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13/09/24

MTBワールドカップ最終戦 沢田選手レースレポート

9月14日にノルウェーで開催されたMTBワールドカップ最終戦U23カテゴリーに沢田選手が参加。
体調は万全で挑んだレースでしたが、2度のパンクに見舞われ惜しくもDNFとなった。
沢田選手から悔しさが伝わるレースレポートが届きました。

沢田時レースレポート

大会名:   UCI MTB WORLD CUP 2013 : HAFJELL
開催日:   2013年9月14日
開催場所:  ノルウェー・HAFJELL
カテゴリー: U23
リザルト: DNF
天 候:   曇り→雨
コースコンディション: ドライ→ウェット

世界選手権を終えて2週間。ついにワールドカップ最終戦の日がやって来た。
しっかりと身体の疲労を取ることに専念したおかげで体調は良く、
ワールドカップでは今年一番の走りが出来るのではないかという自信を持ってレースに臨んだ。
コースも自分に向いていて、試走を重ねるごとに良いイメージが沸き上がってくる。
あとは課題であるスタートをいかに決めるか。それだけに集中していた。

レース当日は朝から曇り空で、いつ雨が降り出してもおかしくない天候。
気温もかなり低くなっている。スタート一時間前からウォーミングアップを開始し、いつもより入念に追い込んでおいた。特にスタートの練習を繰り返す。
脚には程よい張りがあり、心拍数もスムースに上がってくる。身体はしっかり回復していることを確認できた。自信を持って3列目に並ぶ。
そしてスタート。あっという間に前走者が巻き上げる砂煙で前が全く見えない状態になるが、
ここで怖がって脚を緩めるわけにはいかない。全力で踏み続ける。
今回はペダルにしっかりと力が伝わっている感覚がある。30番手ぐらいだろうか、、
悪くないスタートを切れていることは分かったが、振り返って自分の位置を確認する余裕は一切無い。
後ろどころか横を見ている暇もなかった。前だけを見ていた。集中できている。
今までに無い感覚だ。シングルトラックに入ると渋滞が発生したが、
ここでもバイクの乗り降りに手間取ることはなく、むしろ順位を上げることに成功した。
今日はいける。どんどんと気持ちが乗ってくるのを感じる。

しかし長い登りを終え、下りに入るところで早くもトラブルが発生。
なんと前輪がパンク。ピットまで自転車を押して走るが、
下り区間だったこともあり一気にポジションを落としてしまう。
ピットでホイール交換を終えた時には周りに殆ど選手はいない状況。2周目に入る時に60番手。

このままでは完走も厳しい。でも今日は諦めたくなかった。
途中で切られるのであれば、いつもより追い込んだ走りが出来るはずだと自分に言い聞かせた。
前に見える選手はいなくてもペースを落とさずに走り続け、
だんだんとパックで走る選手が前に見えてきた。順調に順位を上げていくことができ、
40番手前半に。気がつけば世界選手権よりもいい位置で走っている。
そのことで更に気持ちがのってくる。まだいける…。

今日はなんとしてでも30番手でレースを終えたい。

完走できるかどうか…。この時はそんなことはどうでも良いと思っていた。
とにかく目の前の選手に追い付き、少しでもポジションを上げること。
それだけに集中していた。身体の調子は非常に良いし、レースを楽しめている。

しかし、トラブルはまたしてもやってきた。なんと二度目のパンク。
今度は後輪。ピットまで距離があるため、無念のDNFとなった。
自転車を押しながら思わず叫んでしまった。何で今日なんだと。
ここ3年程、MTBレースでパンクしたことは一度もなかった。それが今日は二度も。

もともとパンクが多いコースであることは、試走やエリートのレースをみて分かっていた。
しかし、どこか自分には関係ないと思う部分があったのは確かだ。
ここ数年パンクとは無縁だったため、まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。
タイヤのセッティングも快適性を重視して、いつもより低い空気圧に設定していたのも原因だろう。
レースで起きる全ての原因は自分にあるのだ。身体のコンディションだけでなく、
あらゆることを想定して準備しておかなければならなかった。

今回、こんな形でワールドカップ最終戦を終えてしまい、非常に悔しい気持ちに溢れている。
しかし、このワールドカップ最終戦を走ることができて本当に良かったと思う。
パンクするまでの走りは自分でも納得のいくものであったし、30番手、20番手は可能性があった走りが出来たと思う。
ただ結果を残せなかったこと。このことがプロの選手として非常に申し訳なく、重く受け止めなければならない。

フランスに来て2年目。今年は自分にとって厳しいシーズンとなった。
いかに世界で通用するといわれる選手になることが難しいことか。そのことを実感している。
でも、僕にできないことだとも思っていない。U23は4年間。残り3年間で必ずトップ10に入る選手になりたい。
そのためにも来年はまずトップ20で走れる選手になること。
これを目標にして、来シーズンに向けて努力して行こうと思います。

今回のレースで今年のフランスでの活動は終了しました。
沢山の応援とサポートを頂いたことを大変感謝しております。
ありがとうございました。

あとは僕が強くなるだと思っています。
これからも宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR プロトタイプ

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ホイール     SHIMANO XTR
ハンドル SHIMANO PRO シマノプロ
ステム SHIMANO PRO シマノプロ
シートポスト   SHIMANO PRO シマノプロ
シューズ    SHIMANO SH-M315E

フォーク     SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー)

ヘルメット KABUTO(OGK)レジモス スペシャル・チームカラー
グローブ     KABUTO(OGK)

ウエア     Wave One ワンピース

サングラス OAKLEY Racing Jacket

サプリメント  SAVAS(株式会社明治)
ピット イン リキッド・ SAVASスポーツウォーター・パワーアミノ2500。