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14/04/01

沢田選手 ポルトガルUCI3カテゴリー優勝

沢田選手よりポルトガルでの初優勝レポートが届きましたのでお送りします。

大会名:   UCI Class3 Portugal Cap #1-Leiria
開催日:   2014年3月30日
開催場所:  ポルトガル・Leiria
カテゴリー: U23(エリートと混走)
リザルト: 6位(U23では優勝)
天 候:   曇り
コースコンディション: マッド

前回のレースから2週間。しっかりと練習と調整時間をとって臨んだ今シーズン3戦目。
ポルトガルは先週から気温が下がり天候が悪い日が続いている。一度雨の練習で身体が冷え切ってしまい体調を崩しかけたが、なんとか練習量と食事などを調整して風邪などを引くこと無く大会を迎えることができた。レースで最高のパフォーマンスを出すために自転車以外での普段の生活の重要性に改めて気づかされた。特に今は一人暮らしをしているので、自分と真っすぐ向き合うことがとても重要。この2週間はとても良い時間を過ごせたと思う。

前日こそ晴れていて気持ちのいい天気であったが、当日は朝から雨。しかもスタート1時間前には土砂降りの雨で、コースは完全なマッドコンディションに。ほぼ大半がシングルトラックのコースはリズム良く造られており、土質も日本の山にどこか似ていて、走っていてとても楽しいコース。長い登りは一切無くドライコンディションであればハイスピードなレースになったと思うが、今日のマッドコンディションでは登りに費やす時間やハードさは前日とは全く変わっていることが予想された。

タイヤはマッドタイヤで空気圧を1.4気圧まで下げる。オフシーズンに取り組んだシクロクロスのおかげで低圧での走行には慣れているし、泥の路面に対する自信もあった。今日は結果を残す日だと気合いを入れてスタートを待つ。スタート前には雨は止んでいて暑くも寒くもない丁度いい天候になっていた。

一列目からのスタート。コース序盤は泥の影響が殆ど無い下り基調のジープ道で40km以上のスピードが出る。多くの選手が漕ぎの軽さを重視してドライタイヤを履いているため、マッドタイヤの自分には不利なセクション。それでも大きく遅れることはなく10番手前後でシングルトラックに入って行く。そしてここから多くの選手が泥にタイヤをとられる中、自分はタイヤの特性を生かして攻めていき順位を上げることが出来た。8番手でトップも見える位置でレースを進める。身体の調子も良く機材の選択も上手くいったことで、走っていてどんどんと気持ちがのってくるのを感じる。

しかし2周目の後半、人工的なロックセクションで前の選手に詰まってスピードを落として突入してしまったことでバランスを崩し、転倒こそしなかったが大きくタイムロスをしてしまい、
トップ5の選手からは遅れてしまった。しかしせっかく調子良く走れているレースをこんなところで終わらせるわけにはいかない。U23カテゴリーではトップの位置にいることも把握していたので、今シーズン初勝利に向けて再び自分を奮い立たせる。シクロクロスの経験のおかげでバイクの乗り降りの判断や泥の深い路面でのスピードが他の選手より速く、キツいながらも精神的な余裕があるのを感じる。そして得意な泥セクションを使って一気に順位を二つあげることに成功する。

5周目は単独での走行。すでにいつものレース時間である1時間半を超えていて疲労感が大きい。しかしハンガーノック気味になってしまった前回レースの反省を生かして、早めからザバスのピットインリキッドを摂るようにしていたので、身体に余裕はなくなってきているが走る続けることはできている。

そして最終周回。後ろから勢いよく追い上げてきた選手にかわされるが、この選手は後輪がパンクしていたため再び追い抜く。正直もうゴールを目指すことに精一杯の状況で、この選手と競い合わないで済んだことにほっとした自分がいた。

しかしそう簡単には終わらないのが海外でのレースである。すぐに先ほどとは別の選手が背後に迫ってきたのを感じた。しかしこの選手も余裕が無いのか僕の前には出てこず、後ろにぴったりと付いてくる走り。抜かれる心配がないセクションでは脚を休めることに専念し、その間に頭の中で勝負所を組み立てた。そして深い泥のセクションに先頭で入った優位性を生かして一気に踏み込む。そのまま泥の登りでアタックして、差を広げることが出来た。しかしまだまだ油断できないタイム差であったため、本当に最後の最後まで、ゴールまで全力で追い込んだ。

そして6位でフィニッシュ。2時間を超えるマッドレースはとてもハードで、ゴール後は1ミリの余力も残っていなかった。しかしそれだけ追い込んだ会心のレースをすることができて満足感でいっぱいであった。

今回のレースでひとつ残念であったのはUCIポイントを獲得できなかったこと。5位からがポイント圏内であったので、あと少しのところで届かなかった。もちろんそれ以外にもレース序盤に機材トラブルを起こしてしまったことなど細かい反省は多いが、海外のレースでは調子良く走れているときでも後半に順位を落としてしまうことが多い自分にとって、今回のように毎周回順位を上げていくレースをレースができたことは非常に嬉しいし、自分の成長を感じることができた。

そしていよいよワールドカップ開幕まで2週間を切りました。
開幕戦は南アフリカで行なわれます。
残り少ない日々で少しでも成長できるように努力していきます。

これからも応援の程、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR XR9

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ハンドル     SHIMANO PRO
ステム SHIMANO PRO
ペダル      SHIMANO XTR
シューズ       SHIMANO SH-XC90

ヘルメット        KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ     KABUTO(OGK)PRG-3(レッド)

ウエア        Wave One レジェフィット

サングラス        OAKLEY Racing Jacket
         レンズ positive red

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
レース中:SAVASスポーツウォーター 
        ピットインリキッド
    レース後:リカバリーメーカーゼリー


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