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17/01/19

【CX 関西CX#09 堺】沢田、世界選参戦前にさらなる勝利

自他ともに認める、現在日本最強のシクロクロス選手であるブリヂストン アンカー サイクリングチームの沢田時。

ルクセンブルグでの世界選手権を2週間後に控え、今シーズン、国内最後となるシクロクロス戦、関西シクロクロス第9戦・堺大会に臨み、さらなる勝利を重ねました。「ひさしぶり」である接戦を制しての優勝です。

新たなるデザイン、白を基調とした、Wave-One製の全日本チャンピオンのジャージならぬシクロクロス用上下ワンピースをまとった、沢田のレポートです。

Photo: Courtesy of "Takagi-san", photos handed to Toki Sawada



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大会名: 関西シクロクロス第9戦 堺大会
開催日:   2017年1月15日
開催場所:  大阪府・堺浜グリーン広場
カテゴリー: C1
リザルト: 優勝
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ


関西クロス第9戦 堺大会に参戦してきた。
世界戦遠征前最後となる国内でのレースということでコンディションはまずまず。まだ練習の疲労は完全には抜け切れていないが、かなり力はついてきていると感じている。

堺のコースは平坦基調でコーナーが多いためにタイム差を付けることはできても広げていくことが難しいコース。さらに竹之内選手とU23チャンプの横山選手が参戦するということで、接戦になることが予想できた。コース後半に登場する3回の砂セクションは、距離は短いながらも突入スピードが速いためにミスが出易く、勝負の鍵を握るポイントである。それに加えて今回のレースでは風が非常に強く吹いており、追い風区間と向かい風区間のインターバルを上手く処理する能力も必要であった。

一列目からスタート。反応とペダルキャッチは完璧だったものの、第一コーナーでアウト側に膨れすぎてしまい2番手の位置。後方スタートである竹之内選手と横山選手に脚を使わせるために、コース中盤で先頭に立って積極的にペースを上げていく。すでにすぐ後ろには竹之内選手が追いついてきている。

3つ目の砂セクションと向かい風区間でペースを上げてみると少し距離が開いた。この区間で差が開くということは、今日最も力があるのは自分だと確信。そう簡単にタイム差は開かないのは分かっていたが追いつかれてしまうのももったいないので、ゴールまで単独で逃げ切ろうと決意した。竹之内選手とのタイム差は5~10秒あたりでずっと進んで行くが、こういったミスの許されない状況でも全日本の時のように冷静に走ることができていた。ラスト3周からはラップタイムを上げることもでき、最後は9秒差で逃げ切ってトップでフィニッシュ。久しぶりの接戦を心から楽しみ、満足いくレースをすることができた。



世界戦に向けてコンディションは順調に仕上がっていることを確認できて嬉しい。
自分史上最強の状態で世界に挑めるように、さらに高めていきたいと思います。

世界戦でも応援のほど宜しくお願い致します!!

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

沢田時 【使用機材】

バイク  ANCHOR CX6(http://www.anchor-bikes.com/bikes/cx6ceq.html)

コンポーネンツ SHIMANO DURA-ACE Di2 9070シリーズ
シューズ    SHIMANO SH-XC90

ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ  Kabuto PRG-3(レッド)

ウエア   Wave One クロスワンピース

サングラス OAKLEY Jawbreaker(PRIZM ROAD)

サプリメント SAVAS(株式会社明治)
   レース前:ピットインエネルギージェル
        栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
        SAVASスポーツウォーター 
   レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド HALO グラフィック プルオーバータイプ(チームヘイロ)

 
17/01/10

【CX 関西CX#8 希望ヶ丘】沢田、2017年の初優勝

ブリヂストン アンカー サイクリングチームの2017年初となるレースは、シーズン真っ盛りのシクロクロスです。

現在のシクロクロス全日本チャンピオンである沢田時は、関西シクロクロス第8戦の希望が丘の泥のなかをMTBライダーならではの野性的な走りで優勝しました。そのチャンピオンジャージに恥じない速さでした。沢田からのレポートです。



