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16/06/04

【2016 ツアーオブジャパン】07 伊豆ステージ チーム総合3位に浮上 

レース名:ツアーオブジャパン 2016 第7ステージ 伊豆
日付:2016年6月4日(土)
開催地:日本サイクルスポーツセンター周回コース12.2㎞ x 10周
距離122.0㎞



繰り返すアップダウン。走りやすい滑らかなアスファルト路面。ツアーオブジャパン第7ステージは、2020東京五輪・トラック/MTB競技が開催される静岡県伊豆・修善寺《日本サイクルスポーツセンター》が会場です。連日の7日目、選手の疲労も相当ですが、上りと下りが繰り返すコースは、選手の地脚を試されるパワーコースでもあります。

例えば2014年のTOJ、内間康平はこの伊豆ステージにてラップアウト、DNFとなり、次の日の東京ステージを観戦しながら「オレはここに散歩に来たんじゃない」と強く思ったそうです。



昨年よりも多い2万人もの来場者のなか、レーススタート。直後から飛び出す外国チーム選手2名、それにつられてかペースの速いスタート。1周めから速いペースでレースは進み2周め、ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)からはダミアン・モニエを含む3名の選手が抜け出します。



ここから3名はペースを落とさず、追走集団もそれに準ずる形でハイペース、縦に流れ始めスピードに乗りきれなかったライダーを振り落としつつ、30名ほどの集団となっていきます。



レース中盤、マッサーの安見が慌ただしく動きます。このままのペースでは、後方に流れた選手たちがラップアウトになるかも、と。



BGTチーム選手すべての先頭とのタイム差をノートに細かく記し、ペースの目安を無線で伝えます。今年は無線使用が可能となったTOJ、こういった客観的な情報伝達が、現在ロードレースの動きの要となっています。おととしのあの姿はもう見たくない、と安見は言います。



レース後半、追走集団は15名ほどに絞られます。この中にはトマ・ルバ、初山翔の2名が残っています。ゴール前に先頭を着実に捉えるため、決して余力以上には先頭を離さない。力に満ちたライダーが、それでもまた1人、後ろに下がります。



ダミアンを含む先頭3名のペースは落ちません。後半の数週、ダミアンはもう、補給の水すら取らず、とにかくペダルを踏み続けます。

「今日はとにかく、(先頭3名にいた)イラン人ライダーが強かった。彼についていくので必死だった。もうほかに何をすることもできなかった」

レース後にそう語るダミアンを含む3名は最終周回にて後続が吸収。そのままスピードを上げていきながら、登りのゴール。これを得意とする日本人ライダー、新城幸也選手(ランプレ・メリダ)が最後、ゴール直前600m、下りからの力強い立ち漕ぎでグンと伸びます。



優勝を確信して、大きくポーズを取りながらゴールします。待ち望んでいた日本人、新城選手の優勝に会場は湧きます。大腿骨骨折から3ヶ月、このパワーレースに最後まで機会を待ち耐え切り、満を持して絶妙のタイミングでのアタック。新城選手が世界で見に付けた勝負強さ、ここでそれを発揮しました。



新城選手を逃した中に、トマ・ルバもいました。 今季、とても力強いレースを見せるトマですが、どうもそれを発揮しきれません。

「4人がボクより強かっただけだよ。それで5位。それがレースだよ。それだけだ」とトマ。「ノーリグレット。後悔はないよ」クールに語ります。この言葉が今日のチームを物語ります。チームは力の限り走りました。初山はゴール後倒れこみました。



明日は最終ステージ、東京ステージです。ここまでのいい走りがなかなか個人の数字につながらないBGTですが、チーム総合成績は、首位のイラン・タブリーズ シャハルダリと4分43秒差で3位に上がっています。 昨年のBGTチーム総合は2位。現在2位のイラン・ピシュガマン サイクリングチームとのタイム差は約1分。なんとかチームの底力を、東京で。



【リザルト】
ツアーオブジャパン 第7ステージ 伊豆
開催日:6月4日(土)
距離: 122.0㎞

1 新城幸也(ランプレ・メリダ)3:27:00
2 キャメロン・バイリー(アタック・チームガスト)+0:02
3 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0:05

5 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:05
16 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:57
54 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+17:51
64 井上和郎(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+17:51

BGT チーム総合成績 3位 +4:43