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18/04/20

【MTB US Cup】#2 – Bonelli Park XCO 平野44位に

大会名: US Cup XCO #2 – Bonelli Park
開催日:   2018年4月14日
開催地:  アメリカ・カリフォルニア州 Sam Dimas・Bonelli Park
カテゴリー: UCI Hors-Class


チーム ブリヂストン サイクリング 出場選手:沢田時(左)、平野星矢(右)


アメリカ連戦2戦目、本格シーズンインとなるUSカップの第2戦目、カリフォルニアでのレースを、チーム ブリヂストン サイクリングのMTB選手2名が走りました。その結果、平野星矢は結果44位、沢田時は序盤に落車し、ヒザに怪我を負ってリタイアとなりました。UCIでのMTB最高クラス、オークラスを走る目標としていたUCIポイントの獲得は、アメリカではなりませんでした。

小林監督のレポートを掲載します。沢田のレポートは本人のブログページに記載されています。ご参照下さい。

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4月14日(土)は先週末に続く2戦目のUS-CUPに出場、SanDimasにあるボネリパークで行われたUSカップシリーズの第4戦、UCI-HCレース。結果、平野選手が44位、沢田選手がDNFとなり、目標のUCIポイントは獲得できなかった。


先週のFontanaに比べ、より多くのワールドカップライダーがサンディマスの街に集まってきた。次週にシーオッタークラシックを控えるためか、エース級ライダーが参加。スタートループ+7周回のハイスピードなレースが展開された。



14:45、気温27度に達しようとするクリアドライの中、83名のエリートがスタート。スタートループでのポジション争いはとても激しい。コース枠いっぱいを使って強烈なダンシングが重なる。チームブリヂストンの2選手は大集団の前方でループをこなし、本コースに入っていった。平野選手は10番手前後の好位置でのスタートに成功、沢田選手も20番手前後の良い位置取りだ。



このコースは湖を望む広大な公園を利用しており、シングルトレイルとジープロードの短いアップダウンを繰り返す、スピード感のある展開。一方で、コース上でトラブルを起こせば、表彰台どころか完走すら危うくなる。抜きどころも少ないため小さなチャンスを確実に拾うことが重要だ。

チームとしては、スピードと順位を多少犠牲にしても、フィードから最も遠く難しいロックセクションはセイフティーライドとし、その他の細かいポイントをしっかりと刻む作戦とした。2日間をかけ、ウォーキングでも入念なチェックを行い、サスペンションセッティングもコースに最適化させた。


1周目、沢田選手が25番手前後のパックで帰ってきた。調子は上向きで、ワールドライダーに囲まれた良い位置で彼本来のパワフルな走りが見えている。平野選手は30番手前後に後退。想定以上の暑さに対処できていないのか、敢えて力を抑制しているような静かな走りで帰ってきた。

2周目、沢田選手はUCIポイントを強く意識する集団の中で更にジャンプアップを狙う。斜度のある登坂でアタック。しかしまわりの選手もアタックは許さない。互いに攻め合いながらロックセクションへと向かう。そしてここでアクシデント、沢田選手は何度も確認したロックセクションでまさかの転倒。左膝に大きな裂傷を負ってしまう。フィードまで自走したものの、そこでレースを降りることになってしまった。調子が良かっただけに残念だが、これもレース。直ぐに救急隊に彼を預けることとした。



平野選手は35番手前後で通過。この順位あたりはパックが崩壊しバラけている。83名の選手は1㎞以上の走路に点在し、そのトップ5はさらに速い周回ラップをたたき出す。その後ろからセカンドバックが彼らの背中を追う、遠くなるその差は縮まらない。

3周目、平野選手は40番手前後。明らかに高温に対処できていないようだ。ただフィード通過時にしっかり会話できるほど、息遣いは乱れていない。とはいえオーバーヒートを避けるため自制しながらの走りになっている。トップ集団はペースをやや抑えて中だるみを作りながら、レースをコントロールする。

