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18/10/10

【MTB トルコ Yalova MTB Cup】MTBシーズン最終レース 沢田8位 平野13位 UCIポイント獲得

レース名:Yalova MTB Cup
開催日:2018年10月7日
開催地:トルコ・Yalova
カテゴリー: UCI Class1

2018シーズンを、UCIポイントの獲得に向けた動きにシフトしたTEAM BRIDGESTONE CyclingのMTBチーム。シーズン最後のMTBレースをトルコでのUCIレースとし、沢田は8位、平野が13位と目標のUCIポイント獲得を達成しています。MTBチーム小林監督のレポートです。

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トルコ4連戦のファイナルレースは、Yalova MTB Cup UCI-C1XCO。このレースが2018チームフルメンバーで戦うシーズン最後のレース。
結果、沢田選手が8位、平野選手が13位でフィニッシュ。共に2戦連続でUCIポイント獲得に成功した。しかし、このレースの目標であったトップ5での展開とポディウムに上ることは叶わなかった。

この3週間、XCOとマラソンの暑い2連戦のSakarya、寒く重粘土の酷い泥に苦しんだIstanbul、そして風が心地よい快晴のYalovaと3つの都市を巡り、過去になく多い欧州勢に混ざってハードでタフなレースを戦ってきた。
Yalovaは4レース目。チーム・選手の疲労は軽くないが、この貴重な機会を結果に変えて帰国することが重要だ。前日のチームミーティングでは2周目がポイントだと確認し、フルガスでスタートラインについた。


10月7日13時。前日のテクニカルミーティングでは7周回と発表されたが、スタート3分前に急遽8周回へと変更された。これは1周12分程のラップを鑑みたものと思われ、6日の公式練習の様子から推測するに相当攻めの走りが想定されている。

快晴21度。涼風で走りやすい環境はこの3週間で一番コンディションが良い。1列目に平野選手、2列目に沢田選手が並ぶ。号砲一発。Simonを含むデンマークの招待選手がロケットスタート。平野選手も沢田選手もトラブルなくコースへと入った。

案の定、先頭パックのファーストラップは11分前半。このレースを制することになるSebastian選手(DEN)が先頭をコントロール。Simon選手(DEN)、Victor選手(FRA)、Alessio選手(ITA)も続き、その後方集団にチーム2選手が位置した。沢田選手の反応は良く、トップ5に食らい付こうとしている。平野選手も10番手前後。
2周目。平野選手も沢田選手も表情に余裕がなくなっている。前後のライダーも含めてかなり苦しいことが伝わってくる。明らかに身体の動きが重い。コースは所々に激坂が多用され、長い松林の中のトレイルでは雨排水用の深い溝が無尽に刻まれている。パワーライドが要求され、走りのリズムも狂ってしまい易いレイアウトだ。チーム2選手はここで先頭パックを容認してしまう。やはりこの2周目が大きなポイントになった。


3周目。Sebastian選手が引く4名の先頭パックは前周よりラップを上げていく。その後方はどんどんバラけ、Simon選手も先頭パックから離脱。
一方アジア大陸選手権で一緒に戦うFaraz選手(IRI)がポジションアップ。大声援を受けるトルコナショナルチャンピオンSerdar選手(TUR)は下向きの険しい顔。その後方に回復の兆しが見えてきた沢田選手が続く。平野選手はプッシュできず13番手前後で展開。

4周目。レースが硬直し始めた中、10名以上の選手がレースを降りていく。まだレース中盤なのにフィーダーもどんどん減っていく。先頭が周回遅れを多発させているからだ。
沢田選手は粘りのある走りで、これまで一度も勝っていないライバルSerdar選手(TUR)の背中が見えている。平野選手はUCIポイント圏内をキープするものの、走りに精悍さが戻ってこない。

5周目。Sebastian選手が速い。追いかける2番手以下のパックを完全に崩壊させていく。沢田選手はこれまで課題であった後半での高い集中力を見せて9番手を走る。平野選手はイーブンペースでありながら、落ちてくる選手を拾い13番手。

6周目。沢田選手がSerdar選手を抜いて8番手に上がってきた。平野選手はオーバーヒートしないようガマンの走りが続く。もうここでレースを走る選手は15名にまで絞られている。



7周目。先頭のSebastian選手が平野選手をラップアウト。残念ながら平野選手は完走を許されず、13位でのフィニッシュとなった。沢田選手は徐々にラップタイムが落ちていくものの、限界までプッシュを続けた。コースには12名しか生き残っていない。

8周目。獲得標高1300mに達しようとする登坂の激しいレースは1時間30分を超えた。Sebastian選手が圧勝。沢田選手は筋痙攣寸前の状態まで追い込み8位でフィニッシュ。2戦連続のシングルリザルトとなった。



これで多くのスポンサー、サプライヤーに支えられ、3週間に渡ったトルコ遠征は終了となる。この遠征のチーム最終目標であったポディウムに上ることは叶わなかったが、UCIポイントを確実に獲得することができた。これらは来る東京オリンピック・プレシーズンへの重要な布石になる。あらためて関係各位の理解と協力、支援に感謝したい。

そして、トルコに来て多くの素晴らしい出会いがあった。愛情たっぷりのたくさんの友人とファンができた。再びトルコに戻るときは、沢山のギフトをバックに詰め込んで来よう。



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