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大会名: 関西シクロクロス第8戦 希望ヶ丘大会
開催日:   2017年1月8日
開催場所:  滋賀県竜王町 希望ヶ丘文化公園
カテゴリー: C1
リザルト: 優勝
天 候:   雨
コースコンディション: ウェット

2017年最初のレース、関西クロス第8戦希望ヶ丘大会に参戦してきた。
年末年始も順調に練習を重ねて体調が上がってきていることを感じていたため、この地元でのレースを楽しみにしていた。

希望ヶ丘のコースはアップダウンがあるものの整地された砂利道が大半を占めるためにハイスピードなレースを想定していた。そしてスタート1時間前から冷たい雨が降り始め、気温はそれほど低くないもののレース中の体感温度は相当低くなることが予想できた。

世界戦前に体調を崩すわけにはいかないので寒さ対策は万全に。ウエイブワンのシクロクロス用ワンピースであるクロススーツは防寒性に優れているために今日のような悪天候の際には非常に心強い。ヘルメットはエアロヘルメットで空気穴の少ないZENARD-CVを選択。その下にはHALOのアンチフリーズスカルを被って頭を濡らさないように心がけた。



一列目からスタート。やや出遅れたもののすぐにトップに立って第一コーナーに突入。このコーナーが雨の影響で予想以上に滑りやすくなっていて大きくタイヤを滑らせたが、なんとか足をついて転倒は免れた。その後も先頭でレースを進めていくが、予想以上に路面が滑りやすくてドライタイヤではまともにグリップさせることができない。



ドタバタした走りになりながらも登り区間で2位以降の選手を引き離し、2周目のピットエリアでマッドタイヤを履いたバイクに交換。その後は順調に周回を重ねていき、独走態勢となった。寒さでDNFの選手が続出する中、最後までラップタイムを落とさずに走り抜き、9位の選手までを周回遅れにしてトップでフィニッシュ。2017年最初のレースを優勝で飾ることができた。


走っている時の感覚としては寒さの影響もあって脚が重く感じたが、レース中のパワーデータは満足する数値を出せていた。年末年始にハードな練習を重ねた効果が出てきていることを確認できて嬉しい。引き続き体調管理は万全に行ないながら、世界戦に向けて仕上げていきたいと思います。

たくさんの応援ありがとうございました!
そして2017年も宜しくお願い致します。


BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク ANCHOR CX6(http://www.anchor-bikes.com/bikes/cx6ceq.html)

コンポーネンツ SHIMANO DURA-ACE Di2 9070シリーズ
シューズ SHIMANO S-PHYRE XC9

ヘルメット Kabuto ZENARD-CV スペシャル・チームカラー
グローブ Kabuto SFG-1(ブラックレッド)

ウエア Wave One クロススーツ

サングラス OAKLEY RadarEV(PRIZM TRAIL)

サプリメント SAVAS(株式会社明治)
レース前:ピットインエネルギージェル
栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
SAVASスポーツウォーター 
レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド HALO アンチフリーズスカル

 
17/01/06

【2017 新生ブリヂストン アンカー サイクリングチーム】

2017年、新たなシーズンの幕開けです。


ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)も新たな顔ぶれを迎えた、新たなスタートとなりました。

2017シーズンのチームは、新加入の5名を迎え入れたロードチーム10名、MTBチーム2名にて活動します。

新規加入は、大久保陣、堀孝明、石橋学、面手利輝、そしてトラック競技にも出場する近谷涼の5名です。下に2017年ブリヂストン アンカー サイクリングチーム員、そしてスタッフのプロフィールと主な戦歴を掲載いたします。


2017シーズンのブリヂストン アンカー サイクリングチームは、ファンのみなさまの胸がすくような痛快な走りで、さらなる勝利を目指します。今年も私たちの活躍に、ご期待ください。

ROAD team

初山 翔 Sho HATSUYAMA (JPN)

生年月日:1988年8月17日
身長/体重:175cm/59kg

戦績
2016年 全日本ロード優勝
2015年 ツールドシンカラ 第9ステージ優勝


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西薗 良太 Ryota NISHIZONO (JPN)

