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18/06/18

【2018全日本選・個人TT】窪木が優勝、近谷が2位のワンツー勝利、RT9は3連覇

レース名:第22回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
開催日:2018年6月17日
開催地:石川県志賀町
チーム ブリヂストン サイクリング参加選手:
石橋学、窪木一茂、近谷涼、橋本英也

photo: Satoru KATO // Team Camera



(窪木・優勝)


五輪種目でもあるロード個人タイムトライアルの全日本選手権が2018年6月17日に行われ、チーム ブリヂストン サイクリングの窪木一茂が優勝、2位を近谷涼が獲得しました。チームが使用した《ブリヂストンアンカー・RT9》にとっては全日本選3年連覇となりました。



(近谷・2位)


完全にクローズされたコースを一人で走る個人タイムトライアルは、すべてが自分で完結するレースです。コースを選んでその時にその強さで操作し、どこまで自分を追い込み、自分の限界に挑戦できたかを問われます。



(石橋、六峰)


メカトラブルもパンクも脚が売り切れるのも、すべて選手の選択の積み重ね、そして運。つまりその瞬間を刻み縮めることに貪欲でありつつ戦略的でいられたか、が順位を決めます。



(石橋・6位)


さらに全日本選手権ともなれば、その日一日の一発勝負。世界に通じる全日本チャンピオンの冠と、東京2020オリンピック出場枠獲得に必要なUCIポイントを選手とチームにもたらします。



(橋本・23位)


チーム ブリヂストン サイクリングは、これまで2年連続でこのTTチャンプのタイトルを獲得していました。ですがその連覇した西薗良太さんは最速のまま選手を引退、駆ったタイムトライアル自転車《ブリヂストンアンカー・RT9》が日本最速の冠を保持していました。

13.1km×3周回、39.3kmのコースは、ぐっと上って緩やかに下り、あとは平坦基調のコース。微風から無風の乾いた暑い一日に、窪木は最速のタイム、50分23秒92をマークし優勝しました。そして近谷が1分遅れるタイムで2位に入り、チームブリヂストンがワンツー勝利。RT9は3連覇の冠を獲得しました。チームとして、ブリヂストンとして誇れる勝利です。



(RT9、塩谷メカ、窪木)


万端な準備の中で、満を持して勝利した窪木。そして地元近くのコースで己の感覚のみを頼りに走ったアジア最速トラックレーサー・近谷。それぞれの走りと、そしてこの一発勝負のタイムトライアルに賭けた想いを記します。

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*窪木一茂

今年ここまで、UCIポイントを獲得できる数少ないUCIレース、ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)とツール・ド・熊野を走り、結果UCIポイントを取れませんでした。惜しいところまで行きましたが、できなかった。ですが、今日のタイムトライアルで、僕と近谷で、チームに多くのUCIポイントを取ることができて、まずホッとしています。


そして自分のパフォーマンスには満足しています。去年、日本に帰ってきてからカラダ作りを進めてきて、その結果が毎レース、パフォーマンスにつながっていることに、とても満足し、自信がついています。去年に比べると体重は6〜7kg増えているのに、TOJでも熊野でも、きちんと登れていた。ということが大きな自信になっていました。



本番前に現地で試走を重ね、ペースや力の配分、風向きへの対応など、試走の中である程度決め、準備を万全に行いました。そして本番ではそれらにひとつひとつ取り組み、着実に行いました。それがこの結果として現れたのだと思います。サポートあっての結果だと感じています。

まだ優勝したという実感はありませんが、また来週(全日本選手権ロードレース)もありますし、それでいいと思っています。僕が目標とするのは、東京2020オリンピックのトラック競技でメダルを獲ることですし、今日の勝利はそのためのステップアップの一つだと思っています。



自分が成長できていること、チームブリヂストンに来て、いろいろ支えてもらって成長できている結果が、今日のリザルトに現れたことを認識し、感謝しています。

来週はロードレースの全日本選手権ですが、僕はシリーズ戦の《Jプロツアー》でもツアーリーダーで、チーム全員がロードでのさまざまな役割を担える走れるメンバーですので、まずは準備はできているかなと思います。(窪木)


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*近谷涼


トラック競技をメインでやっている僕は、ジュニアからも含めてロードの個人タイムトライアルに出場するのは始めてでした。今年はチームパシュートでアジア選手権タイトルも獲りましたが、それでどこまで行けるかは未知数でした。



とはいえ、行けなきゃいけないんですね。オリンピックに出るようなチームパシュートの選手は、TTでも勝ってるんですね。僕たちもTTだったら上位に来ないといけない、と思ってはいました。それで実際に、初めて走って2位に食い込めたというのは、正直大きな自信になりました。

なによりこの会場は、僕の地元の富山に近くて、高校の時からのお世話になっていた方とか、地元の知人など多く応援に来てくれて、スタート前からも声をかけていただいて。そういった気持ちが後押ししてくれました。



いつもはチームパシュートの4kmばかりを走っています。4kmというのは4分ですよね、もう最初から最後まで常に踏んでいる感じです。でも今回は1時間のレース、いつものようにガンガン行きすぎずに、冷静に入って、脚が回ってきてから踏んでいこうかなと思っていて。実際にそれができたので良かったなと。



ラスト1周は脚がいっぱいでキツくて。でもそこはみんながそうですし、よく言われる僕の強みというのが『後半の粘り強さ』で、自分でもそう思っていますし、個人パシュートではもちろんそうなんですが、そこの粘りが3周目に活きて、走行ラップがイーブンで行けたんだと思いました。(編注:3周回のタイムはほぼ同じでした)



最後は『気持ち』というものを、全面に出して走れたと思います。レース前、飯島さん(総監督)に『TTというのは、いかに自分を追い込むか、自分の限界に挑戦するかだ』と言われました。今回、走っている最中には無線もなく、サポートカーもいないし、自分の情報を知るすべが何もなかったんですね。



自転車って面白いもので、どっかで気持ちがふわっ〜て一回無くなると、やっぱり踏めなくなるんです。ですから50分間、レースへ賭ける想いを強く持ち、最後は集中力で『気持ち』を繋げて、繋げていきました。そういう面ではいいレースでしたし自信にもなりました。



走る前の目標は10位以内、悪くても15位以内だなと思っていましたが、実際に走ってみると表彰台。自分のしてきたことは、間違ってなかったなというのを感じました。

トラックはロードに活きますし、その逆も同じ。ロードも今後力をつけていって、トラックに活かしたいなと思っています。



(左;窪木、右:近谷)


窪木選手とは、大学のときに1年生と4年生で走ってきました。背中を見て、いろいろ教えてもらって頂きながらやってきて。その先輩とこうやって全日本TTを同じチームで走ってワンツーを獲った。

こんなに嬉しいことはないなと思いますけど、やっぱり負けたのは悔しい。来年は先輩に勝って優勝します(笑)(近谷)

【リザルト】2018年6月17日 第22回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会

1 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)50:23.92
2 近谷涼(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:02.68
3 小石祐馬(TeamUKYO)+1:30.09
6 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+2:22.82
23 橋本英也(チーム ブリヂストン サイクリング)+5:57.97



