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09/09/27

U23 世界選手権

9月26日 スイス メンドリジョ
13.8km × 13周 179km 出走166名 44カ国

今回の世界選のコースは各国のメディアも「近年で最も厳しいコース」
と謳われ、コースの設計者もここ数年続いた集団スプリントゴールにならないように
厳しいコースを設計したと説明する、非常に難易度の高い世界選手権だ。

1周13.8kmには2回の厳しいのぼりがあり、そのうちの一つ目の最大勾配は16%。
下りは大変狭くテクニカルでフルブレーキでのヘアピンコーナーと直角コーナーがあり
のぼりの力、集団での位置取り、下りのテクニックと必要とされる能力が多様にわたる。

国別ランキングにそってスタートラインに並ぶ為、日本勢はほぼ最後方からのスタートを強いられ
集団前方に上がる事がまず非常に難しかった。
前半はいくつかの少人数の逃げがあるが、イタリア、フランス、ベルギー、オランダをはじめとする
強豪チームは静観し、比較的スローペースの立ち上がりとなる。

前半の逃げが吸収され、先頭が1名のみとなった段階で、約60km地点を過ぎてから
コース上で最も厳しいのぼりで伊丹がアタック。
スイス、イタリアのテレビ放送、そしてメインスタンドのダニエルマンジャスのアナウンスでも
「ケンジ・イタミ!」の名前が連呼される。

これを追ってコロンビアの選手がアタックし、伊丹に追いつくが、スピード差が圧倒的で
伊丹は着けず、下りで集団に吸収される。

しかしレースはこのアタックをきっかけに、オーストラリアなどがアタックをはじめ、
レースが一気に活性化し、ペースが上がった。
その為伊丹は、厳しい状況となり集団後方へ。

何度か前方へ上がるものの、後半へ向けていよいよイタリア勢、オーストラリア勢がペースを上げると
集団は次々に分断され、残り5周で遅れたグループに取り残される。
完走を目指し、ベルギー選手らと共にゴールを目指したが、残り2周に入るところでおろされ、
DNFとなった。
厳しいコースに日本勢は苦戦し、ラスト3周でおくれた小森が辛くも71位で完走。
166名中72名完走の厳しいサバイバルレースとなった。

結果は残念だったが、万全と言えるコンディションでは無い中、今の自分に出来る事を考え、
今回の日本チーム唯一のアタックを仕掛けたモチベーションは評価したい。
だか根本的な実力の差はまだ大きく、この冬、そして来シーズンに向けてレーストレーニングに精進し
また必ずこの世界の舞台で、最後の勝負に絡んでもらいたいと、切に願う。

Report: Kubo


 

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