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16/05/14

【横浜トライアスロン2016】上田藍選手、表彰台に返り咲く

大会名:ITU世界トライアスロンシリーズ 横浜大会2016
日付:2016年5月14日(土)
開催地:日本/神奈川県横浜市
距離:スイム1.5km、バイク40km、ラン10km

今年も横浜に、世界トライアスロンがやって来ました。5月14日(土)、ITU世界トライアスロンシリーズ 横浜大会の開催です。



ブリヂストン アンカーがバイクのサポートを行う、現在日本最強とも言える上田藍選手(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)。世界強豪が集う世界レベルのオリンピック・ディスタンスである横浜大会では昨年、上田選手は無念の13位。リオ五輪出場への選考に向け、昨年後半から上がり調子にある機運の元、今年は表彰台を取り戻したいところです。



昨年の雨模様とは真逆に、今年は青空に恵まれた横浜トライアスロン。晴天に強い上田選手の活躍に期待がかかります。バイクからの加速と攻めのランで、後半追い上げるスタイルの上田選手。



スイムはトップから30秒遅れとファンをヤキモキさせましたが、それも彼女の計算のうち。今回のキーパーソンであると後に語った、オーストラリアのアシュレー・ジェントル選手とほぼ同タイムでスイムを上がり、共にトップ集団を狙います。



その追い上げはめざましく、バイクの周回に入って2分近く開いていた差は見る見る縮まり、上田選手とジェントル選手は、あっという間にトップ集団に入り、上田さんは積極的にコントロールを始めます。

「3週目で追いつけたというのは、プラン通りです。去年追いついたのは後半で、ランでは脚がなかったので、今回は早めに追いつき、落ち着いてトップ集団の良い位置につけながら、体力を回復してランに持ち込めましたね」



今シーズン初頭から、アンカーの新作レーシングロードバイクRS9に乗り換えた上田選手。コーナリングがまれに見るほど多い横浜のコースでの印象を、こう語ります。



「重心が下がっているので、コーナリングも安定して回れてロスがなくなったので、コーナリングからの加速がスムーズになりました。集団に追いつきやすく、ランに向けての脚が残せました」



そしてランにトップで入った上田選手。その後ろから優勝候補だったグウェン・ジョーゲンセン選手が、一気に前に出て、上田選手2位以下を引き離します。そこにジェントル選手と2位争いをしながらも食らいついた上田選手ですが、ジョーゲンセン選手は独走態勢に。2位獲得に向け、ジェントル選手とランの一騎打ちとなります。



「5kmまでは余力があったんですが、それ以降は消耗していく感じでした。コーチから『一旦止めて、最後のスプリントで仕掛けろ』という指示が出て、スプリント勝負で仕掛けようと思ったところで仕掛けられ、「ああ、それぐらい脚が残ってたのね」って思いました。それはあんまり言いたくないんですけど(笑)。



最後のスプリントで競り負け、結果3位となった上田選手。充実した走りを見せ、表彰台を獲得できたことに、ちょっとホッとしています、と語ります。



「課題が見つかりつつ、表彰台に登れた充実感というのもあります。このレースで3位に入れたのは、私の中では手応えになりました。リオでも、同じ色以上のメダルを獲ることを夢見て、今夜は寝ます」



事実上、世界最高峰の大会の一つである、この横浜大会で、しかもこのリオ五輪の直前の時期に表彰台に登ったというのは、あるいは、上田選手の夢が正夢になる予兆かもしれません。



リオ五輪に出場する女子日本代表選手は、2016年5月19日に発表となります。


【リザルト】
1 グウェン・ジョーゲンセン(アメリカ) 1:56:02
2 アシュリー・ジェントル(オーストラリア)1:57:20
3 上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)1:57:25
4 アンドレア・ヒューイット(ニュージーランド)1:57:33
5 シャーロット・マクシェイン(オーストラリア)1:57:34