生年月日:1987年9月1日
身長/体重:170cm/62kg

戦績
2016年 全日本タイムトライアル優勝
2016年 全日本ロード2位


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MONIER Damien ダミアン・モニエ (FRA)

生年月日:1982年8月27日
身長/体重: 188cm/77kg

戦績
2016年 ツールドグアドループ総合優勝
2010年 ジロデイタリア 17ステージ優勝


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鈴木 龍 Ryu SUZUKI (JPN)
生年月日:1992年9月29日
身長/体重:168cm/58kg

戦績
2016年 全日本ロード6位
2015年 JProツアー美浜クリテリウム2位


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一丸 尚伍Shogo ICHIMARU (JPN)

生年月日:1992年1月4日 24歳
身長/体重:172cm/72kg

戦績
2016年 アジア選手権 団体追い抜き2位【日本記録
2015年 全日本オムニウム選手権2位


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大久保 陣Jin OKUBO (JPN)

生年月日:1988年10月8日 28歳
身長/体重:184cm/66kg

戦績
2016年 Proツアー山口クリテリウム優勝


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堀 孝明Takaaki HORI(JPN)

生年月日:1992年7月1日 24歳
身長/体重:175cm/56kg

戦績
2016年 チャレンジロード優勝


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石橋 学 Manabu ISHIBASHI(JPN)

生年月日:1992年11月30日 24歳
身長/体重:177cm/68kg

戦績
2014年 全日本U23タイムトライアル優勝
2015年 ジロ・デ・イタリア出場


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面手 利輝 Toshiki OMOTE(JPN)

生年月日:1993年3月18日 23歳
身長/体重:167cm/56kg

戦績
2016年 全日本ロード 15位
2015年 EQADS 所属


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近谷 涼 Ryo CHIKATANI(JPN)
生年月日:1992年4月17日 24歳
身長/体重:180cm/65kg

戦績
2016年 アジア選手権 団体追い抜き 2位【日本記録】
2016年 全日本トラック 個人追い抜き 優勝【日本記録】


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水谷 壮宏 Takehiro MIZUTANI (JPN)

<監督>
生年月日:1973年8月9日

経歴
2006年現役引退
2008年エキップアサダ第2監督就任
2008年ツールド北海道優勝(第1監督)
2013年ツールド北海道優勝(監督)


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中山直紀 Naoki NAKAYAMA (JPN)

<ロードチームメカニック>

略歴
2015年よりロードチームメカニック


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安見 正行 Masayuki AMI

<ロードチームマッサージャー>

略歴
2007年よりチームマッサージャー


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MTB team


平野 星矢 Seiya HIRANO (JPN)

生年月日:1987年5月15日 29歳
身長/体重:171cm/58kg

戦績
16年 全日本MTB選手権 2位
15年 Coup de Japon 年間シリーズチャンピオン


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沢田 時Toki SAWADA (JPN)

生年月日:1994年1月12日
身長/体重:174cm/62kg

戦績
2016年 全日本シクロクロス 優勝
2016年 Coupe de Japon シリーズ総合チャンピオン
13〜15年 U23 MTB全日本 優勝


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小林 輝紀Teruki KOBAYASHI (JPN)

<監督兼メカニック>
生年月日:1968年10月06日

経歴
13年 MTBチームメカニック
15年 MTBチーム監督就任


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渡辺 城作Josaku WATABABE (JPN)

<マッサージャー>
生年月日:1966年3月21日

経歴
カイロプラクティック理学士
13年よりMTBチームマッサージャー
日本カイロプラクティックセンター大船 所属

 
16/12/26

【2016 BGT ブリヂストン アンカー サイクリングチーム】 応援ありがとうございました!