(西園さんが祝勝に来て『亀』の王冠も受け継いでくれと。迷惑な話です)

 
18/06/13

【Jプロツアー第10戦】那須ロードレース、巧みなチーム連携で橋本を2位、窪木を3位に

レース名:第2回 JBCF 那須ロードレース/Jプロツアー第10戦
開催地:栃木県那須郡
開催日:2018年6月10日(日)
コース長:7.2km x 15周=108km

チーム ブリヂストン サイクリング参加選手:
石橋学、一丸尚伍、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、橋本英也、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU // Team CAMERA



Jプロツアー第10戦となる那須ロードレース、最大選手登録枠である8名出走となったチーム ブリヂストン サイクリング。チーム員それぞれの持つ地脚を存分に駆使し、優勝こそ逃したものの、橋本英也を2位、窪木一茂を3位とし、窪木はツアー首位となりました。



当日は朝から風のない雨。1周7.2kmのコースは、前半は下り基調、後半はアップダウンを繰り返し、残り1kmからゴールまでは、緩やかに登り続けます。



肌寒さを感じる雨の中スタート、このコースを15周する108km。パレードを終えリアルスタートとなると、主導権を握るべくアタックの応酬が始まります。



(大久保)


参加枠最大の8名選手を擁したチーム ブリヂストン サイクリング、前半は大久保陣、堀孝明がこの繰り返されるアタックに積極的に反応。数名の逃げに乗って飛び出しては、逃げを嫌う今日の集団が吸収、を繰り返します。



(堀)


途中、スプリント力もある近谷が逃げに乗り飛び出す。



(近谷)

下りでのチーム全体のペースアップを一丸尚伍と原田裕成が担い、集団をほぼ掌握。



(原田)



補給所のあたりでは、集団が1つに。



(飯島)


チームがまとまって、『必ず、絶対に、千切れんなよ』と強く言い合います。



レース2/3を終え、残り6周、横山航太選手(シマノレーシング)が逃げ出し、それを石橋学が追う形で飛び出します。

そこにシマノレーシングの入部正太朗選手が乗り、3選手の逃げが決まります。



「今日はこのまま逃げ切って勝つと思いました」(石橋)



(石橋)


集団との差は一気に30秒まで開き、その後1分近くまで開きます。


「正直、今日は、全日本選手権に向けた調整という意味合いもあったので、脚を溜めるというより自分で狙う感じでガンガンいきました」(石橋)



シマノレーシングと2対1とはいえスタミナ野郎・石橋は力強く、横山選手は千切れて後退。

シマノ対ブリヂストン、2名が先頭、石橋の予想通りの展開に。



「チームは安心。全員を先頭に固めて、この後の展開について話し合いました。『今日はマナブの日だな! 勝たせてあげたいな!』と談笑も。『追いついたら全員で10着に入るぞ!』とも」(窪木)



しかし最後の上りを前に二人のペースが落ち、同時に集団のペースが上がっていました。ゴール前2km、逃げ切りを目指した二人はゴール前の上りで集団に吸収されます。

その集団前方には、石橋の渾身の逃げにより他チームよりも脚を溜めながら、全体を掌握したブリヂストン選手が多く控えています。



会場のアナウンスも、「チームブリヂストンには、多くのスプリンターが残っています」とその名前を数え上げます。登り切りで窪木がチェックに入り、集団がまとまって勝負は集団スプリントへ。



「前に残った橋本と話した。『エイヤ行ってくれ!』『オッケ!』エイヤは言い放ってゴールに向けて独走態勢。後ろは牽制。もらったと思いました」(窪木)




しかし結果は、橋本の後ろから刺した木村佳祐選手(シマノレーシング)の勝利。橋本は2位に、そして窪木は3位に。



「ラスト1km位で、木村さんがアタック、僕がそれに反応します。それで前に出たところで、そのまま直前までずっと前のまま引かされてしまいました。相手が1枚上手でした」(橋本)



(中央;橋本、右;窪木)


「最後は悔しいかったですが、トラブルなく2人が表彰台というのは良かったと思います。本当に、チームのメンバーがみんなすごい動いてくれて、最後は石橋さんの逃げでコントロールできましたし。本当にいいチームだと思います」(2位・橋本)

「全員で完走し走りきる事で、チーム全員で次なる目標へとステップアップ、スモールステップで進んでいけると思う。だからこそ、チーム競技である自転車ロードレースは面白いですね。勝ちこそなかったけれど、全員で戦ったと感じられた、今期最高のレースでした」(3位・窪木)



「前半、どこかで乗ろうと代わる代わるみんなで逃げて、マナブが最後に逃げてくれ、結果他のメンバーがみんな残ってスプリントに備えられました。全日本選手権に向けて、いいイメージが作れました」(7位・大久保)

「いつもは吸収されたあとなどに途中で終わってしまうのですが、今日は先輩方が逃げに乗ってというのもあって、最後まで粘りました。アドバイスもいただけましたし、良かったです」(8位・近谷)



「代わる代わるみんなでアタックして、その一人当たりの負担が少なく最後まで体力は残ったし、最後は石橋さんが逃げてくれたり、チーム的に機能した1日だったなという印象でした。なんというか、楽しかったです」(28位・原田)

「雨が好きなので、まずはいい一日でした(笑)。最後の上り坂はちょっときつかったですが、集団の前に入られました。窪木さんの指示を聞き、チームのために動けたかと思います」(32位・一丸)



「今日は良いタイミングで逃げていけて、勝負の仕方もあるなと思っていたので。自分で狙っていくという勝負の仕方でガンガン走っていました。もう少し上げて狙えたかなというのもありましたが、そこは課題ですね。ただ全日本に向け、気持ちのアドバンテージというか、余裕を持たせることができたと思います」(46位・石橋)

「最後、僕はメカトラで完全に止まってしまって遅れてしまいましたが、前半は逃げに積極的に乗っていきました」(52位・堀)



(左:橋本、右:窪木)


窪木はこの3位で、Jプロツアー・ポイント首位となり、リーダージャージの『ルビーレッドジャージ』を獲得しました。


今日のチームは、本当に全員が、その特性を活かした走りを見せました。すべてのチーム員が自らの勝利を目指しながら、その動きを別のチーム員が受け取りつなげていく。選手資質に互いに敬意を払いながら、それを利用し己の勝利も狙う。

そういったチームの動きを、チーム選手たちは感じ、そしておそらく観客の方々にも感じていただけたのではないでしょうか。

ここから、大切な2週間となります。次週は全日本選手権・個人タイムトライアル(6月17日/石川県・志賀町宿女)、続くに全日本選手権・ロードレース(6月24日/島根県・益田市)。日本チャンピオンの称号を獲得できる大会です。チーム ブリヂストン サイクリングは、共に頂点を狙います。

皆様の熱いご声援を、現地にて、Facebookにて、http://facebook.com/team.bridgestone.cycling/ よろしくお願いいたします。



(左から:飯島、堀、一丸、原田、石橋、近谷、窪木、大久保、橋本、六峰)



