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15/08/03

【MTB】CJ-1 白馬大会 沢田選手レポート

大会名: CJ#4 白馬マウンテンバイク大会
開催日:   2015年8月2日
開催場所:  長野県・白馬クロスカントリー競技場
カテゴリー: エリート
リザルト: 2位
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

国内シリーズ第4戦となる白馬大会に参戦してきた。
2週間前の全日本選手権ではU23クラスで優勝し、その時の平均スピードではエリートクラスでも2位のスピードで走ることができていた。そのためエリートクラスで走る今回の国内戦は自分にとって勝負のレースだと位置付け、全日本を終えてからの2週間も集中して過ごしてきた。

コースは一周あたりの獲得標高は少ないものの、ひとつひとつの登りが非常に急勾配であるため、高いパワーを何度も出すことが求められる。ライン取りが重要になるシングルトラックも多く造られていて、スピードが上がるほどミスが出易くなるようなテクニカルでバランスの取れたコースであった。レース中の僕の平均スピードは23.5km/hであったので、非常にハイスピードなコースであったことが分かる。自分としては平均スピードが上がるほどシクロクロスの経験を生かすことが出来るので、このコースは自分に向いていると感じていた。

そして今回レースを難しくしたのは暑さ。35℃は余裕で超えていると思われる酷暑であった。チームのスタッフも熱中症対策として出来ることは全てしてくれたので、あとはレース中に自分が気をつけるしかない。1周ごとに一回以上は身体に水をかけることと、頻繁にSAVASのスポーツウォーターを飲むこと。どれだけ苦しい場面でもこれだけは忘れてはいけない。

一列目からのスタート。少し緊張はしていたが、全日本のときよりも不安はなく、自信が漲っているのを感じていた。全力でスタートダッシュをしたが最初のコーナーで前の選手と少し詰まってしまい7番手ほどの位置と若干出遅れる。だが登りに入ると脚の調子は非常に良いことが分かったので、無理をせずに1人ずつ抜いていく。シングルトラックの下り区間で息を整える余裕もあった。コースの後半で2番手まで上がる。先頭は全日本チャンプの山本幸平選手。余裕はあったので自分が得意な登りセクションで思い切って先頭に立った。すぐに抜き返されてしまったが、集中を切らさずに幸平さんから離れないことに集中する。自然と3位以下の選手との差は広がっていく。幸平さんは登りだけでなく、下りに入るスピード、コーナーに突っ込む速度など全てが速く、シングルトラックを抜けると数秒の差が開いてしまう。ここからゴールまでの残り1kmはアスファルトの平坦区間。ぴったりと付いていくことはそれほど難しくなかったことを考えると、この数秒の差は本当に勿体なかった。幸平さんから6秒差で2周目に入る。

後ろからチームメイトの斉藤亮選手が追い付いてきて、2人のパックとなる。1周目は自分にとってギリギリのペースでの走行であったので、2周目は亮さんのペースについていくことに精一杯で前に出ることができなかった。ここはチームブリヂストンアンカーの意地を見せて、なんとか2人で幸平さんに追い付きたかったが、自分の力が足りなかった。

3周目からは少し余裕が出てきて、自分が速く走れるセクションが分かってきたので、そのセクションを使って勝負を決めるためにレース展開を考える。亮さんには一度も勝ったことが無かったが、今日はいける気がした。レースに100%集中できている。ほんの少しだが余裕もある。2位と3位では同じ敗者であっても、自分にとってここで亮さんに勝って2位を取ることに大きな意味があることは分かっていた。

そして5周目。亮さんが下りでミスをしたので、思わぬチャンスが訪れた。ここはいくしかない。全力でペダルを踏み込む。12秒のタイム差を付けて最終ラップへ。ラスト半周で5秒差まで詰められたが、ここからは自分の得意なセクションであったので落ち着いていた。自分を信じることができていた。ラスト1kmで最後のスパートをして今できる最大限の力を振り絞る。

そしてゴール。幸平さんには2分半の大差を付けられてしまった。しかし自分にとって国内戦での初めての表彰台は、やはりとても嬉しかった。

幸平さんとのタイム差を考えるとまだまだ課題は沢山あるが、今の僕が持っている力は全て出し尽くすことができたレース。今の自分が感じている手応えを大事にし、来月のシーズン最大の目標である世界選手権に向けて、さらに磨きをかけていきたい。

レース中は多くの方に応援して頂き、とても力になりました。
本当にありがとうございました。
これからも応宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

結果
優勝 山本幸平 (TREK FACTORY)
2位 沢田 時 (BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)
3位 斉藤 亮 (BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)


使用機材
バイク       ANCHOR XR9

コンポーネンツ   SHIMANO XTR Di2 M-9000シリーズ
ハンドル     SHIMANO PRO
ステム    SHIMANO PRO
ペダル      SHIMANO XTR
シューズ        SHIMANO SH-XC90

ヘルメット         Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto PRG-3(レッド)

ウエア         Wave One レジェフィット

サングラス         OAKLEY RadarEV
         レンズ PRIZM TRAIL

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
   レース中:SAVASスポーツウォーター 
         レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO グラフィック プルオーバータイプ(ベイズリー)


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斉藤選手と先頭の幸平選手を追う。

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レース後半、単独2位でゴールを目指す。


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エリートカテゴリーで初めての表彰台。