2016年、

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)の選手たちは素晴らしい走りを魅せ、その走りに見合った素晴らしい成績を収めることができました。

これも、応援いただいたファンのみなさま、スポンサー・サプライヤーのみなさまのお陰です。本当にありがとうございました。

2016を走り抜けたチーム員の中には、来年、異なる道を歩む選手もおります。「チームへ勝利を」というひとつの目的へ向かって1年を走り続けた選手、そしてチームスタッフに、改めて感謝の念を捧げます。


下に、2016年、ブリヂストン アンカー サイクリングチームのチームスポンサー、チームサプライヤーを、改めてご紹介いたします。ありがとうございました。

2016 チームスポンサー

株式会社 明治
[ROAD][MTB]ザバスサプリメント、栄養指導


株式会社オージーケーカブト

[ROAD][MTB]ヘルメット、グローブ、その他アクセサリー


株式会社シマノ
[ROAD][MTB]コンポ、ペダル、シューズ、ホイール、ケミカル


株式会社 日本旅行
[ROAD][MTB]チーム遠征手配


いいよネット
[ROAD]GARMIN


オークリージャパン
[ROAD]アイウェア、アフターウェア


チームサプライヤー



株式会社ウエイブワン

[ROAD][MTB]レース用ウェア


アズマ産業株式会社
[ROAD][MTB]輪行バッグ、ホイールバッグ、サドルバッグ


SR SUNTOUR JAPAN
[MTB]サスペンションフォーク


そして、私たちチームを信じ、ご声援と気持ちをいただき続けました、ファンのみなさま。



(吉岡さんちのアンディーくんとレディさん @ ジャパンカップ2016)


本当にありがとうございました。

2017年には新たな顔ぶれを迎え、さらなる勝利へ向け走り続けます。2017年は、より一層強いBGT、ブリヂストン アンカー サイクリングチームをご期待ください。



 
16/12/22

【ルックバックBGT 2016】MTB&シクロクロスチームスタッフ


泥や岩、常に過酷な状況にさらされるオフロードチームは、メカニック・サプライヤーの方々の力も大きなもの。


オフロードを走る、ブリヂストン アンカー サイクリングチーム。MTB&シクロクロスチームの競技性は、ロードとは異なり、個々の力に委ねられる部分が少なくありません。しかし、ライダーがその日最高のポテンシャルを発揮するために、チームスタッフは最高の環境を作り上げてきました。



MTBチームは、沢田時がMTB クップドュジャポン(CJ)シリーズ総合チャンピオン、チーム総合チャンピオンを獲得しました。唯一残念だったのは、平野星矢の全日本選手権2位でしたが、それでも2位です。その上にシクロクロスでも全日本選手権を優勝と、オフロードシーンでの最強チームとして存在感を見せつけました。



チームライダーたちの体を診てきたのは、渡辺城作。カイロプラクティックの手技で選手のコンディションを整えてきました。これまで自身の治療院で数多くの自転車選手のコンディショニングを担当してきた渡部、チーム関係者内でも『ゴッドハンド』として、その体を癒やしています。

そして、メカトラブルを皆無にするメカニック作業に始まり、レースの戦略たてから練習、移動、休息のスケジューリングまで、チームの大黒柱としての役割をこなす小林輝紀監督。


今年は特に、シーズン諸島の海外レースへの参戦スケジューリングから、アジア選手権、世界選手権、そして怪我をした沢田の支えとして、さまざまな動きを行ってきました。小林監督の、そしてMTBチームの2016年の働きは、後半の沢田が勝ち得た大きな勝利たちで、報われたことでしょう。


小林監督の、年を振り返ったコメントです。

「ブリヂストン アンカーというチームで、激動の2016年シーズンを素晴らしい選手とスタッフと共に戦えたことに心から感謝しています。

最大目標であったリオ・オリンピック出場と全日本選手権制覇はなりませんでしたが、スポンサー、サプライヤー、そしてファンに支えられ、純粋に真っすぐに、目標へ向かって挑戦し続けることができたことに誇りをもちます。
皆様、応援ありがとうございました。アンカーは更に進化し、強くなります。

監督 小林輝紀」


 
16/12/21

【ルックバックBGT 2016】ロードチーム スタッフ

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム、そのチームスタッフも、2016年、数々の栄光を勝ち取りました。ロードチームのスタッフからご紹介していきます。




チームメカニック、中山直紀です。新作RS9、そしてRT9を隅々までメンテナンスし、常に最後まで手を冷たくし続けました。チームとして参戦するレースには全て帯同。汚れた車体を洗い続け、そのメガネは曇り続けた一年でした。




