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18/06/08

【ツール・ド・熊野2018】ステージ03/最後のアタックにかけた窪木、6位に

レース名:ツール・ド・熊野2018
開催日:2018年5月31〜6月3日(プロローグ+全3ステージ)
開催地:和歌山県・三重県/熊野地域
チームブリヂストンサイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU

*6/3 104.3km 第3ステージ(最終) 太地半島

ツール・ド・熊野 最終第3ステージ、チャンスを狙い続けた窪木一茂がラスト1周で飛び出し表彰台を狙いましたが、届かず。6位の結果となりました。



マグロの良港と言われる紀州勝浦、そのそばの太地(たいじ)半島を舞台とする第3ステージ。

船腹に「RESEARCH(調査)」と書かれた元捕鯨船、『太地町立くじらの博物館』のモニュメントそばをスタート・ゴールとします。

余談ですが、『太地町でのイルカ漁業に対する和歌山県の公式見解』という和歌山県による公式発表文章があります。興味深い内容です。なおレーススタート・ゴール横の食堂では、くじらの串揚げなどのくじら料理を振る舞っていました。



ヤシの木沿いも巡る1周10.5kmの周回コース、これを9周します。コース最高地点であるKOM(山岳王)ポイントも、高低差60mほどとわりとすぐそこなのですが、コース全体で繰り返すアップダウンが高いレーススピードとなって選手の体力を削ぎ落とすでしょう。



うねる路面のモメンタム=加速度をうまく利用できる選手が上位に残り続けます。美しい色の海を眺めながらKOM(山岳王)ポイントへ登ります。



レース序盤を通して続いたアタックの応酬が収まり、決まった先頭集団に窪木がいます。



(窪木)


(窪木)



(堀)

「カラダは動いたんですが、窪木さんを先頭に一人にしてしまったのが自分としては。。。先頭グループの中に1人というのは、どうあがいてもキツいですから」(堀)



(石橋)

「ここは自分の苦手なコースでもあるんですが、でも今日は多くのアタックが掛かり、そのどれかに乗っていこうと思っていましたが、一回、二回の飛び出しのあとに位置を下げてしまって。そこから上がるのに苦しい思いをしました。

前の集団は行ってしまい、窪木さん一人しかいないのはわかっていて、後半何度かアタックをして前に追いつこうとしましたが、難しかったです。窪木さんのサポートもできなかったなという感じでした」(石橋)


レース中盤、残り3周で先頭23名ほどの集団となります。窪木は先頭集団の中、チームから1人で居残り続けます。



最終周回を前に、大久保陣、原田裕成、近谷亮の3選手は、高まったレーススピードを前にDNFとなりました。

「厳しいコースと言われており、実際そのとおりでした。なんとか気持ちをつないで走りましたが、完走直前で降りることになりました。悔しかったです」(近谷)



(近谷)


先頭を走るトマ・ルバ選手(KIN)と佐野淳哉選手(MTR)の2選手が、逃げながらも互いに攻防を繰り返し、その2人を追うチェン・キンロ選手(HKS)。この3名を集団が追う形が続いていました。

そして、残り1周で、窪木が突如、飛び出します。



(窪木)


下の2時間44分あたりの映像から残り1周、20分ほどの最終攻防を、振り返りライブ配信からぜひ御覧ください。



結果、窪木は3位のキンロ選手に追いつくことなく、ゴール前で集団に吸収されました。ステージリザルトは6位。



「最後の走りはよく覚えていないです。声援が聞こえ体が動きました。動きは良かったですね」(窪木)



「今日のラスト1周、窪木のアタックは、自らチャンスを掴むために動きました。その動きが勝利を引き寄せます。チーム力はまだまだですが、窪木としてはいい動きだったと感じています」(六峰監督)



「今日は勝てると思ったんだけどなー」と、悔しいながらも、チーム員へ陽気に語りかけた窪木。この切り替えの速さが強さの秘訣でもあります。



この最終ステージの完走は36選手、最初をスタートした人数の3分の1ほどのサバイバルレースとなった今年のツール・ド・熊野。飯島総監督はレースをこう振り返ります。

「目標とした結果は上げられませんでしたが、第2ステージでの石橋の追い上げ、最終日の窪木の飛び出しなど、選手たちに今までなかった走りが見られました。

レース中に自身の限界を突破することが、成長に繋がり、ひいては結果に繋がります。この勢いで次週のJBCF那須、そして全日本選手権へと臨みます」



6月の第4週末に日程が定められる各国選手権。全日本選手権ロードレースは2018年6月24日(日)に島根県益田市にて行われます。

その表彰台の頂点を奪取に向け加速を始めたBGT、チーム ブリヂストン サイクリング。皆さまの熱いご声援、「漕げブリヂストン!」の声を、心よりお願いいたします。



【リザルト】 *6/3 104.3km 第3ステージ(最終) 太地半島

1 佐野淳哉(MTR マトリックスパワータグ)2:35:39
2 トマ・ルバ(KIN キナンサイクリングチーム)+0:02
3 チェン・キンロ(HKS HKSプロサイクリングチーム +0:12
6 窪木一茂(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+0:24
28 石橋学(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+2:58
36 堀孝明(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+5:33
-- 近谷涼(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 原田裕成(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 大久保陣(BGT チームブリヂストンサイクリング)DNF

【個人総合成績】

1 マーク・デマール(UKO チーム右京)5:22:47
2 ベンジャミン・ダイボール(STG)+0:18
3 ベンジャミン・プラデス(UKO チーム右京)+0:35
14 石橋学(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+5:01
17 窪木一茂(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+7:24
36 堀孝明(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+20:40