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12/07/31

BAオフィシャルカメラ・レポ vol.26 「7月29日、ツール アルザス最終第6ステージ、さあ最後のステージだ。知っての通り今日のコースは非常に険しい。しかし基本は同じ、まずは逃げに乗って終盤まで生き残り、最後の登りで勝負することを目指そう。そして、どんなに苦しくても完走しよう。(久保・ドゥニー監督談)」ピリリと張りつめた緊張感。オフィシャルカメラはゴクリ、生唾を呑むのでした。

7月29日、いよいよツール アルザスの最終ステージだ。コースプロファイルを見ると、アップダウンは櫛の歯のように“薄く高いジグザグ”を繰り返している。第6ステージは、急こう配の山がいくつも設定されているのだ。
標高約700m×2回、1000m×2回、1100m×2回、そして最も高い1325mが後半の最初に1回。それらが、コース全長156.7mの中に詰め込まれている。
ここで、逃げに乗れの“指令”がはたして完遂されるのか。逃げに乗ると言うことは、全27チーム(単純計算で162選手)の前方に位置しろと言うことだ。ただ、選手はほぼ全員そこに行きたいと思っている。
なぜ逃げる?
細く曲がりくねった道路では、当然全選手が横一列には並ぶことなどできない。縦に長くなるしかないのだ。先頭から300mも後方にいて、突然のヨーイドン!では、混雑する選手をかき分けて先頭に出ることなど不可能。だからフランスで勝利の確立を高めるためには逃げて、つまり、“前にポジションする”ことが重要になる。
しかしそれを162名の選手全員が狙っていて、道路は細く曲がりくねっている上に、チームの思惑もあるから、定員に限りがある。乱暴に言うと、ポジション争いは毎回“高難度で危険な椅子取りゲーム”になってしまうのだ。(合ってるかな ^^;)

さて、カメラは第6ステージで最も高い山、LE GRAND BALLON、標高1325mの山頂(94.5㎞地点)で選手を待った。カメラの20m前方にはGPM(山岳賞ポイント)のラインが引かれている。晴れているため、13.2℃と昨日よりは暖かい。やがて選手らを先導するオートバイのエンジン音が聞こえてきた。いよいよ、 “逃げ”に乗った選手がやって来る。

クラースだ!!!
GPMを逃げのグループでクラースが通過(2番手)する。興奮を突き抜けて、目頭が熱くなり鼻水が垂れた。アルペン踊りも踊ってやった(どんなのか知らないし、カメラも持っているので、世界で使えるカード会社の宣伝のようになってしまったが)。

さあ、これは必ずフィニッシュラインに先回りして撮影しなければ。そうでなければ、オフィシャルカメラとは言えない!?
マネージャー田代氏のドライブ、カメラの正確なナビで追撃開始。道なき道?をまるでルパン3世のフィアットのように走ること40分。ついに選手たちより先にフィニッシュラインに滑り込んだ。

ステージ優勝は果たせなかったがツール アルザスでの積極的なレースは、ブリヂストンアンカーの名を、アルザスの多くの皆さんに印象付けることができた。トレビアン!!


スタート地点はチームのベースから約30分の街、Ribeauville。午前11時、会場に到着すると、運営する警察のオートバイ19台が並んでいた。
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チームミーティングは今日も会場で行われた。
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エントリーサインをするクラース。
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サインを済ませ、インタビューに答えるブレーズ。
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クラースがGPMポイントを2位で通過する。クラース!クラース!クラース!と名前ばかり連呼してしまった、オフィシャルカメラ。
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トマが続く。
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ゾノは田代マネージャーから水のボトルを受け取る
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下りは自動車のメーターで80㎞を超えるスピードだった。写真は健治君。
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ツール アルザス2012最後のフィニッシュを通過するクラース。
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トマ。
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ブレーズ。
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ゾノ。
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健治君。
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フェアプレー賞。
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おまけ。大会を盛り上げたミス・ツール アルザスは3姉妹(三つ子?)。
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オオマエミノル