チームのマッサーとして活動した安見正行は、選手の体のメンテナンスだけでなく、食べ物から補給食、補給そのものまでをサポート。選手がレースに集中できるよう快適な空間をつくりました。その軽妙な語り口と確実な仕事ぶり、癒やしと信頼のお母さん的な立ち位置で、チームの精神的な拠り所となっていました。




シーズン初頭のフランス遠征では、ロードレース界に顔が利く、長い歴史を含めて知り尽くした2人のミッシェル、ミッシェル・シャンペと、背が低くて太めのミッシェル・セニヨレが、安見の代わりとなって助けてくれました。



そして水谷壮宏監督。自身ももとチーム員であった水谷は、フランスに拠点を構えながら采配を振るいました。シーズン序盤、フランスを中心とした厳しいレースに参戦することでチームの地力固めを行い、日本で狙ったレースを獲得。さらには『勝てる』海外ステージレースに参戦、日本では体験できない「不慮の事態」にも対応する力と、勝利への戦略を選手に体感させ、それを実現した一年でした。



2016年、ツール ド フィリピンから始まりツール ド 沖縄まで全力で参戦したアンカーチーム。その厳しい環境の中で、康平のリオ オリンピック参戦、良太の全日本TT優勝、そして念願の翔と良太の全日本ロードワンツー、4回目の参戦でやっと優勝できたダミヤンのツール ド ラ グアドゥループ、ベストラップをマークし今期2度目のワンツーを決めた渡良瀬JPT全日本TTなど、今迄以上の輝かしい成績を収める事を成し遂げた。

この素晴らしい成績に対して監督である私は、まず最初に選手へ対して感謝の気持ちで一杯です、すべてのレースで優勝した選手、そしてチームの為にアシストに尽くしてくれた選手、本当にありがとうございます! そしてこの厳しい環境で戦っている選手達をサポートしてくれているチームスタッフ、メカの直紀、マッサーの安見さん、ダブルミッシェル、本当にお疲れ様です et merci。

私が選手であった頃もそうであったが、全てのレース会場でお会いするファンの皆様にしっかり挨拶が出来なかった事が心残り、この場を借りてお礼申し上げたいと思います。昔から応援してくださっている方々は自分にとっての宝物です。そして大事なスポンサー、サプライヤー様方々、毎シーズン年が明けるごとに当たり前の様にレース活動できる事に対して私は幸せです、そしてブリヂストンサイクルの皆様に支えられながら監督を務めさせて頂き光栄に思っております、本当にありがとうございます。

最後に、この素晴らしい2016は大変にお世話になりました、これからも皆さんと一緒に、この素晴らしいチームを愛し大事にして行きたいと思いますので、2017年もどうぞ宜しくお願いします。

監督  水谷 壮宏

 
16/12/20

【ルックバックBGT 2016】沢田時 --MTBシリーズ総合優勝、シクロクロス全日本優勝


2016年のブリヂストン アンカー サイクリングチーム、その前半の活躍が、ロードチームの全日本選手権に集約されるなら、後半のチームの活躍は、オフロードチーム沢田時の復活劇と連勝、そしてシクロクロス全日本選手権制覇に集約されるでしょう。

2016年7月、沢田は世界選手権の練習、ジャンプセクションで転倒し骨折します。連覇を狙っていたU23としての全日本選手権に欠場。手術後のリハビリと自身の再構築に挑みます。


その結果が、9月の復帰戦、MTB CJシリーズ白馬大会での優勝でした。その後は連戦連勝、本当に負け知らずの走りと結果で2016CJシリーズチャンピオンを獲得しました。その理由を、「練習量を増やしました。体重も落ち、パワーも上がりました。やることをやった。それに尽きると思います」とだけ語ります。



シクロクロスシーズンに入ってもその勢いはとどまらず、2016年最後のメインレース、シクロクロス全日本選手権では、完全に計算しつくされた走りで独走。その駆け引きも含めて2016年チャンピオン、最強のオフロードライダーとしての称号を獲得し、シーズンを締めくくりました。



