの成功を体感してもらいたい。