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12/03/05

48e Grand Prix de Lillers UCI 1.2 171km

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フランス北部のクラシックレースに参戦したブリヂストンアンカーサイクリングチーム

出走:井上、清水、西薗、伊丹、吉田、Sys、Lemair、Lebas

フランス北部、ベルギー国境近くのLillersで開催されたUCI1.2クラス171kmのレースは非常に寒い曇り空の中、全25チーム200名でスタート。
出走チームにはコフィディス、ブルターニュシュラー、レオパードトレックコンチネンタル、ラボバンクコンチネンタル、カチューシャコンチネンタル、ビックマットオーベルビリエ等強豪チームが集まった。

日本人選手が苦手とする非常に寒い気候の中スタートし、前半から非常にテクニカルで細い道を何度も通るコースに不安がよぎるが、各選手徐々に位置取りも進歩し、厳しい横風区間もクリアして行く。前半15km前後で31名が先行し始め、そこに吉田、西薗が合流を試みるが、一歩とどかず。しかしこの逃げクループにはコフィディス、カチューシャ、ビックマット始め多くのチームがメンバーを送り込んでいなかったため、静観する事に。

次第に雨が降り出し、気温は冷え込む一方。しかし、これから世界を目指していくうえで、寒いこの時期にしっかり結果を出せる選手こそが、その後のツールドフランスなどのメンバーに選ばれてゆく世界を目標としている選手として、どうしたら苦手意識を克服できるのか、各自が挑戦し今日は皆比較的良い位置で走っている。

31名の逃げと集団は常に45秒程度のタイム差で均衡を保つが、100kmを過ぎて各チームが補給や寒さによる集団トイレタイムに入ると、一気にタイム差は3分まで上昇。その後あわててビックマットやコフィディスが追いに入るが、各チームパンクや落車が相次ぎ、思うように追撃の列車が有効に機能しない。

ブリヂストンアンカーサイクリングチームも、清水、伊丹、クラースが前方で追撃体制を取るが、タイム差はなかなか詰まらず。120km過ぎで横風区間で急激にペースが上がると井上、吉田が後方に残され、西薗もタイミング悪くパンク。直ちにホイール交換し復帰を試みるが集団が大きく分裂しており、メイングループまで到達できない。

2年前にこのレースで2位になったアレックスも、一度のパンクと寒さにより手が悴んでしまい補給が取れずややハンガーノック気味で脱落。南仏育ちのトマもひどくなる一方の厳寒の雨の中脱落し、約半分まで絞られたメイングループにはクラース、清水、伊丹が残る。ラスト10kmで1分30秒までメイングループは迫るが15名が逃げ切り、クラース、清水がメイングループでゴール。伊丹が第2グループでゴールした。

スタートから終始アタックや横風での厳しい競り合いの続くヨーロッパツアーの2クラスのレースは、ある意味レースの難しさからすると2HCのカタールやオマーンよりもはるかに上を行く難易度である。

その中で、まだ数字に見える結果には現れていないものの、西薗、吉田をはじめまだ本場欧州経験の少ない選手たちも1レース1レース確かな感触を積み上げてきている。
このクラスのレースはプロ入りを目指すトップアマチュアとよりうえを目指す若手のプロが集まりレースは非常に激戦区だ。このレベルの激しいレースで揉まれる事こそ、欧州レースに参戦する意義のある時間だ。

この激戦区で数字に表れる結果が出始めたとき、いよいよ世界への扉の鍵が開く時だ。
その時が来ることを目指し、また来週はParis Troyesに挑戦する。


1位 Douwning Roussel  Endura Racing  4:01:12
2位 Paiani Jean Lou  Saur  4:01:12
3位 Mangel Laurent  Saur  4:01:12

53位 Shimizu Miyataka  Bridgestone Anchor Cycling Team +58sec
84位 Sys Klaas  Bridgestone Anchor Cycling Team +58sec
完走 Itami Kenji  Bridgestone Anchor Cycling Team +5min

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カタール、オマーンでの活躍の反響は予想以上に大きくレースファンがブリヂストンアンカーサイクリングチームを囲む。

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参加25チーム中唯一のアジア登録チーム、そしてユーロスポーツや欧州の各スポーツチャンネル、フランス3スポーツニュース等でカタール、オマーンでの活躍が日々報道されたブリヂストンアンカーサイクリングチームはフランス自転車ファンの注目の的だ。

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チームプレゼンテーションも寒空の下でも多くの観衆が詰め掛けた。