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16/11/14

【MTB CJ最終戦 下関大会】沢田5連勝、チームランキングも1位でシーズンを終える


(中央左:平野星矢、中央右:沢田時)


2016シーズンの序盤、世界選手権にて骨折、無念の2ヶ月を過ごしたMTBチームライダーの沢田時。9月の完全復活から、怒涛の5連勝を成し遂げ、シリーズチャンピオンを獲得しています。

そして今大会ではパンクにより、7位となった平野星矢の活躍も加え、チームランキングもトップを獲得いたしました。

ブリヂストン アンカー サイクリングチームファンのみなさまのご声援、チームスポンサー/サプライヤーの方の暖かな気持ちに、平野、沢田の走りを大きく後押ししていただき、今シーズン、MTBチームも輝かしい勝利報告ができました。心より感謝いたします。

沢田からのレポートです。

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大会名:      Coupe De Japon #8 下関大会
開催日:   2016年11月13日
開催場所:  山口県 下関市 深坂自然の森
カテゴリー: エリート男子
リザルト:    優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ


いよいよ迎えたMTBシーズン最終戦。
9月の白馬での復帰戦から4連勝したことで既にシリーズチャンピオンは確定しているが、この最終戦ももちろん優勝して締めくくり、チームランキングでも1位を確定させることが目標であった。
 
10月の富士見大会を終えてから3週連続でシクロクロスのレースをこなして臨んだ今大会。
体調の面では問題ないが、これまでシクロクロスの合間にMTBのレースをこなすという経験がなかったため、久しぶりのMTBレースで身体がどのように動くか少し不安であった。
 


(沢田時)


シクロクロスでオフロードを走るにはMTBよりも繊細なバイクコントロールが必要で、勢いだけの機材任せの走りをすれば即座にバイクトラブルが起きるか、制御不能となって転倒してしまう。そのため自分の場合はシクロクロスに慣れすぎるとMTBでの下りのスピードが落ちてしまうことが多い。バイクの扱いが慎重になりすぎてしまうためだ。

富士見大会後もMTBでの練習はしていたものの、3週連続でレースをこなしたことで身体の感覚はシクロクロスモードになっていることを感じていた。
そのため前日の試走ではMTBの感覚を取り戻すためにいつもよりも長めにコースを走り込んだ。ホテルに帰ってからもシマノカメラで撮影した映像を見ながらコースを暗記し、レースのイメージを膨らませながら万全の準備を整えた。

コースの8割はシングルトラックで構成されていて、アップダウンのリズムも良いので走っていて非常に楽しい。しかし抜きどころが少ないのでスタートからの位置取りが非常に重要になってくる。必ず最初のシングルトラックに先頭で入るために作戦を立てていた。
 


(前:沢田時、後:平林選手)


一列目からスタート。号砲と同時にまずは落ち着いてペダルをはめながら2番手の位置を狙って動く。シングルに入るまでは道幅のあるアスファルトの上り坂であるが、向かい風が吹いている上に距離が長いので、登り始めから先頭に立つと脚が保たないと考えていた。
調子の良さそうな平林安里選手(SPECIALIZED RACING JAPAN)の後ろにつき、シングルの入り口が見えてきたあたりで一気に後ろからまくって先頭に立つ。イメージ通りの完璧のスタートを切ってシングルトラックに入ることができた。
 
先頭を走っていることの優位を生かして緩急をつけた走りをしながら後続の選手を切り離す。
僕の後ろに付いてきているのは平林選手のみ。彼の調子が良いことは分かっていたので予想通りだ。同じくマッチレースであった白馬と妙高大会のときは登りでペースを上げると離すことができたが、今回はシングルトラックの登りでもピッタリと付いてくる。平林選手がミスをしたタイミングでペースを上げてみたが、すぐに追いついてきた。今日は手強い相手になるぞと覚悟した。
 


(平野星矢)


一周を終えて完全に二人で抜け出す展開。アスファルトの登りは向かい風が強いので後ろにつけて脚を溜める。スタートの時と同様に登り終わりで一気に後ろから追い抜いてシングルに入った。10秒ほどの差がついたのでこのまま逃げ切れるかと思ったが、予想以上に平林選手のシングルトラックでの下りが速くて、コース中盤でまた追いつかれてしまった。
 


(平野星矢)


3周目も同じような展開で、アスファルトの登り終わりで引き離すものの、シングルトラックで徐々に差を詰められる。このままでは勝てないので4周目はアスファルトの登り始めからアタック。先ほどの周回よりも大きなタイム差を得てシングルに入る。
徐々に差は詰められるものの、追いつかれることはなくなった。レースは残り3周回。ここで勝負を決めるために再びペースを上げようと思っていたタイミングで思わぬチャンスが訪れる。平林選手がメカトラブルでストップし、一気に1分近いリードを得てラスト3周に入った。
 


(沢田時)


しかし今度は自分のペースが上がらない。思わぬ形でリードを得たので少し集中力が切れてしまったのか、あるいはシクロクロスのレース時間がMTBよりも短い1時間であることが影響しているのか。5周目は前半のラップタイムよりも30秒以上遅く、平林選手とのタイム差も30秒を切ってきて再び油断のできない展開になってしまった。
 
トラブルのあった相手に逆転で負けるのは絶対に嫌だ。なんとしてでも勝ちたい。6周目は再び踏み直してタイム差をキープ。最終周回はタイム差を詰められたものの、17秒差でなんとか逃げ切ることができた。そしてずっと目標にしていた復帰からの5連勝を達成することができた。



これまでの5戦の中でも最もパワーは出ていて体調は良かったが、これまでで最も勝つことに苦労したレースであった。レースを振り返れば自分の課題は明確であるし、平林選手から見習いたいところは沢山ある。来シーズンに向けて速くなるためのヒントを最終戦で得ることができたのは非常に嬉しい。とても良いモチベーションも持ってこの冬を過ごすことができそうだ。
 
そして既に頭の中はシクロクロスのことでいっぱいです。一ヶ月後の全日本選手権。
これを終えるまではまだまだ心も体もオフモードに入ることはできません。
まずは今週末から始まるUCIレースの連戦を頑張りたいと思います。
 

今後とも応援のほど宜しくお願い致します。
 
BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時
 

【レースリザルト】

*男子エリート 7周回
1 沢田 時 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム 1:34:47.82
2 平林 安里 SPECIALIZED RACING JAPAN 1:35:04.95
3 恩田 祐一 BH SR SUNTOUR 1:38:47.41
7 平野星矢 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム


*2016年Coupe du Japon総合優勝
沢田時 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム

*2016年 チーム総合優勝
ブリヂストン アンカー サイクリングチーム


【沢田時 使用機材】

バイク      ANCHOR XR9(http://www.anchor-bikes.com/bikes/xr9.html)
 
コンポーネンツ  SHIMANO XTR Di2
 
フォーク     SF16-AXON werx RLRC 15QLC2-Ti-CTS-27. 
 
シューズ      SHIMANO  SH-XC90
 
ヘルメット         Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ     Kabuto  PRG-5(イエロー)
 
ウエア       Wave One レジェフィットプロ
         
サングラス        OAKLEY Jawbreaker(PRIZM TRAIL)
        
サプリメント    SAVAS(株式会社明治)
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
                   レース中:SAVAS VAAM 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー
 
ヘッドバンド   HALO グラフィック プルオーバータイプ(Polka dot Black)