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16/02/20

【ツールドフィリピン2016】 / 第3ステージ---昨年優勝のトマ・ルバ、ついに動く

レース名 : ツール・ド・フィリピン 2016(正式名称: Le Tour de Filipinas 2016)
カテゴリー : UCI アジアツアー 2.2
第3ステージ
開催地 :フィリピン・ダエト〜レガスピ
開催日 : 2016年2月20日(土)
距離 : 200km


All photos: Courtesy of Daebong Kim


ブリヂストン アンカー サイクリングチームのトマ・ルバは、ここぞという時に、その真の力を魅せる男です。

2013年のツールド北海道、登り区間での一発逆転総合優勝。
http://www.cyclowired.jp/news/node/117201


2014年のツール・ド・グアドゥループ、ラスト30kmアタックからのステージ優勝。
http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2014/08/06_1738.html


そして昨年の、このツールドフィリピンでの、最終ステージの逆転総合優勝。
http://cyclist.sanspo.com/170326


チームに所属して5年目。いつでも笑顔を忘れない人当たりの良さと、そしてレースに対する真面目さと実直さ。ロード職人とでもアダ名をつけたくなる彼は、このツールドフィリピン2連覇のために、まずは現時点での最高のコンディションで、このレースに参加しています。

なにせ昨年の優勝者であるため他チームのマークが激しく、なかなか積極的な攻撃を見せられなかったトマですが、このステージ3にて、ついに動きました。

このステージは、200kmを走り、明日の最終ステージの舞台となる『マヨン火山』の麓へと向かいます。

各チームが今日を勝負どころだと考えていたのか、スタートしてすぐ、6名の選手が抜け出し、先頭逃げ集団を作りました。ここに、トマが入っています。

6名できれいにローテーションを組みながら、レース後半まで踏み続け、一時は後続集団に8分もの差をつけます。

その8分もの差がついた時でした。「今日はとにかく大きなチャンス、狙うしかないと思って、早々にアタックした」とするトマを痛恨のパンクが襲います。

慌ててニュートラルカーにホイールを交換してもらい、後から追いついてきたチームカーに、再び決戦用ホイールに交換し、後続集団に追いつかれる前に追撃に入ります。

しかし一人で走るそのトマを、このツールドフィリピンにおける最大の障害『事実上規制なき交通状況』が足止め、もうレースどころの話ではなくなり、後ろからの集団を待つ以外、まともに走れなくなってしまったのでした。しかも途中でリズムを崩したのか、落車も喫しています。

結局、先を行った集団は、差を3分ほどに縮めてのゴール。アンカーチーム員は、後続集団とともにフィニッシュするという結果となりました。もしパンクさせなければ。トマ勝利の可能性は十分にあっただけに、その悔しさも一層です。

「こんなに調子は良かったのに、こんなハプニングが起こるなんて。とにかく悔しいという思いしかない」。

得意の一発逆転を決める予定が、パンクという予想外のメカトラに見舞われましたが、でも、これがレースってものだよケセラセラ。明日の最終ステージに向け、気持ちをさっと切り替えるトマ。その辺りのメンタルコントロールも、さすがロード職人です。

明日の最終ステージは、本日到達したマヨン火山の周りを2周します。現在総合5位の鈴木龍は、どこまで上がっていけるでしょう。さまざま波乱を呼ぶ2016シーズンの開幕レース、ツールドフィリピン。明日がクライマックスです。


明日期待の鈴木龍(写真、左!)

【Result リザルト】
ツールドフィリピン Le Tour de Filipinas / Stageステージ 3
20/02/2016

1 SULZBERGER Wesley Kinan Cycling Team 4:27:55
2 KALMA Guy Attaque Team Gusto +0:02
3 RAVINA Jonipher 7 Eleven-Sava RBP +0:20

12 SUZUKI Ryu/鈴木龍 Bridgestone Anchor Cycling Team +3:10
34 HATSUYAMA Sho/初山翔 Bridgestone Anchor Cycling Team +3:10
40 LEBAS Thomas/トマ・ルバ Bridgestone Anchor Cycling Team +3:20
42 MONIER Damien/ダミアン・モニエ Bridgestone Anchor Cycling Team +3:20
44 UCHIMA Kohei/内間康平 Bridgestone Anchor Cycling Team +3:20

[General Classification 総合成績@Stage 3]
1 ZEMLYAKOV Oleg Vino 4ever SKO 13:43:22
2 GIDICH Yevgeniy Vino 4ever SKO +0:19
3 EWART Jesse 7 Eleven-Sava RBP +0:22

5 SUZUKI Ryu/鈴木龍 +1:25
11 UCHIMA Kohei/内間康平 +2:17
25 HATSUYAMA Sho/初山翔 +10:08
28 LEBAS Thomas/トマ・ルバ +10:17
34 MONIER Damien/ダミアン・モニエ +10:18

[Team チーム成績@Stage 3]
1 Vino 4ever SKO 41:13:59
2 7 Eleven-Sava RBP +5:16
3 Terengganu Cycling Team +5:58
4 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム +9:57