contents

16/02/17

2016年新車自慢:椿 大志(ひろし)

チームプレゼンテーションも終え、ツールドフィリピンに参加するチーム員は慌ただしく海外へと移動します。

2月末からのクロアチア戦を2016開幕とするチーム員もいます。現在、日本で最終調整を続ける椿大志(つばきひろし、と読みます)に、おニューのマシンについて聞いてみました。


        ●

ーーまずはおニューのRS9、どうでしょう?

「硬いレースバイク」だなっていう印象ですね。かなりレーシーな味付けかなと。BBのまわりは、硬いですね。「バンッ!」っていう力を受け止めるだけの剛性があります。

フロントの剛性も上がっているので、下りも突っぱねるかな、とは思ってたんですけど、意外と切れ込みやすかったり。下りも安定してて。なんかまとまってるなーという感じですね。


ーー自分なりのこだわりは?

まずこれ、ガーミンですね。この表示する項目に、その人なりの個性が出るんですね。チームレーサーとして、『自分を表現できる』数少ないパーツですね。

ハンドルは、幅は400mm、コンパクトタイプです。本当はラウンドが好きなんですけど、フレームが硬めなので、ハンドル位置を高くして余裕を持たせたくなっちゃうんで、コンパクトで今年は走るかと思います。

このShimano PLTは若干カーブのRが小さくて、僕としてはPLTシリーズのほうが好きですね。ステムは今100mmですが、たぶん今後伸びるとは思うんですけど。あと、ボク、フランス長いんで、フランス・カブれでブレーキは左前です。

タイヤは基本ブリヂストンのRR2LLです。すごいいいですね、オールラウンドな感じで。パンクも去年、練習で一回だけしたかも。それも確かリム打ちで、石踏んでパンクとかサイドカットとかではないんで。ほんとパンクしないんですよね。走りも軽いし、グリップしますし、すごくいいです。

練習用ホイールはSHIMANO RS-81。決戦用は、デュラエースのホイール3種類、C24、C35かC50です。僕は平坦でもC24を使うんですよね。軽いっていうのと、適度な剛性感が好きなんです。C50みたいな尖った性能のやつより、余裕のある感じのほうが、僕は好きですね。

ーーサドルバッグの中は?

普段は、前後ライト、工具類、タイヤレバーと、チェーン切り。換えチューブは2本です。今まで1本だったんですけど、その1本もパンクして、ニッチもサッチも行かなくなったことがあるんで、それ以来やっぱ2本持ちじゃないとな、と。

ーーポンプは、なんか昭和を感じさせる長いヤツ付いてますけど。

ポンプはやっぱり、フレームポンプじゃないとですね。これはもう6年目ぐらいです。

ーーポンプの口金になんか巻きつけてあります。

あ、ここんところ、ちょっとバカになっちゃってるんで。

ーーバカになっても愛しいと。しかしなぜフレームポンプ?

コンパクトなポケットに入るやつより、高圧まで入りやすいじゃないですか。あと、あの……、ボク、毎年1回、何かしらに襲われる運命なんですよ。

例えば去年のフランス、向かいの家に土佐犬みたいに大きい犬がいるんですよ。毎朝練習出るときに、ウォンウォンって吠えて。なんだよあの犬クソー、なんて思ってたんですけど。フランスの犬って、ほんとにシツケがなってないんですよ。

ある日練習から帰ってきたら、その犬もちょうど散歩から帰ってくる時で、ウォンウォンって手を離れてボクに向かって来たんです。これはヤバいと思ってフロントホイールでサバいてて。マジでどうしようと思ってたら、飼い主が丸太といっても差し支えないぐらいの棒を持ってきて、思いきりバコーン、ってぶん殴って。はやく家に入れ! なんてやってて。

なるほど、フランスではそういう風にも使えるんだと。そのへんもボク、フランス・カブれなんで、やっぱりフレームポンプですかね。