来季もブリヂストン アンカー サイクリングチームで走る沢田が、2016年を振りかえります。


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●2016シーズンの自分を振り返って


春先から調子は悪くなく、自分の力が伸びてきている実感はありました。

しかし5月から始まった国内戦では3連敗して思うような結果を残せず、
U23クラス最終年として意気込んでいた7月の世界選手権ではコース試走中に転倒して鎖骨と肘を骨折。

4連覇のかかっていた全日本選手権も欠場することになってしまいました。


このままでは何も残せずにシーズンが終わってしまうという焦りをモチベーションに変えてトレーニングに励み、9月の白馬での復帰戦で復活優勝。11月の最終戦まで連勝を続けてシリーズチャンピオンになることができました。

シクロクロスシーズンに入ってからも調子を落とさずに勝利を重ねることができ、念願であった全日本チャンピオンをエリート1年目で獲得。本当に激動のシーズンでした。



●2016シーズンのメインマシンを振り返って

XR9に乗り始めて3シーズン目なので手足のように馴染んでいるバイクでしたが、今年からフレームをワンサイズ大きいものに変更したことで、よりパワフルに走れるようになったと感じています。


●2016シーズン、最も心に残った出来事

骨折からの復帰戦であった9月の白馬大会から先日の全日本シクロクロスまでに11勝もすることができました。
この3ヶ月間はこれまでの競技人生で最も集中していて、楽しい時間でした。

強くなってレースに戻ってくるという小林監督との約束を果たすことができて本当に嬉しいですし、怪我をした時に僕を支えてくれた方々と一緒に勝利を喜び合えることが今は何よりも幸せです。



「9月の白馬での復活勝利。これまでの競技人生で最も嬉しい勝利です」(沢田)


●今シーズンのチームを振り返って

どんな時でも笑いが絶えず、ストレスなく前向きな気持ちでいることができるチームです。
僕がいつも心の底からレースを楽しむことができるのは、このチームの雰囲気のおかげだと思っています。
今シーズンの全レースをいつも万全のサポートで支えて頂いたことに感謝しています。



「全日本シクロクロスのスタート直前。プレッシャーがかかる大事なレースであっても、小林監督のおかげで心の底からレースを楽しもうと思うことができます」(沢田)


●2017年のチームに向けアドバイス

僕の来年の目標はMTBで日本一になることです。(来シーズンからMTBでもエリートクラスとなります)
シクロクロスとMTBでの二冠を達成し、これから世界で戦うための足がかかりとしたいです。

チームからのサポートは既に十分に頂いているので、あとは僕が練習と経験を積んで強くなるだけだと思っています。来シーズンも宜しくお願い致します。



「子供の頃からの目標をひとつ叶えることができました」(沢田)


沢田時



 
16/12/19

【ルックバックBGT 2016】平野星矢 --全日本選手権、無念の2位


ブリヂストン アンカー MTBチームの2016シーズンインは、例年よりも早く、まだ冬のさなか、2月初頭から始まりました。というのも、2016リオに向け、日本代表枠を2名に増やすために、1つでも多くUCIポイントを獲得すべく、一途の望みを賭けていたからです。



2月のキプロスに始まり、トルコ、(カッパドキア)、オーストラリアでのワールドカップ開幕戦、灼熱のタイでのアジア選手権、そしてチェコでの世界選手権。海外での戦いが続き、それでもブリヂストン アンカー サイクリングチームの平野星矢は、五輪出場の夢は潰えたものの、自身の力を尽くし、数々のレースを走りました。



そのコンディションは、6月の全日本選手権に向けピークを迎えました。そして同僚、沢田時の世界選での無念の骨折の想いと共に、全日本選手権エリートクラスを走ります。しかし強豪山本幸平選手(トレックファクトリーレーシング)の前に破れ、2位という結果に終わりました。



シーズン後半は、沢田の活躍の影に隠れた印象もありますが、MTBシーンでは最も下りの技術力が高いと表される平野。その走りは衰えてはいません。平野が今年を振りかえります。