【リザルト】 2018/6/10 第2回那須ロードレース

1 木村圭佑(シマノレーシング)2:32:08
2 橋本英也(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:00
3 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:00
7 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:02
8 近谷涼(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:02
28 原田裕成(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:11
32 一丸尚伍(チーム ブリヂストン サイクリング )+0:26
46 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング )+1:38
52 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング )+3:32


 
18/06/10

【Jプロツアー第9戦】那須塩原クリテリウム、周回賞を獲得の窪木が転倒後に8位


レース名:第2回 JBCF 那須塩原クリテリウム/Jプロツアー第9戦
開催地:栃木県那須塩原市
開催日:2018年6月9日(土)
コース長:2.3km x 27周 = 62.7km

チーム ブリヂストン サイクリング参加選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、橋本英也、原田裕成

photo: M.SHIMIZU

国内ロードレースのシリーズ戦《Jプロツアー》の第9戦目、那須塩原駅からの目抜き通りをコースとした都市型ロードレース『那須塩原クリテリウム』。95人出走中、完走は16人という厳しいレースで窪木一茂が8位となりました。窪木は上位集団からの飛び出しを狙い走りましたが、表彰台には届きませんでした。



東北新幹線の停車する那須塩原駅前をクリテリウムコースにした、という表現が最も当てはまるこの那須塩原クリテリウム。クリテリウムとは、短い周回長コースで行う、短めのロードレースという感覚です。

駅からまっすぐ伸びる大通りをそのままイベント会場とし、その奥にT字状のクリテリウムコースを設置。チーム ブリヂストン サイクリング(UCIコード:BGT)の出場するJプロツアーではこのコースを27周、合計62km強を走ります。



観客の目前を何度も何度も走る、周長の短いクリテリウム。見た限り沿道のフェンスには隙間がないほど観客が張り付いています。これからの時代、スポーツの街中開催という対するポテンシャルを、改めて目の辺りにします。



(中央:近谷、右:橋本)


さて、これまで5名の選手で国内ロードレースを戦ってきたチーム ブリヂストン サイクリング。日本ナショナルトラックチームでの活動を一段落させたBGTチーム員たちが、ロードレース活動に注力します。

このクリテリウムは、2018年アジア選手権個人パシュート優勝の近谷涼、オムニアムでアジア選優勝・世界選10位の橋本英也を走者に組み入れた最新BGT編成での参加となります。



(左から窪木一茂、橋本英也、近谷涼、原田裕成、石橋学、大久保陣)


レーススタート、様子見速度の集団から始まったレースでしたが、レースの1/4、6周目を終える頃には、すでに集団は前方と後方とに別れていました。今日の成績を狙う選手と、調子振るわず明日に備える選手とを分ける印象です。



(左:石橋、中央:原田)


レース前半、BGTからは大久保陣、窪木一茂、近谷涼、橋本英也の4名が前方集団、その前側に位置しています。途中、橋本が「位置取り、ポジションはよかったのですが、吐き気がしてしまい」と後方へ、大久保、窪木、近谷の3名が前方で耐え続けます。



(中央:近谷、右:大久保、最右:橋本)


レース後半になると、走っている選手はもう半分以下となりました。周長の短いクリテリウムは、ちょっとタイム差が開くとすぐにDNF(Did Not Finish)となりレースを降ろされます。前方集団に食らいつくしか、レースを完走する術はありません。



中盤に近谷が、窪木と大久保、2名の前に出て3周ほどを全力で引き、休ませます。
「今日は全体的に、集団前方に位置できていたのはよかったと思っています。中盤に2人を引きましたが、引いたあとはは、耐えきれずに終わってしまいました。もう一度回復して、前に出られればよかったと思っています。課題です」(近谷)



(先頭:近谷、左:窪木)


近谷に引き上げられた窪木は、その後に大久保の力も借りて速度を更に加速させ、先頭パックに合流します。が、その後にコーナーで後輪が滑り転倒してしまいます。



(中央;大久保、中央左:窪木)


しかしクリテリウムで適応される『ニュートラル』制度により(トラブルなどにより後逸した選手が他と同周回でレースに戻れる、周長の短いクリテリウムならではの措置)集団へ復帰し、再び前を狙い、レース中4回設けられた周回賞(定められた周回のトップ)を獲得します。

「転倒したあと、気持ちが折れそうになったんですが、沿道から名前が声が何度も聞こえ、また力が湧いてきたのを感じました」(窪木)



(窪木)


しかし最終局面へと向かう中、大久保は最後までレースに粘り続けますが、耐えきれずに後方へ。そして窪木も途中、いくどもアタックを掛け前集団へのブリッジ(乗り移り)を図りますが速度が足りず、7人を前方に残したまま第3集団の頭でゴール。8位の結果となりました。



明日の那須ロードレースは、2018年BGTロードレース初の8名参加となります。ご期待ください。



女性のトップクラス、『Fクラス』には、先日、ベルギーのパラサイクリングW杯にて優勝した野口佳子が参戦。合宿中に体調を崩してのリカバリーの期間でしたが、本日レース復帰。

高い速度域で進んだレースに後半は反応しきれずDNFとなった野口でしたが、前半は積極的に前に出て速度を上げたり、他の選手と協力し合ったりするなど、レースの中でしか磨けない技術を改めて確認していました。


(野口佳子)


【リザルト】 2018/06/09

《第2回 JBCF 那須塩原クリテリウム/Jプロツアー第9戦》
1 ホセ・ビセント・トリビオ(マトリックスパワーダグ)1:25:18
2 アイラン・フェルナンデス・カサソ(マトリックスパワータグ)+0:26
3 松田祥位(EQUAS)+0:26
8 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:08
-- 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 近谷涼(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 橋本英也(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 原田裕成(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF


《Fクラスタ》

1 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)1:02:05
2 伊藤杏菜(Live GARDEN VICI STELLE)+2:18
3 大岩明子(ブラウブリッツェン)+2:41
-- 野口佳子(チーム ブリヂストン サイクリング)DNF


 
18/06/08

【ツール・ド・熊野2018】ステージ03/最後のアタックにかけた窪木、6位に

レース名:ツール・ド・熊野2018
開催日:2018年5月31〜6月3日(プロローグ+全3ステージ)
開催地:和歌山県・三重県/熊野地域
チームブリヂストンサイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU

*6/3 104.3km 第3ステージ(最終) 太地半島

ツール・ド・熊野 最終第3ステージ、チャンスを狙い続けた窪木一茂がラスト1周で飛び出し表彰台を狙いましたが、届かず。6位の結果となりました。



マグロの良港と言われる紀州勝浦、そのそばの太地(たいじ)半島を舞台とする第3ステージ。

船腹に「RESEARCH(調査)」と書かれた元捕鯨船、『太地町立くじらの博物館』のモニュメントそばをスタート・ゴールとします。

余談ですが、『太地町でのイルカ漁業に対する和歌山県の公式見解』という和歌山県による公式発表文章があります。興味深い内容です。なおレーススタート・ゴール横の食堂では、くじらの串揚げなどのくじら料理を振る舞っていました。



