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18/09/15

【トラック全日本選手権】Day1/1kmTT、個人パシュート、女子ケイリンを制する


(左から:近谷、窪木、太田、原田、沢田)


レース名:第87回全日本選手権競技大会トラック・レース
開催日:2018年9月8日(土)〜9日(日)
開催地:静岡県伊豆市・伊豆ベロドローム
チーム ブリヂストン サイクリング 出場選手:
太田りゆ、窪木一茂、沢田桂太郎、近谷涼、原田裕成

photo: Junya KAZAMA YAMAUCHI



2018年トラック競技の全日本選手権が、9月8〜9日の日程で、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームにて行われました。
チーム ブリヂストン サイクリングからは5名の選手がこの全日本選手権に出場し、出場5名の選手が全て優勝を獲得、全日本チャンピオンに輝きました。


(個人パシュート表彰式 左から:近谷、窪木、原田)


日本であれば全日本選手権、年に一度開催される各国の選手権大会を勝利することは、世界自転車レース界では、とても大きな意味合いを持ちます。選手権大会に勝利すると競技日から1年間、日本であれば日本チャンピオンの称号を獲得しチャンピオンジャージを着用できる(しなくてはならないルール)のです。

チーム ブリヂストン サイクリング 選手たちが出場した、中距離(ENDURANCE)と呼ばれる競技群の結果をお伝えします。

《2018年9月8日》


*男子エリート 1kmタイムトライアル ーーーーーーーーーー


1周250mの競技場を4周、1㎞を自分1人の力だけで走りきるタイムトライアル競技です。チームからは沢田桂太郎が出場し、自己ベストを2年半ぶりに更新したタイムで優勝しました。

「しばらく1kmのタイムを測っていなかったので、結構心配してました。でも全開で行けば自己ベストは出るかなという感じはあったので、まわりを気にせず自分の走りができればいいと、きれいに走ろうと心がけました。後半、少し疲れてしまいましたが、前半の2周はいい感じで入れたので、結果的には良かったかなという感じです」(沢田)



(沢田)


【リザルト】1kmタイムトライアル
1 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1:03.272 大会新記録
2 山根将太(中央大学)1:03.710
3 隈園郷史(明治大学)1:03.870

*男子エリート 4km個人パシュート ーーーーーーーーーー


(窪木)

トラックを16周する4㎞の距離を、2名の選手が対面からスタート。対戦相手に追いつくか、先にゴールした方が勝者となる個人パシュートに、チームから窪木一茂、近谷涼、原田裕成の3選手が出場しました。

3名は同じチーム員ではあるのですが、互いが最大のライバル同士でもあります。当日のスタート前、同じチームピット内でも出場選手同士は互いに口を利かず、目も合わせず。ビリビリとした雰囲気がピット内に流れています。



今回のルールは、予選での上位4名が決勝に出場、予選1、2位同士が優勝を争い、予選3、4位同士が3位を争うというもの。優勝を狙うなら(そして優勝以外はあまり意味がないとされる全日本です)、予選こそが決勝であるかのような心持ちで走る必要があります。

そして予選で、これまで絶好調とも言える結果を残す窪木が、これまでの日本記録を大幅に、4秒以上更新する4分20秒065のタイムをマークしました。チームからの選手、観客を問わず選手からの称賛の声が聞こえてきました。



(窪木)


「気持ちを入れてペダルを踏んでいたら、中間タイムがいつもより良く。タイムを落としていこうと思ったんですが、タイムは落ちず、であればこのまま行こうと思って走り切りました。全日本TTでの優勝をきっかけにTTに自信がついてきました。先週の渡良瀬で勝てたのも、意味があったのかなというところですね」(窪木)



(近谷)


そして決勝では、予選1位の窪木と2位近谷が対戦、近谷をじわじわと追い詰めるかのように差を縮め、結果4分26秒台のタイムで優勝しました。3位決定戦には原田が出場し、原田は「力が均衡はしている」と評価していた対戦相手に勝利し3位を獲得。結果、チームブリヂストンが表彰台を独占しました。



(原田)

3位 原田
「対戦相手もベストタイムが27秒ぐらいなので。ベストのコンディションで来たら、逆転されるのもあるなと思い、気を引き締めて、ベストを尽くしました。後半に疲れを感じましたが、それでもメダルが見え、負けてられないなと思い、最後は意地で踏み倒したという感じです」


(近谷)

2位 近谷
「出し切りました。本当に出し切りました。久々にキツかったです。でも今回の走った中で、自分の色んな部分、連戦の状態とかいろいろ勉強できましたので、また次につなげられたらいいと思います。

 自分の連覇が止まり、日本記録を更新されたりなどいろいろありましたが、色んな経験を積んで、競技者として強くなっていくという流れもあります。終われる立場も大変でしたが、追う気持ちになって、またできる練習もありますので、前を向きがんばりたいと思います。

そして、チーム内で切磋琢磨できるのは、すごくいいチームだと感じています」


(窪木)

優勝 窪木
「この日の結果を出すために、取り組んできました。努力が報われて嬉しいです。オリンピックへ向け、団体パシュートでのオリンピック出場には、自分が必要だというのを印象付けられたと思うので、ますます自分に磨きをかけていきたいです。

予選でのタイムは、驚かないで欲しい。日本人が20秒台というタイムを出せるというのを証明できたし、僕にできたんだから、他の選手にもできると思って欲しい。もっと日本のレベルを上げられるように引っ張っていきたいです」


【リザルト】4km個人パシュート
1 窪木 一茂 (TEAM BRIDGESTONE Cycling) 4.26.915 ※予選で日本記録樹立 4.20.065
2 近谷 涼 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)
3 原田 裕成 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)

*女子エリート ケイリン ーーーーーーーーーー


7名以下の選手が同時スタート、動力付きペーサーの後ろをついて周回した後、残り3周でペーサーが離脱し選手のみでゴール先着を競うケイリン種目。女子ケイリンに出場した太田りゆが残り1周半で仕掛け、大きく先行したままゴールまで譲らず、自身初となるケイリン日本チャンピオンのタイトルを獲得しました。

「自分が思っていたような展開にできよかったです。位置も前田さん(前田佳代乃選手)の後ろだったので、仕掛けた時に、彼女に合わされないのを意識し思いっきり踏んだのがうまく行ったのかなと思いました。必ず優勝しなきゃという気持ちがありましたし、周りの期待にも応えられてよかったと思います」(太田)

【リザルト】女子エリート ケイリン
1 太田 りゆ(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 11.696
2 前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)
3 岡本二菜(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)



Day2 へと続きます。