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18/09/16

【トラック全日本選手権】Day2/チームパシュート、ポイントレース、スクラッチ、マディソン勝利


レース名:第87回全日本選手権競技大会トラック・レース
開催日:2018年9月8日(土)〜9日(日)
開催地:静岡県伊豆市・伊豆ベロドローム
チーム ブリヂストン サイクリング 出場選手:
太田りゆ、窪木一茂、沢田桂太郎、近谷涼、原田裕成

2018年9月8〜9日にかけ、静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームにて開催された、自転車トラック競技の2018年全日本選手権。前日8日に3種目で全日本チャンピオンを獲得したチーム ブリヂストン サイクリングは、続く9日には4種目でのチャンピオンを獲得しています。


それぞれの種目の模様をお伝えします。

《2018年9月9日》

*男子エリート 4kmチームパシュート ーーーーーーーーーー


(左から:近谷、原田、窪木、沢田)


4㎞の距離で競われる男子チームパシュート。チーム4人で、2チームが競技場の対面からスタートします。相手チームに追いつくか、先にゴールした方が勝者です。チームブリヂストンの選手は、窪木一茂、沢田桂太郎、近谷涼、原田裕成の4名です。



前日に行われた予選をトップ通過したチーム ブリヂストン サイクリング。個人パシュートと同じく決勝で優勝を争うこととなりますが、ここでチームは特別ルーツを申請。仮に追い抜き勝利が決まったとしても、通常のようにそこでタイム計測を止めず、計測を続けて日本新記録の樹立を狙うものです。この申請は受理され、決勝レースが始まりました。

相手となる中央大学には、今年3月のアジア選手権で日本記録を達成したメンバーの一員、チーム ブリヂストン サイクリングの選手でもある今村駿介がいます。とはいえ、チームブリヂストンの足並みは揃い、スタート後から着実に加速していきます。



(左から:原田、近谷、沢田、窪木)


準備期間が短く、実際に4名で走れた練習は2日間のみだった、という4名でしたが、

「少ない練習時間のなかでもいいタイムでした。まだタイムを上げていけると思います」(近谷)

「4人で走れて気持ちよかったし最高の瞬間でした。このチームの可能性を感じました」(窪木)

「それぞれみんな経験してきているので、本番で力を発揮してくれたなという感じです」(原田)

「煮詰めていったら4分のタイムを切れるチームなんだなと思いました」(沢田)


と、それぞれ優勝と、未来の可能性を口にした優勝となりました。



オリンピック種目でもあるチームパシュート。オリンピック出場が確信できるものにするには、4分のタイムをコンスタントに切る力が求められると、日本ナショナルチームの中距離監督はレース後に言いました。



【リザルト】男子エリート 4kmチームパシュート
1 チーム ブリヂストン サイクリング 4:02.646 大会新記録
(窪木 一茂、近谷 涼、原田 裕成、沢田 桂太郎)
2 中央大学
(村田 瑞季、青木 瑞樹、今村 駿介、橋本 陸)
3 岐阜県
(渡邊 翔太郎、永田 吏玖、亀谷 昌慈、棚瀬 義大)


*男子エリート ポイントレース ーーーーーーーーーー



(近谷)


全30km、120周回を走り、10周ごとの周回での着順位を基にポイントを獲得するポイントレース。獲得した合計ポイントで競います。窪木、近谷、原田の3選手が出場しました。

この種目では、窪木が積極的かつ圧倒的な走りを見せました。全体的なレースの流れを作りながら、ポイント周回では、その爆発的な加速力で確実に前に出て上位を獲得、ポイントを重ねていきます。

一点の陰りもない勝利に向けたレース運びで結果、2位の選手に20点もの差をつけ、窪木は優勝しました。



(窪木)


「チームの誰かが勝てばいいなと思っていましたが、結果として僕の調子が良くて、勝てたということです。ブリヂストンの本部から来てくれていた応援団の数にも圧倒されました」

ーー積極的に攻めていたが

「僕の経験が生んだものでしょうね。この経験や技術のうまい使い方、その場面の流れの感じ方を、若い選手に伝えて日本のレベル全体を底上げして、東京2020オリンピックでメダルを目指したいです。必ず、できるから」(窪木)



(窪木)