ヤシの木沿いも巡る1周10.5kmの周回コース、これを9周します。コース最高地点であるKOM(山岳王)ポイントも、高低差60mほどとわりとすぐそこなのですが、コース全体で繰り返すアップダウンが高いレーススピードとなって選手の体力を削ぎ落とすでしょう。



うねる路面のモメンタム=加速度をうまく利用できる選手が上位に残り続けます。美しい色の海を眺めながらKOM(山岳王)ポイントへ登ります。



レース序盤を通して続いたアタックの応酬が収まり、決まった先頭集団に窪木がいます。



(窪木)


(窪木)



(堀)

「カラダは動いたんですが、窪木さんを先頭に一人にしてしまったのが自分としては。。。先頭グループの中に1人というのは、どうあがいてもキツいですから」(堀)



(石橋)

「ここは自分の苦手なコースでもあるんですが、でも今日は多くのアタックが掛かり、そのどれかに乗っていこうと思っていましたが、一回、二回の飛び出しのあとに位置を下げてしまって。そこから上がるのに苦しい思いをしました。

前の集団は行ってしまい、窪木さん一人しかいないのはわかっていて、後半何度かアタックをして前に追いつこうとしましたが、難しかったです。窪木さんのサポートもできなかったなという感じでした」(石橋)


レース中盤、残り3周で先頭23名ほどの集団となります。窪木は先頭集団の中、チームから1人で居残り続けます。



最終周回を前に、大久保陣、原田裕成、近谷亮の3選手は、高まったレーススピードを前にDNFとなりました。

「厳しいコースと言われており、実際そのとおりでした。なんとか気持ちをつないで走りましたが、完走直前で降りることになりました。悔しかったです」(近谷)



(近谷)


先頭を走るトマ・ルバ選手(KIN)と佐野淳哉選手(MTR)の2選手が、逃げながらも互いに攻防を繰り返し、その2人を追うチェン・キンロ選手(HKS)。この3名を集団が追う形が続いていました。

そして、残り1周で、窪木が突如、飛び出します。



(窪木)


下の2時間44分あたりの映像から残り1周、20分ほどの最終攻防を、振り返りライブ配信からぜひ御覧ください。



結果、窪木は3位のキンロ選手に追いつくことなく、ゴール前で集団に吸収されました。ステージリザルトは6位。



「最後の走りはよく覚えていないです。声援が聞こえ体が動きました。動きは良かったですね」(窪木)



「今日のラスト1周、窪木のアタックは、自らチャンスを掴むために動きました。その動きが勝利を引き寄せます。チーム力はまだまだですが、窪木としてはいい動きだったと感じています」(六峰監督)



「今日は勝てると思ったんだけどなー」と、悔しいながらも、チーム員へ陽気に語りかけた窪木。この切り替えの速さが強さの秘訣でもあります。



この最終ステージの完走は36選手、最初をスタートした人数の3分の1ほどのサバイバルレースとなった今年のツール・ド・熊野。飯島総監督はレースをこう振り返ります。

「目標とした結果は上げられませんでしたが、第2ステージでの石橋の追い上げ、最終日の窪木の飛び出しなど、選手たちに今までなかった走りが見られました。

レース中に自身の限界を突破することが、成長に繋がり、ひいては結果に繋がります。この勢いで次週のJBCF那須、そして全日本選手権へと臨みます」



6月の第4週末に日程が定められる各国選手権。全日本選手権ロードレースは2018年6月24日(日)に島根県益田市にて行われます。

その表彰台の頂点を奪取に向け加速を始めたBGT、チーム ブリヂストン サイクリング。皆さまの熱いご声援、「漕げブリヂストン!」の声を、心よりお願いいたします。



【リザルト】 *6/3 104.3km 第3ステージ(最終) 太地半島

1 佐野淳哉(MTR マトリックスパワータグ)2:35:39
2 トマ・ルバ(KIN キナンサイクリングチーム)+0:02
3 チェン・キンロ(HKS HKSプロサイクリングチーム +0:12
6 窪木一茂(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+0:24
28 石橋学(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+2:58
36 堀孝明(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+5:33
-- 近谷涼(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 原田裕成(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)DNF
-- 大久保陣(BGT チームブリヂストンサイクリング)DNF

【個人総合成績】

1 マーク・デマール(UKO チーム右京)5:22:47
2 ベンジャミン・ダイボール(STG)+0:18
3 ベンジャミン・プラデス(UKO チーム右京)+0:35
14 石橋学(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+5:01
17 窪木一茂(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+7:24
36 堀孝明(BGT チーム ブリヂストン サイクリング)+20:40

 
18/06/07

【ツール・ド・熊野2018】ステージ02/千枚田を上る山岳コース、石橋11位に

レース名:ツール・ド・熊野2018
開催日:2018年5月31〜6月3日(プロローグ+全3ステージ)
開催地:和歌山県・三重県/熊野地域
チームブリヂストンサイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU

*6/2 109.3km 第2ステージ 熊野山岳

ツール・ド・熊野2018最大の舞台であるステージ2・熊野山岳。




(パレードスタートに備えて。左:原田、右:窪木)


異例のレースキャンセルとなった第1ステージに次ぐ第2ステージ。例年ツール・ド・熊野の最大の舞台となる山岳ポイント『千枚田』を走ります。丸山千枚田です。チームの最上位は石橋の11位。「もうちょっとでした」とは石橋の談。



コースは大きな周回ルートを横にした8の字のように周回。中央の交差付近でこの千枚田と熊野古道を包むように回り込みます。コース上には2つの峠があります。まず1級山岳の札立峠、そして2級山岳である丸山千枚田の坂。この坂を使った勝負強さが、このステージでの勝利のカギを握ります。



スタート直後から、選手たちがぞくぞくとアタックを仕掛けます。まずは逃げを狙いレースの主導権を握るという目算、BGTからは堀孝明が果敢に仕掛けています。



「今日は逃げに乗るつもりで、序盤から逃げに反応していきました。なんですが、思いのほか自分のコンディションが良くなかったと言うか、脚が重い、そこから後ろに下がってしまいました。

登りの前に意識して順位を上げつつ千枚田の登りに入りましたが、なんでしょう、疲れが抜けないのか。脚の反応が良くなかった」(堀)




(左から:窪木、近谷、原田、大久保)


地元開催ということで、活躍を見せたいでしょうキナンサイクリングチーム、レースの勝負どころである千枚田の登りでペースアップを図り、攻撃をしかけてきます。

https://freshlive.tv/cycling/211325
レースの模様はこちらから見直せます。レースは全部で3時間ほど



(コースのKOM=キング・オブ・マウンテン、山岳王ポイント、千枚田山頂)



1回目の千枚田の上り、前方に窪木がいます。上りを前に伸びた先頭集団に喰らいつき、窪木は千枚田を登り始めました。



「序盤のアタック合戦で逃げに乗れず、それでも前方で1回目の千枚田の上りに入ったんですが、そこで周りが(速度を)上げてきて。それに付いていったんですが、そこで脚を使い、その次の峠の頂上で千切れてしまいました。あとは前に追いつこう、という走りです」(窪木)


