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18/06/26

【2018全日本選手権ロードレース】窪木の13位がチーム最上位


(石橋)

レース名:第87回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース
開催日:2018年6月24日
開催地:島根県益田市種・北仙道周回コース
距離: 14.2km x 15周 =213km

2018年の全日本チャンピオンを決める大会、全日本選手権が6月24日に行われました。
チーム ブリヂストン サイクリングは石橋学が勝利に向かったものの力尽き、
窪木一茂の13位が最上位でした。



(窪木)


自転車競技の世界では全日本選手権を制するのには大きな意味があります。
特に大きいのは勝者はその国で一番強いライダーである証、
ナショナル チャンピオン ジャージを1年間着られること。
世界舞台ではこのジャージこそが大切であると海外を経験した選手は口にします。



コースのプロフィールは大まかに4回の上り下りがあるコース。
参加した1700名のボランティアが安全に万全を尽くしていました。
1周14.2kmを15周回する213㎞。獲得総標高は4000mほどになるコース、
体力を削ぎ落とすレースとなりました。




(原田)


このレースを振り返って最も大きな局面となったのは、
実はスタート直後の1周目でした。
1周目、100名ほどの参加者が2つに別れます。
35名の先方集団と1分ほど開いた後方集団。
チーム ブリヂストンからは、石橋学、大久保陣、堀孝明、原田裕成の4名が先頭に乗りました。



(大久保)


これだけ選手の数が多ければ「脚を戻しながら(先頭交代で疲労を回復させながら)」逃げ続けられるといいます。
しかし後方集団は200kmを超える長距離にひるんだか、
そのままゆっくりとしたペースで周回タイムを刻みます。

先頭集団32名、追走4名、後方集団80名教ほど。
この先頭と後方集団とのタイム差は最大8分ほどまで開きます。
残り6周回、先頭集団はペースを上げます。
中でも石橋は率先してペースを上げ、集団の人数を絞り始めました。



(左:大久保、右:石橋)


「今日は攻めました。逃げの人数も多かったので、これは絞ろうと思いました。
途中まではいい感じで進んでいきましたが、
ペースを上げたことでチームメイトも潰れて失ってしまい、
そこは不利に働きました」(石橋)

そしてやっと後方集団も先頭を捕まえるべく、
各チームから牽引役が出ます。
原田裕成、一丸尚伍、近谷涼と集団を引き、
窪木一茂を先頭に送り込むべく速度を上げます。



(一丸)


ラスト4周、アタックが繰り返されていた先頭集団は崩壊、
2名が先頭を逃げ、追走の4名という形が生まれました。
追走の4名には後半にこそ粘り強い石橋がいます。
窪木を含む後方の集団は6分30秒差、もう先頭には届きそうにありません。



(石橋)


ついにレースは終盤、残り2周回で追走の4名から2名が先頭に追いつきますが、
石橋はここで力尽き後方に。

後方集団から窪木は浮上を図りますが叶わず、
上位3名がゴールした6分弱後にチーム最上位の13位でレースを終えました。



(窪木)


2018年全日本選手権、チーム ブリヂストン サイクリングは勝利とは程遠い結果に終わりました。
選手たちは力の限り動きましたが、最大の敗因は1周目の逃げを甘く見たことだったかもしれません。
チームからは8名出走、完走は3名。完走3選手の声を紹介します。

チーム ブリヂストン サイクリングは、
熱望していた全日本チャンピオンのタイトルを逃しました。
しかしその視線は次の勝利へと向いています。
これからも、ファンの皆さまの「行け! ブリヂストン!」熱い声援を糧に、
さらに速く走ります。


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*13位 窪木一茂



(左から:一丸、窪木、橋本)


「厳しいレースでした。登りも、気温も。後半から足が動いてきた感じでした。
重要だったのは、序盤に1周目できた35名の逃げに乗れなかったこと、
これが明暗を分けました。

ウチからは、登れる堀選手、スプリント力ある大久保選手、
そして石橋選手の3名、いい布陣を送り込めたと思いましたが、
ちょっと逃げの人数が多すぎ、もう一枚(一人)欲しかったところです。
ここに自分が乗っていれば、完璧なシチュエーションだったと思うと、悔やまれます」

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*16位 石橋学



(石橋)

「最初から自分でガンガン行こうと狙っていました。
まず逃げに乗って、ただ人数が多かったんで絞っていって。
さらに最後、飛び出すという気持ちで勝ちを狙っていました。
ただ実際は、自分が貪欲に勝ちを狙いに行った結果、焦りが出てしまいました。

最後、先頭の2名が飛び出した時に、自分はその2名が逃げ切る可能性が高いと思ったので、
焦って全力で追ったんですね。その時に結構脚を使ってしまい、
その後のアタックに反応できなかったという印象があります。
ここで焦らず、もっと冷静にいたら。勝てると思っていたので悔しいです。


ただ、今回は現実的に勝ちが見えたレースでした。
そう言う意味では次に頑張るというのは変ですけど、悔しさをバネにがんばりたいです」


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*20位 近谷涼



「残り4周ぐらいからアタック始まって、人数が削れていって、
その最後に窪木さんを含む強い選手たちが前へ行った時にぼくは千切れてしまいました。

上位に入るとしたら、その勝負に絡める最後のアタックが多分その瞬間だったんですけど、
そこに残れず最後の勝負に絡めなかった。そこまでのアタックに反応できたのは良かったんですが、
その一番きついアタック、それが僕もできたらな、と思いました。

今回は、全日本という長丁場のレースの動き方を窪木さんといろいろ指示をもらいながら教えていただきました。
単純に僕も脚があれば勝負に絡めたと思います。
ですからまた1年、今日感じたことを、思い出しながら練習にぶつけ、
また、力をつけて戻ってきたいなと思います」


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【リザルト】 第87回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース 2018/6/24

1 山本元喜(KINAN Cycling Team)5:46:53
2 佐野淳哉(MATRX POWERTAG)+0:32
3 新城雄大(KINAN Cycling Team)+2:43
13 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+5:55
16 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+7:49
20 近谷涼(チーム ブリヂストン サイクリング)+10:35
-- 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 一丸尚伍(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 橋本英也(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 原田裕成(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF