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17/03/29

【鈴木龍に聞きました:シーズン初頭、好調の理由】


鈴木龍が好調です。シーズン初頭のレース、ツール・ド・フィリピンでは2度のステージ3位を獲得し、クロアチア連戦では毎回ゴールスプリントに絡む走りを見せました。冬場のトレーニングでの焦点の絞り方が、たしかに的を得たというところでしょう。

荒々しいレース群でもゴールスプリントに絡める走りを身につけた鈴木。スプリンターとしての野性的な位置獲りの感性を、日本のレースでも見せて欲しいものです。鈴木に話を聞きました。

All photos by : Daebong Kim



ーーツール・ド・フィリピンを振り返って

昨シーズンをツール・ド・おきなわで終えた後、3週間ぐらいのオフがありました。シクロクロスにも参戦。自転車でのトレーニングを始めていました。

一番最初のレースとなるツール・ド・フィリピンをいい形で迎えられるように、冬場のトレーニングをしっかり積み、沖縄ではナショナルチームの合宿とチームの合宿に参加しました。ここでいいトレーニングが積め、それなりに自信もありました。

そして本当のシーズン最初のレース、フィリピンでの第1ステージで、逃げ切って3位に。これで冬場の練習が身になったのを実感できました。

去年のツールドフィリピンは総合6位。去年の経験から、第1ステージでの動きが総合成績に大きく関わるのがわかっていました。なので、レース直前の練習も、この第1ステージでフルスロットルで入れるように、自分なりに持っていきました。それが活きたんだと思っています。

総合優勝はできませんでしたが、結果総合5位、ステージ3位を2回というのは、まずますの滑り出しでしたね。

ーークロアチアでは

クロアチアは、ワンデーレースを2つとステージレース1つを走ったんですが、集団の動きに気をつける必要があるレースでした。集団の人数が多く、その走りも危険なことが多いんです。

僕はベルギーで走っていたことがあるんですが、東欧のクロアチアのレースとは違う印象ですね。ベルギーやフランスでのレースは、もっとスピード域は高いですが、集団も長く一列になることが多い。

その状況は、後ろの選手にはキツくなるんですが、安全という意味では、前の選手が転ばない限り安全なんです。でもクロアチアでは、集団が大きな塊になって、しかも速い速度で荒々しく進んでいくイメージです。そのため落車も毎年多いようで、今年は大久保(陣)さん、堀(孝明)が巻き込まれたりしました。

上位に入ることが難しいレースでしたが、去年よりいい感触は得られました。ただここで勝つ選手は、数年にはワールドツアーのチームに加入することも多いので、そういった力のある選手と真っ向勝負できかったのが、残念なところでしたね。

ーーツール・ド・とちぎに向けて

僕は以前、栃木のチーム《那須ブラーゼン》に所属していたので、栃木は第二の故郷とも呼べるところです。応援してくれる方もたくさんいらっしゃいますので、第一回開催というステータスもふくめ、是が非でも優勝したいですね。応援、よろしくお願いいたします。