1回目の千枚田の登りはチームからは窪木が先頭で入りましたが、勝負となる2回目の登りは、石橋が第3グループのような形で、2名の選手と前を追います。


「マナブ(石橋)に付いてアシストできれば良かったですが、できなくて。そのへんが課題ですね。でもコンディションは悪くないし、また明日はしっかりと狙います」(窪木)



「先に窪木さんが前に行きましたが、自分ではちょっと後ろで反応しきれず。でも窪木さんが前に乗ってるという安心感で、自分もそこまで焦らず行けました」(石橋)

近谷涼も協力し、後半の石橋を引き上げ位置取りを助け、上りへといい順位で入ります。前からこぼれてきた2選手と合流し、前の集団を目指します。

後半じわじわ上げてきた石橋の前には9名ほどの先頭グループ。レース終盤にそこから3名の選手が抜け出し、結果それが優勝争いに。入部正太朗選手(シマノレーシング)が最後まで粘りきり、ゴール直前で刺し優勝しました。



チーム最上位となった石橋の結果は11位でした。



(石橋)


「最初の逃げには乗り遅れましたが、上りの感じとかは良かったので、だからこそ、もっとうまく動ければ上位にからめたのではと思います。窪木さんも力強く登っていましたし、今日は全体にもうちょっと、という感じでした」(石橋)



(近谷)


「今日は、上りで耐えるだけだなと思って。位置取りが、前の方で上りに入れたので、上りでは位置取り的には苦しむことはなく。でも前とのグループとの差が少しあったので、次はその前のグループで戦いたいと思います。

まずはロードレースというものを久しぶりに肌で感じられて良かったです」(近谷)



ツール・ド・熊野全3ステージの最終日。周回するスピードコースです。チームは全力で勝利を狙います。



【リザルト】2018ツール・ド・熊野 
6/2 109.3km 第2ステージ 熊野山岳

1 入部正太朗(SMN/シマノレーシング)2:45:52
2 マーク・デマール(UKO/チーム右京)+0:01
3 ベンジャミン・ダイボール(STG/セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)+0:15
11 石橋学(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+2:04
10 窪木一茂(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+7:23
62 近谷涼(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+ 15:28
65 大久保陣(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+15:28
70 原田裕成(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+15:28
76 堀孝明(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+15:28

 
18/06/03

【ツール・ド・熊野2018】ステージ01はフェンス倒壊でレースキャンセルに

【ツール・ド・熊野2018】00、01/ ステージ01はフェンス倒壊でレースキャンセル

レース名:ツール・ド・熊野2018
開催日:2018年5月31〜6月3日(プロローグ+全3ステージ)
開催地:和歌山県・三重県/熊野地域
チームブリヂストンサイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、近谷涼、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU


UCIポイントを獲得できる大事なUCIレースの2連戦目、『ツール・ド・熊野』が開幕しました。5月31日の個人タイムトライアルを皮切りに、熊野地域周辺の、世界遺産にも認定される熊野古道を臨む地域を走る、歴史あるロードレース大会です。

チーム ブリヂストン サイクリング(UCIコード:BGT)は、これまでロードレースを戦い続けてきた5名の選手に、ナショナル・トラック合宿を終えた近谷涼が合流しました。

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*5月31日 プロローグITT
開催地:新宮市内コース(プロローグ)
距離:0.7km


(大久保)


初日のプロローグは、個人タイムトライアル。選手の顔見せのような要素もある、短い700mコース。途中ほぼアップダウンもなく走ります。「最高速の高さと、折返しでのコーナリング技術が要される」(大会パンフレットより)。チームブリヂストン選手は、それぞれの走りでTTを走り、 大久保陣がBGT最上位の6位となりました。



(近谷)


【リザルト】2018ツール・ド・熊野

* 5/31プロローグ個人TT 0.7km

1 阿部嵩之(BLZ/宇都宮ブリッツェン)0:50.78
2 カーデン・グローブス(STG セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)+0:01.09
3 黒枝士揮(AIS/愛三工業レーシングチーム)+0:01.18
6 大久保陣(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:01.42
10 原田裕成(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.34
13 近谷涼(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.64
17 窪木一茂(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.97
41 石橋学(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:04.52
47 堀孝明(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:04.79


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*6月1日 第1ステージ
開催地:赤木川清流コース(第1ステージ)
距離:113.2km(15.4km+16.3km x 6周)



(近谷)


赤木川清流コースで行われた第1ステージは、レースそのものがキャンセルとなりました。レース中の落車(転倒)に起因して、フェンスが大幅に倒壊。選手たちに大きな怪我はなく良かったのですが、フェンスの修復には大幅に時間がかかることがわかりました。レース役員、運営、チーム監督による協議の結果、レースそのものをキャンセルすることとなりました。

(レースがキャンセルされると、ドーピング検査もキャンセルになるんですね)


レースをざっと振り返ると、2周目で先頭付近で山岳賞争いはあるものの、全体は集団として3周目へ。3周目のトンネル内で落車が起きてフェンスが倒壊。フェンスを修復するためニュートラル、その後詳細がわかり、協議の結果レースキャンセル。



(左から:原田、石橋、窪木、近谷)


その後、選手たちは、レースとしてではなく、地元であるキナンサイクリングチームを先頭にパレード走行としてコースを周回。観戦に訪れたファンとふれあいながら走ります。





明日も選手一丸となってレースに臨みます。
引き続き、チーム ブリヂストン サイクリングへの「漕げブリヂストン!」、ご声援をよろしくお願いいたします。


【リザルト】2018ツール・ド・熊野

* 6/1 ステージ1 レースキャンセル
個人成績総合 順位

1 阿部嵩之(BLZ/宇都宮ブリッツェン)0:50.78
2 カーデン・グローブス(STG セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)+0:01.09
3 黒枝士揮(AIS/愛三工業レーシングチーム)+0:01.18
6 大久保陣(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:01.42
10 原田裕成(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.34
13 近谷涼(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.64
17 窪木一茂(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:02.97
41 石橋学(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:04.52
47 堀孝明(BGT/チーム ブリヂストン サイクリング)+0:04.79

 
18/05/30

【MTB ギリシャLepanto UCI-2】平野、2連戦を連日4、5位獲得

レース名:2nd and 3rd Lepanto Cross Country MTB Race
開催地:ギリシャ、Lepanto
開催日:2018年5月20日(2nd 土)、21日(3rd 日)
UCIカテゴリー: UCI-2



チーム ブリヂストン サイクリングMTBチームは、UCIポイント獲得を目的とした海外レースを続けます。平野星矢がギリシャでの2連戦に臨み、表彰台は逃すものの両戦にて着実にUCIポイントを獲得します。小林MTB監督のレポートです。


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ギリシャの歴史的な古港Lepantoの城跡で開催されたUCI-C2の2連戦を終了。結果、平野星矢選手がDAY1を5位、DAY2を4位と健闘し、UCIポイントの連続獲得に成功した。沢田時選手はケガの治療に専念するため、このレースはキャンセルした。



(平野星矢)


このレースは2日間とも、ギリシャのトップ2である2選手、フランスの19歳ホープ、キプロスナショナルチャンピオン(以下NC)、そして平野選手の5名が実質的なポディウム争いを展開した。優勝はDAY1ギリシャNCのANTONIADIS、DAY2マラソン世界チャンピオンILIASと、両日ともギリシャ選手が制した。平野選手のDAY1は内臓変調とパンクに見舞われ思うように展開できなかったが、DAY2は体調も回復しハイリスクを回避しての堅実な走りをみせた。

ドイツでワールドカップが開催される同週末、ギリシャでは情熱のある主催者によって歴史的な遺跡での連戦が用意された。主催者からは、早い時期からチームにインビテーション(招待)があり、ワールドカップではなくLepantoでの戦いを選択した。



アジア選手権セブ、八幡浜国際、そしてギリシャ2連戦と3週間で4レースをこなすのは選手のパフォーマンス、チーム体制を維持するだけでも大変だが、日本国内やアジア地域ではまず経験できない貴重な機会でもある。そして、日本人が本気でUCIを転戦する姿を応援したいとオルガナイザーも連盟も現地のジャーナリストもみな笑顔で迎えてくれた。これこそがUCIチームとしてTEAM BRIDGESTONE Cyclingが求めていくべき姿のひとつだと思う。

Lepantoはアテネから230㎞西にある。レンタカー会社の粋な計らいでアウディA3の新車が用意されていた。自分が知っているかつての荒れた道路は何処にもなく、日本に劣らない素晴らしく整備された高速道路網ができていた。当然移動はストレスなし。アジア選手権が遠く懐かしい思い出に感じてしまう程の快適さだ。

街は歴史の教科書に出てくるレパントの海戦で有名なリゾート地だが、街が小さくまとまっており、短期間の生活にも困ることはない。欧州では珍しく、公共水道もしっかり整備され、水道水は飲める。街の隅にもゴミ溜めはなく、暮らす人々も穏やかだ。ただ、街に張り巡らせた自転車道にはイタリアのそれと同じく車が道路両脇に列車のように駐車していているし、丁度ラマダーン(断食月)にあたってしまい、毎日夕方5時過ぎから翌午前3時頃までは街中が大騒ぎだった。


5月20日(土)17時スタート。当日受付・当日ミーティング・当日試走で直ぐにレース。日本の環境を当たり前に思っているなら対応は困難だろう。短時間で全ての事象を見極め、最新情報を更新し続け、仲間をつくってコミュニケーションしないとレースにならない。快晴の夏日の夕刻、海を見下ろす城跡を巡る4.2㎞を7周回。全カテゴリーが2分差で順次出走となった。(この時期、夕暮れは20:30過ぎ)

1周目、平野選手はアップでは体調に良い感触を得ていた。しかしスタート直前の試走でパンク。スタート時刻まで30分を切っており、急遽タイヤを直してのスタートとなった。定刻より3分早く号砲。(こちらでは選手の顔ぶれをみて時刻が早まるなんて当たり前)平野選手はペダルキャッチをミスすることなく、地元のギリシャNC(国内チャンピオン)らと共に先頭パックを形成しながらトレイルに飛び込んでいく。

2周目、先頭2名が飛び出し、3番手以下は直ぐにバラけ始めていた。平野選手は3~5番手の縦長パックで展開するが、先頭との差は開いていく。身体に軽快さがみられず表情もさえない。

3周目、明らかにいつもの平野選手とは違う歪んだ表情でフィードゾーンに戻ってきた。ライバル選手への反応も鈍く、我慢の走りが求められた。この時点で4番手の単独走行となる。



4周目、エリート下位の選手、時間差スタートしたジュニアや女子選手などがコース内に散らばり、ループとなってきた。シングルトラックでは遅い選手がブレーキとなり、上りも下りも被さられ思うように前を追えない。(海外選手と自国選手への選手同士の対応が異なるのは当たり前)

5周目、背後からキプロスNCが近づいてきた。実力的には平野選手の方が上だが、表情は険しいまま。ラップを維持しながらガマンの展開、4番手。



6周目、キプロスNCに先行を許してしまい5番手に後退するが、背中が見える位置で粘りのある走り。体調も前半より若干回復しているように見える。

7周目、ファイナルラップ。平野選手はリスク覚悟でペースアップ。しかし、試走時と同様にダウンヒルのロックセクションで前輪をパンクさせてしまう。追走叶わず、フラットタイヤで5位フィニッシュ。ギリシャNCが1周目からの逃げ切りで優勝。


5月21日(日)12時スタート。前日と全く同じコースとラップ数。2時間に迫ろうとするラップも、コース上でループになるカテゴリー出走時間差も変更がなく、前日のフィニッシュから僅か17時間後のスタート。天気は夕立が予想される曇りがちな真夏日。



1周目、前日出場していない地元選手が勢いよく飛び出す。しかし平野選手の体調は回復基調にあり、慌てることはない。8番手前後でシングルトラックに入り、パスポイントで確実に順位を上げていく。

2周目、固く鋭い岩が松林の中で牙をむくダウンヒルでは、パンクを回避するために慎重な走りを指示。それ以外のセクションで平野選手の良さを活かせる場面が多いと判断したためだ。前後の選手はパンクやチェーントラブルでリタイヤが多発。平野選手は6番手前後で徐々に前の選手との差を詰めていった。



3周目、確実な走りで順位を5番手にあげてきた。先頭はマラソン世界王者。それを元気に猛追するフランスのホープ、腰辺りを気にしながら遅れていくギリシャNC、足がなくなってきたキプロスNCという構図。

4周目、平野選手がキプロスNCをとらえて4番手に浮上。一方、先頭争いは先の2選手が肩を並べて激走をみせてラップが上がり、3位以下とのタイム差が拡大。ギリシャNCは先頭争いを容認しプッシュをやめた。



5周目、ポディウムは、このレースにエントリーしているUCIランキング上位5選手に完全に絞られた。平野選手はキプロスNCを更に突き放しながら単独で前の3選手を追いかける格好。ギリシャNCとの差が少しずつ縮まっていく。

6周目、先頭はマラソン世界王者。フランスのホープを完全にちぎっていく。平野選手は単独でプッシュを続けるが、ポディウムを狙う選手の背中をとらえることができない。



7周目、平野選手は彼本来の爆発的な走りを敢えて抑え、ノーミスで後続との差を広げながら4位でフィニッシュ。彼にとっては満足感の薄いレース運びになったかも知れないが、このレースに求めるチームオーダーを確実にこなしてくれた。

残念ながら2日間ともポディウムに上がることは叶わなかったが、日本人UCIトップ3として必要なUCIポイントの獲得に成功した。
そして、大会主催者や連盟からはまた来て欲しいと複数のオファーを頂いた。何度も何度も握手とあいさつが続く。



遠征最終日、会場からアテネ空港への移動途中、僅か90分間(レース時間より短い!)だが、パルテノン神殿、ゼウス神殿を二人で眺めることにした。来る2018全日本選手権、2020TOKYOを見据えて。



この遠征に関わる全てのスポンサー、サプライヤー、関係者、ファン、家族、そしてギリシャの素晴らしい友人に感謝します。
そして、TEAM BRIDGESTONE Cyclingは次の戦いへ準備を進めます。


