contents

17/12/28

【ルックバックBGT2017】メカニック・中山直紀「選手たちがレース毎に強くなっていっているのを間近で見れたのは、本当に楽しかったです」


2017/6/4 ツール・ド・熊野 photo: M.Shimizu


ブリヂストン アンカー サイクリングチームのメカニックの中山直紀は、今年もバイクを完璧な状態にすることで、選手の命を守り続けてきました。

軽口も叩かず(苦手です)、冗談も言わず(苦手です)、聞こえるぐらいの声で何かしら文句言いながら、ロードチームのバイクを一台一台仕上げてきました。

【ルックバックBGT2017】、曇りメガネがトレードマークの中山メカニックが今年を振り返ります。中山も、今年でチームを去ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



2017/6/24 全日本選手権ロードレース前日 photo: K.Tsuji


*2017シーズン、心に残ったできごと

やはり私としましては全日本選手権ロードレースとタイムトライアルです。

これまでの3年間のキャリアのなかでも、今年の全日本選手権は特別でした。
チームとして、最重要レースというのはもちろん、ディフェンディングチャンピオンとして迎える全日本選手権は、昨年Wタイトルを成し遂げた時以上の緊張感がチーム内にありました。



2017/6/24 全日本選手権タイムトライアル photo: K.Tsuji


タイムトライアルでは、昨年と違いチームカーで西薗選手の後ろをサポートし、また見守りながら、同じ時間共にレースをしたと感じました。

西薗選手が無事にゴールラインを通過し、優勝のアナウンスをラジオツールで聞いた時に監督と涙を流して喜び合えたのはこれからも忘れることはできないと思います。

西薗選手がこのタイトルを取るためにどれほどの努力をしてきたか間近で見て、知っていただけに本当に嬉しかったです。



2017/6/24 全日本選手権ロードレース前日 photo: K.Tsuji


ロードレースもまた、同じです。初山選手がオフからこの全日本選手権に向けて努力しているのを見ていましたし、確実に強くなっていました。ロードレースは『水モノ』という要素が強い中、勝つ可能性を少しでも上げるために練習やレースに取り組んでいました。

そんな中で悲劇としか言いようがないことがレース開始直後に起きてしまいました。
アシストの選手含め、積極動いた中で起きてしまった事故だと思いますし、誰を責めることも出来ないと思っています。

でも、そんな中で残された鈴木選手たちは、可能な限り勝利を求めて懸命に走ってくれました。

チームとして、満足な結果は得られませんでしたが、納得出来る走りだったと思いますし、同じ時間を共有出来たことを誇りに思っています。



2017/9/8 ツール・ド・北海道 photo: M.Shimizu


*2017シーズンのチームを振り返って

今シーズンのチームは本当に楽しいチームでした。選手同士も仲が良く、良い雰囲気のチームだったと思います。
年長の選手が若手選手にアドバイスをし、それを受けて若手選手たちが伸び伸びとレースしていると感じました。
お互いが言いたい事が言える良いチームだったと思います。

また、年間を通して選手たちがレース毎に強くなっていっているのを間近で見れたのは、本当に楽しかったです。
また、水谷監督、安見マッサーと協力しながら、一緒に仕事ができたことは幸せなことであったと改めて思うところです。



2017/11/10 ツール・ド・おきなわ photo:M.Shimizu


メッセージ

メカニックとして、懸命に努力している選手たちと一年を通して同じ時間を共有出来たことは、私にとって本当に幸せなことでした。
レースの現場では、本当に色々な事が起こりますが、最後に笑っていられるのは、監督、マッサー、選手のおかげだと思います。
改めてまして、本当にありがとう。楽しかった。

最後になりますが、全てはブリヂストンサイクルを含め、スポンサーの皆様の協力のおかげです。
レース担当、設計開発、関係各所の皆様、またファンの皆様、本当にありがとうございました。

ブリヂストンアンカーサイクリングチーム
メカニック
中山 直紀



2017/2/21 ツール・ド・フィリピン photo: D.Kim


2017/10/21 ジャパンカップ前夜