●2016シーズンの自分を振り返って

今年は上手く行ったレースと、上手く行かなかったレースの明暗がハッキリと分かれてしまいました。

特に新しく始めたパワートレーニングが中盤では恐ろしいほど上手く行きましたが、しかし全日本選手権後の練習では体調にマッチせず、オーバーワークになってしまいコンディションをひどく落とす形になりました。
ただ今後の可能性を感じるトレーニング内容であるため、オフトレーニング中に上手く改善して来年度は良い成績へ繋げたいと思います。



●2016シーズンのメインマシンを振り返って

このXR9に乗って3年目になります。セッティングに対する理解が深まって、去年、一昨年よりもだいぶ乗りこなせるようになりました。


●2016シーズン、最も心に残った出来事

アジア選手権が心に残っています。理由はとにかくレース中、クッソ暑くて死ぬかと思ったからです。



●今シーズンのチームを振り返って

僕は今シーズンの後半戦が調子悪くて全然レース走れずに困ってしまいましたが、代わりに時さんが後半戦で大活躍してくれたので、チームメイトとして安心感がありました。おかげでギリ滑り込みでチーム優勝も出来たので良かったです。



●2017年のチームに向けアドバイス

チームワークは大切ですが、それと同時に個々のスタンドプレーやバイタリティーから生じるチームワークを大事にしましょう。


平野星矢

 
16/12/15

【ルックバックBGT 2016】一丸尚伍 -- 1km TT 国体優勝


トラック競技を中心に活動し、ロードレースにも出場するブリヂストン アンカー サイクリングチーム(=BGT)員、笑顔のにあう一丸尚伍。元BGTチーム員であり現在は全日本トラック中距離鬼コーチ、飯島誠氏に日々しごかれています。



2016年1月に行われたアジア選手権では、日本ナショナルチームとしてチームパーシュートに出場、日本新記録を出すも中国に破れて2位、世界選出場は叶わず。また4月の全日本選手権でも得意の個人パーシュートで表彰台に登れず悔しい思いをしました。



しかしその後、リオ五輪出場の塚越さくら選手のトレーニングパートナーとして練習、それが効いたか、その後タイムは伸び続けます。10月のいわて国体では1km個人タイムトライアルを、大会新記録で優勝。着実にタイムを刻む技術と体力を身につけ、シーズン後半を迎えました。その後のジャパンカップには、BGTチームとしてクリテリウムに出場、ロードレーサーとしての経験も積んでいます。

トラック競技で東京五輪での活躍を目指す一丸が、今年を振り返ります。



●2016シーズンの自分を振り返って

今シーズンは1月のアジア選手権でチームパーシュートで日本記録更新、10月の国体で初優勝と良い成績を収めることができたものもあります。が、全日本トラック、ジャパントラックカップなどのレース系種目の大会では、まだ課題の残るレースが多かったことが心残りです。



●2016シーズンのメインマシンを振り返って

今シーズンはナショナルチームでのチームパーシュートの練習、大会に特に力を注いできました。その中で僕の走りを支えてくれたのがTR9(SSサイズ)。

TT種目用にポジションを出しやすいよう、小さいサイズのフレームをチョイスしました。剛性も十分で国体の1kmTTで優勝した時もTR9でした。250mバンクのコーナーのGにもしっかりと対応できるバイクで気に入っています。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

今シーズンはオリンピックシーズンでした。僕自身オリンピックに出場することはできませんでしたが、4月から7月の4ヶ月間、オリンピック選手のトレーニングパートナーとして、一緒に練習させていただきました。

僕自身のトレーニングにもなりましたし、オリンピック選手権が万全の状態で本番を望めるようにとても神経を使った期間でした。オリンピック合宿を通して、精神面でも競技力面でも成長できました。

4年後の東京オリンピックにしっかりと活かしていきたいです。



●今シーズンのチームを振り返って

今シーズン、トラック競技中心のスケジュールであったため、チームメイトと一緒に活動することは少なかったですが、そんな自分でも、チームメイトとして、楽しく接してくれるチームメイトにはとても感謝しています。


●2017年のチームに向けアドバイス

楽しく、面白く、やるときはやる!