【リザルト】 2018/5/19 2nd Lepanto Cross Country MTB Race
1 ANTONIADIS Dimitrios(SCOTT - GOLDSTAR SPORTS RACING TEAM)1:41:34
2 ILIAS Periklis +3:18
3 VEZIE Valentin(FOCUS MTB RACING TEAM)+3:43
5 HIRANO Seiya/平野星矢(TEAM BRIDGESTONE CYCLING)+11:27


【リザルト】 2018/5/20 3rd Lepanto Cross Country MTB Race
1 ILIAS Periklis 1:39:42
2 VEZIE Valentin(FOCUS MTB RACING TEAM)+1:22
3 ANTONIADIS Dimitrios(SCOTT - GOLDSTAR SPORTS RACING TEAM)+6:25
4 HIRANO Seiya/平野星矢(TEAM BRIDGESTONE CYCLING) +9:26

 
18/05/29

【2018ツアーオブジャパン】最終08東京/巧みな連携力で最終局面へ、大久保22位

レース名:ツアー・オブ・ジャパン 第8 最終ステージ 東京
開催日:2018年5月27日
開催地:東京都 日比谷シティ前=大井ふ頭周回コース
コース長:(ニュートラル1.2km)14.7km + 7.0km x 14周 = 112.7km


photo: Satoru KATO // Midori SHIMIZU



大阪から8日間をかけ東行したステージレース、ツアー・オブ・ジャパンは、東京で最終ステージを迎えます。チーム ブリヂストン サイクリングは、ツアーを通しさらに高まったチーム力で挑みましたが、大久保陣が22位となりました。



街から町へ、そしてまた街へと舞台を移し選手が日々戦うロードレース、それがステージレースです。大阪・堺市を初日とした、日本最高峰のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン2018 は、8日後の日曜日、東京都を幕を閉じる舞台とします。



皇居のとなり、千代田区・日比谷公園からパレードスタートし、大田区・大井ふ頭の周回コースをその主戦場とします。ほぼ0といっていいほどの高低差、全くの平坦で行われる第8東京最終ステージのコースは例年、集団ゴールスプリントで勝負が決まります。



最大6名の参加枠を、5名の選手で戦い続けたチーム ブリヂストン サイクリング。一丸尚伍、今村駿介、沢田桂太郎、近谷涼、橋本英也の5選手が、トラック競技の日本ナショナルチーム活動に集中していたというのが、その大きな理由です。5日目・南信州ステージの不運な事故で原田裕成を欠いた(原田は無傷なのでご安心を)選手4人で戦いました。



ゴールスプリントなら窪木一茂と大久保陣のスプリンターが控えます。ステージを重ね動きの連携と結束力が高まったチーム、原田がいないのは残念ですが、連携力は最大です。



今日のチーム戦略は、大久保をスプリントのエースに立ててステージ優勝を狙い、石橋学、窪木、堀孝明の3名が守り切るというもの。



前半から3名の選手が逃げ、それを集団が離さず追うセオリー通りの展開。集団が追走するためのエンジン役を集団先頭の選手3名が担い、中に堀が入っています。



効果あり、後半に入り先行3名のうち2名がこぼれ、残り1名もじきに集団に吸収。最終スプリントに向け集団内の位置取りが本格化します。



ラスト5周、石橋、堀、僕、大久保の順で前方に位置しつづけるチーム。大久保を守り脚を溜めさせ、最終スプリントに備える形です。



ラスト2周で堀が出ます。先頭から10番ほどのいわゆるいい場所を保ちながらも包まれないよう、出たり下がったりしながらスプリントに向け心を高めます。



最終2キロ、ここまで2人を引ききった堀は、役目を終え後方へ。ここから窪木が前に出て、全力で大久保を引きます。



最終局面、ゴールスプリント。


「大久保の前にいた選手がペダルを外し失速、それで大久保はモガけなくなってしまいました。ただそれもスプリント。スプリントという『水モノ』の結果なので、それを受け止めなければなりません」(六峰ロード監督)



ゴール後はコメントも特になく、チームカーに入った大久保。六峰監督が言うようスプリントは水モノ。それでも今日のチームブリヂストンは確かに結束し、計画通りプレイしました。しかしロードレースは、どうあっても勝者は一人。



2018年ツアー・オブ・ジャパンでのチーム ブリヂストン サイクリングは、ステージを重ねチーム力を高めました。他チームから『けっこう戦えるな』と言われると聞きます。ステージ入賞を重ねた窪木は、チームのエースとして、次のように語ります。



「個人的には、パフォーマンスを発揮できたかなと思います。ステージ勝利はできなかったけれど、自身の力を見せることができたかなと思うので、これからのシーズンがまた楽しみです」



「ただ、絶対に勝ちたいUCIレース出場は、一年を通し僕らには、そう多いわけではありません。だからこそ、チーム員ひとりひとりがもっと真剣に、1つのレース、1つのゴールに懸ける。



絶対に勝つ意思で、必ず成し遂げる責任を持って、ペダルを漕ぐ。改めて感じました。チームのみんなもそう感じているはずです」



次のレースはその数少ないUCIレース、5月31日~6月3日の『ツール・ド・熊野』。責任を持ってペダルを漕ぐ。チーム ブリヂストン サイクリングはこれを真摯に体現し、次の勝利を狙います。



皆さまの熱いご声援、『漕げブリヂストン!』の激を、選手スタッフ一同心待ちにしています。よろしくお願いいたします。


【リザルト】 東京ステージ
1 マルティン・ラース(チームイルミネート)2:23:12
2 アンソニー・ジャコッポ(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリングチーム)+0:00
3 アイラン・カサソラ(マトリックスパワータグ)+0:00
22 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:00
42 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:00
50 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:11
65 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:07


【2018 ツアー・オブ・ジャパン 個人総合時間順位】
1 マルコス・ガルシア・フェルナンデス(キナンサイクリングチーム)19:57:25
2 ヘルマン・ペルンシュタイナー(バーレーン・メリダ)+0:35
3 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)+0:53
20 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+6:51
22 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+9:54
64 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:04:26
66 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:08:01


【団体総合順位】
1 キナンサイクリングチーム 59:58:13
2 ベネロング・スイスウェルネス・サイクリングチーム +0:00:45
3 チーム・イルミネート +0:04:09
11 チーム ブリヂストン サイクリング +1:06:42

 
18/05/28

【2018ツアーオブジャパン】07伊豆/ホームでの勝利叶わず、窪木は19位に

レース名:ツアー・オブ・ジャパン 第7ステージ伊豆
開催日:2018年5月26日
開催地:静岡県 修善寺駅〜日本サイクルスポーツセンター周回コース
コース長:(ニュートラル1km)11.0km + 12.2km x 9周 = 120.8km

photo: Satoru KATO(SK) // Midori SHIMIZU(MS) // M.ARITA(MA)



(窪木)MS


ツアー・オブ・ジャパンの第7ステージ、伊豆。チーム ブリヂストン サイクリングのホームステージで、ブリヂストン選手たちは果敢にチャレンジしましたが、確かな結果を出せずに終わりました。最高位は窪木一茂の19位でした。



