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17/05/04

【世界を目指すパラサイクリスト】川本選手、藤井選手、相園選手を訪ねる


(中:川本翔大選手、右:藤井美穂選手)


4月中旬 に伊豆修善寺・サイクルスポーツセンターを基点に行われていた、パラサイクリング連盟の合宿を訪ねました。ブリヂストン アンカー サイクリングチームと、世界を目指すという志を同じくし、そして同じくブリヂストン アンカーのバイクに乗る3名のパラサイクリング選手、川本翔大選手、藤井美穂選手、そして相園健太郎選手に会うためです。



(左から、川本翔大選手、相園健太郎選手、藤井美穂選手)


去る3月2日、3日に、アメリカ/ロサンゼルスで行われた2017パラサイクリング世界選手権トラック大会。ここでブリヂストン アンカーのトラックフレームに乗った彼ら選手は、

・MC2 1km個人タイムトライアルで相園健太郎選手が2位の銀メダルを獲得
・MC2 3km個人パーシュートで、川本翔大選手が、予選を日本新記録を通過し3位で銅メダルを獲得


(川本選手、UCI Facebookより)

と活躍しました。2017パラサイクリングトラック世界選手権、リザルトは、こちらでご確認ください。
http://www.jpcfweb.com/result170309.html


川本選手と藤井選手には、先にも話を伺ったのですが、

【世界を目指す】パラサイクリング 石井選手、川本選手、藤井選手
http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2017/03/02_0825.html

相園選手に会うのは初めてです。その右手脚に、出生時の脳内出血に起因する運動機能障害がある、現在22才の相園選手。現在までの道筋を、ざっと聞きました。



(右:相園選手)


「パラサイクリング競技は大学に入ったときに始め、大学の4年間を続けていま5年目ですね。始めたきっかけは、高校生の時に友人がロードバイクで走っているのを見て、カッコいいなと思ったのがひとつ、そしてロンドン五輪で藤田マサキ選手がメダルを獲ったという記事を新聞で読んだことがひとつ、です。

パラリンピックにも自転車競技があるんだ、ということを知り、大学に入ったら、自転車を始めて、ゆくゆくはパラサイクリング競技をしてみたいなと思いました」。



(相園選手)


じわじわとパラサイクリングで頭角を現し始めた相園選手、大学4年間の間に、スイスでのロード競技ワールドカップに、そしてアジア選手権にも出場します。

「国際大会の雰囲気に飲まれて、ではないですが、なんか舞い上がって、成績は出せなかった感じです。個人TTでは最下位、なんていう成績もありましたし(笑)」

とのことですが、その大学生活を締めくくる最後の国際大会、トラック世界選では、1km個人スプリントで2位、銀メダルを獲得します。

「世界選手権といった大規模な大会でしたので、すごく緊張しました。レース自体では、自己ベストが出せなかったのが悔しかったんですけど、『結果が全てだよ』って言ってもらえたので、まあ嬉しかったですね。それに、自己ベストを出せばもっと上に行ける、それが今後のモチベーションにもなりましたしね」


(UCI Facebookより)


今年大学を卒業した相園選手は、JOCトップアスリ-ト就職支援ナビゲ-ション「アスナビ」を通じ、全日本空輸に就職しました。 くわしくは、こちらのプレスリリースを。
https://www.ana.co.jp/group/pr/201610/20161003-2.html


社会人となり1年目。そしてブリヂストン アンカーに乗るアスリートとしても1年目。その相園選手、彼が乗る短距離用トラックフレーム、TR9の乗り味を聞きました。

『「直線番長」とでも呼びたいぐらい、スピードに乗ったらすごく速いんですね。これまで乗っていたフレームは、コーナーで倒し込むときにクセがあったんですが、TR9は、シャキシャキっという感じで、コーナーでも狙ったラインどおりに進み、さらにぐんぐんスピードが伸びていく感じがします」

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一方、川本選手、 藤井選手は中距離用のTM8に乗ります。


(左:藤井選手、右:川本選手)


(川本選手)


ロサンゼルスでの世界選にTM8で出場し、メダルを獲った川本選手は、そのレース運びをこう振り返ります。

「1kmTTは、自己ベストが出せなかったんですが、3kmTTでは予選を自己ベストで通過して、3位決定戦で3位になったという感じでした。とにかくメダルを取りたいという気持ちが大きかったんで、良かったなと思っています。これでまた、新しいスタートが切れたという感じです」



そして藤井選手は、TM8に乗った感想をこう表現します。

「TM8は、前に乗っていたものと比べて、すごく軽いんです。走ったときに、ぜんぜん違う乗り物だなと思いました。何ていうか、うわーとか、うひょーとか、乗っているとそんなふうに声が出ちゃったんですね。自転車の乗り味とかって、そんなにうまく言い表せないんですが、とにかく、これイイ!って思いました。伝わります?(笑)

それに、ブリヂストンに乗っているときは、前にのっていたフレームと比べて、肩に力が入っていない、と言われました。私に合ってるんだと思います。あとは結果を残すだけですね(笑)」


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(藤井選手)


彼ら3選手は、3月までトラック世界選手権に向けたトラック中心の練習を重ねていましたが、4月のこの合宿から、ロード競技に切り替えていくそうです。基礎体力を上げるのはもちろん、自転車そのものを楽しむという感覚を身につけるのが目的といいます。

そして彼らが乗るロードフレームは、ブリヂストン アンカー・RS9。まずはこの合宿で、ポジション出しやカラダになじませることから始めていました。



(川本選手)


彼らが次に出場する主要なレースは、5月12〜13日に宮城県で行われるトラックの全日本選手権。なお、BGTチームからもこのトラック全日本選手権に、一丸尚伍と近谷涼が出場します。

トラック競技という世界を見据えた舞台で、ブリヂストン アンカーに乗って世界を目指す選手たちの活躍を、こちらでも報告していきます。