2017年もブリヂストンアンカーでお世話になります。2016年の課題を克服し、2020年の東京オリンピックに向けての活動をしていきます。


*今年お気に入りの写真



アジア選手権でのチームパーシュート。日本記録更新。ケイリンマガジン様より



岩手国体での1kmTT。カナダ遠征直後の時差ボケMAX状態で優勝。ケイリンマガジン様より



オリンピック合宿で2回吐いて、運ばれるの図。


一丸尚伍

 
16/12/14

【ルックバックBGT 2016】井上和郎 -- チームの要となり、今年で引退を決断


今季、ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(=BGT)の屋台骨のような役割で走った井上和郎は、2016年を持って、現役を引退します。そしてその発表直後のジャパンカップに出場し、スプリント賞山岳賞を2日連続で獲得。今年チームのために走り続けた井上が、自身のために走った地脚の実力を垣間見られたレースでした。



インタビューやコメントなどでは、冷静に言葉を選ぶ井上。チーム員への気遣いや思いやりなども、そこここに垣間見え、活字に残る井上の言葉を読むと、さすが14年のベテラン選手といった印象です。

が、井上に実際に会ったことのある方はご存知でしょうが、素の井上の口から出る言葉は笑っちゃいます。エンターテインメント力というか、事象を面白く伝えるのが得意です。空気を和ませる、これも多くの経験を積んできた井上の気遣いの現れのひとつなのでしょう。

全く脈絡のないエピソードですが、遠征の多いロード選手ならではの経験から「パスタにかける用のソースは、ご飯にかけても大変うまいの法則」というロードバイク旅グルメのこつのひとつを教えてくれた井上が、選手生活最後となった2016年シーズンを、真面目な言葉で振りかえります。



●2016シーズンの自分を振り返って

前半のヨーロッパ遠征では、調子の低い状態で入ってしまった。

4月、5月に、チームメイトの体調不良からレースメンバーに入ることが多かったが、結局は、ツアー・オブ・ジャパン前に疲れ切ってしまった。
調子を上げるのに時間がかかるようになった上に、疲れがたまりやすくなっているのを感じてしまった。

全日本選手権では、そんな状態を割り切って、牽引役として動けるように身体を作って、なんとか仕事が出来た。

後半戦は、ほとんどレースのなかった8・9月を過ごしたが、その分、疲れがたまることはなかった。
10月のJプロツアー、合宿でなんとかいい状態になり、ジャパンカップツールドおきなわは、なんとか走れた。



●2016シーズンのメインマシンを振り返って

ANCHOR RS9。

2011年にアンカーに戻って、ずっと要望してきた味付けのフレームに近づいた。
アンカー史上最も反応のいいこのフレームは、自分の好みのフレームでもあり、確実に戦闘力が上がった。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

全日本選手権ロードでの、初山の勝利。
チームとして12年ぶりの優勝であり、2011年にアンカーに戻ってから、ずっと悲願となっていた。

最終的にこの勝利が、自分の選手としての区切りになった。
同時に、達成したのが自分じゃないという羨ましさも残ったのは事実で、残りのレースを全力で走るモチベーションになった。


●今シーズンのチームを振り返って

各自が、自分の持ち味を理解し、レースの中で判断し動いたレースはいいレースとなった。
個々の力がしっかりしていて、お互いにそれを尊重し合ういいチームだった。



●2017年のチームに向けアドバイス

選手個人にというより、チームの理念をもう一度明確するべきだと思う。
その理念の元に集まったチームなら、困難にもしっかり立ち向かえるはず。


*今年お気に入りの写真



選手、スタッフ、最高のメンバー。 このメンバーだから全日本勝てたのかな。



誰よりも真摯に競技に向き合うトマ・ルバ。 その姿勢はみんなのお手本になるものだった。



経歴からは想像できないほどお茶目なダミアン・モニエ。 彼のおかげでチームは和んだ。 発揮する走りも素晴らしかったが、 今年は終盤戦の怪我で本領を発揮できなかった。


井上和郎