(左から窪木、大久保、石橋、堀)SK


ツアー・オブ・ジャパン2018も終盤に近づきます。第7ステージの舞台となるのは伊豆。チーム ブリヂストン サイクリングの、富士山に続くホームステージです。静岡県の修善寺駅をパレードスタートし、競輪選手を育成する競輪学校のある日本サイクルスポーツセンターのコースを主戦場とします。



(スタート前の選手激励を、左の菊地豊 伊豆市市長が英語にて、右の土屋優行 静岡県副知事が日本語にて行いました)



(左:権丈パラサイクリング監督、右;福井万葉選手)


修善寺駅からパレードを先導したのは、チーム ブリヂストン サイクリングの育成指定選手である、パラサイクリング種目の福井万葉(ふくい かずは)選手、ならびにチームブリヂストンの権丈パラサイクリング監督です。



(写真:伊豆市役所ご提供)


福井選手はブリヂストン・アンカーのRS9をベースにした、トライサイクルでの先導となりました。



(写真:伊豆市役所ご提供)


1.0kmのパレード走行後、リアルスタート。日本サイクルスポーツセンターまで標高差200m弱、距離7kmほどを登る坂道からセンター内コースにかけ数々のアタックが仕掛けられ、コース3周目に6名の先頭グループが確定しました。チームブリヂストンは後方のメイン集団の中で、逃げグループを見つめています。



(左:大久保、中央;窪木)MA


アップダウンが多く、スピードを活かしたまま上り切る技術と脚力が必要とされるこのコース。周回を重ねるごとにメイン集団は長く伸び、力及ばない選手たちは少しずつ後方へ、そして千切れ落ちます。窪木は集団前方に位置し続け、石橋学は積極的にアタックを繰り返しました。


「自分は攻めようと思っていました」という石橋ですが、レースが進むに連れ、少しずつ後方へと下がっていきます。「チームとしてもチャレンジする、という意志が固まっていたので、飛び出して何度か逃げを試みたんですが決まらず消耗してしまい、そのあと苦しい感じになってしまいました。悔しいです」



(石橋)SK


このコースでは、周回を重ねるごとに走りの速度は上がり、後方を振り落とす傾向があります。堀孝明と大久保陣は、集団の中では石橋のサポートに徹し、位置の引き上げや給水ボトルの受け渡しなどを行っていましたが、それでも遅れていきます。



(堀)MA


堀は「集団に着いているだけでキツかった」とレース後にその悔しさをあらわにしました。大久保は明日の東京ステージ、スプリントに向け、脚を温存する方針です。

レース後半、前方6名から3名の選手が脱落、それを集団が吸収したのを期に窪木らがカウンターアタックで抜け出しましたが捕まります。

レース終盤で、先行3名の逃げ切りゴールを阻むべく、集団から窪木含む10名ほどが抜けましたが時すでに遅し、追走は足並みも揃わず1周を残して崩壊します。



(窪木)MS


優勝争いは先行の3名によるものとなり、グレガ・ボーレ選手(バーレーン・メリダ)がラスト300mの上りで2名を引き離し、世界トップクラスチーム所属の地脚を見せ、優勝しました。

レースを通し前方で粘り続けた窪木でしたが、最後の上りで力尽き、「千切れてしまいました。その後はタイム差を積めるよう、走りました。ただそんな中でも今日は、自分の力、存在感を周りに見せられたと思っています」(窪木)



(窪木)SK


今日のレース、チーム ブリヂストン サイクリング選手は、それぞれ果敢にチャレンジしましたが、確かな結果を掴みきれませんでした。しかしその分、明日の最終、東京ステージへの気力へつながっています。

舞台となる東京・大井ふ頭は、ゴールスプリント勝負の可能性が大きい平坦なコースです。窪木と大久保、2枚のスプリント力をして優勝をもぎ取り、有終の美を飾りたいものです。



(CHASE YOUR DREAM, always.)


【リザルト】
1 グレガ・ボーレ(バーレーン・メリダ)3:29:53
2 クリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリングチーム)+0:00
3 フェリックス・アレハンドロ・バロン・カスティージョ(チーム・イルミネート)+0:00
19 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+2:06
25 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+5:53
57 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)+20:11
66 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)+22:22

 
18/05/27

【2018ツアーオブジャパン】06富士山/石橋の地脚に託したチーム、石橋は15位に

レース名:ツアー・オブ・ジャパン 第6ステージ 富士山
開催日:2018年5月25日
開催地:静岡県 富士スピードウェイ外周周回>ふじあざみライン
コース長:<6.3km + 7.4km> + 19.2km = 32.9km

photo: Satoru KATO // The Syunsuke FUKUMITSU // shingo fujimaki // Nobumichi KOMORI/HATTRICK COMPANY


ツアー・オブ・ジャパンのクイーンズステージ(最も重要なステージ)と言われる富士山ステージ。上り坂をメインとした『ヒルクライムステージ』で、石橋学が15位に入りました。



東京2020オリンピック、ロードレースコースのゴールとなる、レーシングカーのサーキット、《富士スピードウェイ》をスタート。7.4kmあるコースを2周回ほどし、そこから須走口を通ってふじあざみラインを走って富士山の五合目まで、標高にしておよそ1300mを登ります。



今日のチームは1つの意思を固めていました。ステージ3での転倒のダメージも癒えてきた石橋、「単純に登っていくということであれば、自分は調子いいのがわかっていたので」という彼を、富士スピードウェイを走る中で順位を引き上げ、そこから石橋に託すというものです。



(堀)FUJIMAKI


堀孝明、大久保陣、窪木一茂の3人で、周回コース内では石橋を守りきり、最後の須走口までの上りへ向かう直前に、窪木は石橋を目一杯前に引き上げ、そして上りへと送り出します。

上りに入ってからは、それぞれのチーム戦略というものは、もうほぼ関係ありません。選手それぞれの地脚、そして精神力だけで19kmを登り倒す世界となります。



(中央:石橋)


ふじあざみラインの中腹ほど、残り7km地点ほどで、自信のある2名が先頭に飛び出し、そのあとを15名ほどのライダーがひとかたまりとなって進みます。この中に、石橋がいます。

「途中まではついていって、そこからは潰れないよう、自分のペースで登ると決めていました」



(石橋)FUKUMITSU


その通りに石橋は走りきり、リザルトは15位。日本人としては2位の成績です。チーム全体で石橋の総合順位を押し上げました。

「ただ、調子は良かったので、逆にもう少しチャンスもあったのかな、というのもまったくないわけじゃないんですが、それはそれで明日につなげ、総合順位をさらに上げられたらいいですね」(石橋)



KOMORI

明日の第7ステージ、伊豆はチームのホームコースとも言える修善寺・日本サイクルスポーツセンターです。確かな結果を狙います。



【リザルト】

1 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)
2 ヘルマン・ペルンシュタイナー(バーレーン・メリダ)
3 クリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリングチーム)
15 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+3:56
32 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+7:25
45 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)+10:48
77 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)+24:34