【リザルト】男子エリート ポイントレース
1 窪木 一茂(チームブリヂストンサイクリング) 56点
2 渡邊 翔太郎(愛三工業レーシング) 36点
3 今村 俊介(中央大学) 34点
6 近谷涼(チームブリヂストンサイクリング) 14点
18 原田裕成(チームブリヂストンサイクリング) -16点


*男子エリート スクラッチ ーーーーーーーーーー



(沢田)


距離15㎞、60周を一斉にスタートし一番最初にゴールした選手が勝利する種目、スクラッチ。トラック競技で行うロードレースともよく言われます。これに沢田が出場しました。

優勝最有力候補とされていた沢田は、厳しいマークにあいながらもレース終盤のラスト3周で、他チームの選手2名が半周以上リードを保ち先行していたなか、爆発的な加速で追い上げトップに躍り出て、そのまま優勝のゴールラインをくぐりました。


(沢田)


「あのタイミング、完全にあのタイミングしかないと思っていました。レース前から、最後2周で決め撃ちするって決めていた計画がうまくハマりました。仕掛ける前、数人が逃げてましたけど、かえっていい目標として定められて、勝てるスピードに乗せることができたとも思います。またチャンピオンジャージを1枚増やせました」(沢田)


【リザルト】男子エリート スクラッチ
1 沢田 桂太郎(チーム ブリヂストン サイクリング)17:55.000
2 新村 穂(CS Slinger)
3 山田康太(京都産業大学)


*男子エリート マディソン ーーーーーーーーーー


(左から窪木、近谷)


マディソンは、1チーム2名で、ポイントレースを行う種目です。距離30km 120周にて、10周回ごとに設けられたポイント周回での順位でポイントを稼いでいきます。

競技に参加しているのはそれぞれ1名、トラックのなか、上方で待機するもう1名の選手と任意のタイミングで交代し、疲労を回復させながら進行します。交代はタッチにて行われ、そのとき選手同士が腕を引っ張りながら投げ出し加速。この交代により、レースはスピーディーに、そして見ごたえあるものとなります。チーム ブリヂストン サイクリングからは、窪木・近谷ペアと沢田・原田のペアの2組が出場しました。



(左から:原田、沢田)

レースは序盤から、窪木・近谷ペアのペースで進みます。ポイント周回での動きを万全にするための戦略で二人は巧みに動き、途中に集団を周回遅れにするという動きもあり、まさに圧倒的な走りでレースそのものを掌握し、優勝しました。チームには昨年に続く連覇となりました。沢田・原田ペアは最終周回にてコース外走行にて降格、3位でした。



(左から:近谷、窪木、沢田、原田)


【リザルト】男子エリート マディソン
1 チーム ブリヂストン サイクリング 1 窪木一茂・近谷涼 48pts
2 CS Slinger新村 穣・渡邉 慶太 22pts
3 チーム ブリヂストン サイクリング 2 沢田桂太郎・原田裕成 21pts

*女子エリート スプリント ーーーーーーーーーー



(太田)


予選を勝ち上がった選手が2名ずつ同時にスタート、先着を競うトーナメント制のスプリント競技。決勝トーナメントは3回勝負の2先勝。後ろからの選手の方が、先行選手を風よけにしたり展開を作れるため、お互いの出方を伺い、けん制する緊迫したレース展開となる。

トーナメントを決勝まで勝ち上がった太田は、決勝戦にて対戦相手に一勝一敗。最終の勝負にて後方スタートだったものの相手に少々先行を許し、最後で刺すつもりでしたが届かず、2位となりました。



(太田)


「勝ちたかったです。2本目を獲ったとき、行けるかなと思いまいたが、3本目は(相手との)車間が思ったより開いてしまって。最後は、もう少し短ければ刺せていた、スピード的にも悪くなかったと思うんで。やっぱりテクニックが足りなかったと思います。

 ただ、全力でやれたと思いますし、もやもやした公開というものはなく、出し切れた感じがあるので、明確になったこの課題を改善していきたいと思います」(太田)



(太田)


【リザルト】女子エリート スプリント
1 前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)
2 太田りゆ(チーム ブリヂストン サイクリング)
3 岡本二菜(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)


(前列左から:窪木、原田、近谷、と後ろの『チームブリヂストン 応援団』)