4周目、高温対策ができていない選手は自らレースを降りていく。機材トラブルも出始め、コース上の選手が減っていく中、トップ5は崩壊しトップ2となる。周回ラップは再び上がり、セカンドパックを引き離していく。平野選手は順位をキープするが、ライバル選手と一緒に前を追う展開にならず単独走になってしまう。

5周目、トップ集団がけん制し合いながらフィードを通過。アタックポイントを探っている。平野選手は25位以内のUCIポイント圏内の選手が見えない位置でガマンの走りを強いられていたが、ここで6周回に入ることを許されなかった。


今回のアメリカ遠征では日本に結果を持ち帰ることが出来なかった。沢田選手がケガを負い、UCIポイントを獲得できなかったことは非常に残念であるが、これもレースだ。ただ、日本では絶対に経験できない超高強度のレースを2戦経験して得たものは大きい。アメリカのガチガチのハードバーンでの走りも、緩急の激しいアタックも、ポジションどりも、踏みながら休むということも。。

そして、今回は多くのスポンサー、サプライヤーの支援に加え、カリフォルニアに縁のある日本人の方々にも手厚いサポートをしていただいた。チームを支えて頂いた全ての方々に感謝し、前を向いて進む決意を新たにしたい。応援ありがとうございました。


【リザルト】 Bonelli Park US Cup Pro XCT

1 CHRISTOPHER BLEVINS SPECIALIZED RACING 01:26:24.309
2 NICOLA ROHRBACH GOLDWURST-POWER/FELT 01:26:32.854
3 ANDREW L’ESPERANCE FORWARD RACING-NORCO 01:27:11.056
44 SEIYA HIRANO/平野星矢 TEAM BRIDGESTONE Cycling -1 lap

 
18/04/12

【報告会】三島市にてチーム活動スタートの報告

4月11日、静岡県三島市の《みしまプラザホテル》にて、チーム ブリヂストン サイクリングの活動開始報告に関するプレスコンファレンスが行なわれました。

このコンファレンスは、E-SPO=静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会事務局さまに主宰頂いたもの。ご来場頂きました、主に静岡県東部地区のメディアの方々を前に、窪木一茂、近谷涼の両選手とチーム内各監督が登壇。チームが三島に拠点を移した理由、そして今後の活動に関する内容をお伝えしました。

下が、当コンファレンスにてお伝えした内容の概略です。


ーー飯島総監督(上写真、一番右)

私たち『チーム ブリヂストン サイクリング』は、1964年、先の東京1964オリンピックのときに設立された『ブリヂストン自転車競技部』から50年以上に渡り活動し、数多くのオリンピック出場選手を排出してまいりました。

このたび、静岡県にて東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技が開催されることとなりました。トラック競技は日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)のベロドローム、MTB競技は同じく日本CSCにて、そしてロード競技は富士スピードウェイをその舞台とします。

私たちチーム ブリヂストン サイクリングは、東京2020オリンピック・パラリンピックにてメダルを獲るため、そして選手を強くするために、ここ、静岡県の三島市に拠点を移転する運びとなりました。


ーー六峰ロード監督(上写真、一番左)

チームは既に三島市を拠点とし、レース、トレーニングなどの活動を始めています。三島市周辺は、整備されたいくつものサイクリングロードを始めとする、自転車として素晴らしい練習環境が整っており、充実したトレーニングを日々詰んでいます。

特に今年は、国内最大のロードレースとも言える『ツアー・オブ・ジャパン』、そのうちの静岡県にて行われる2ステージ、『富士山ステージ』と『伊豆ステージ』が、チームの地元であると『ホームステージ』となります。この2ステージで、確かな成績を残します。

また、トラック競技も、9月に日本CSCベロドロームにて、全日本選手権が行われます。昨年に近谷が獲得しました全日本チャンピオンに続く勝利をと考えています。ぜひみなさまの応援を、よろしくお願いいたします。


ーー権丈パラサイクリング監督(上写真、右から2番め)

私たちは既に、伊豆長岡に拠点を構え、活動を行ってきております。今回、静岡県東部地域にさらに深いつながりを得ることにより、その地の利を活かして、パラ選手全員が、金メダルを獲るために活動を行ってまいります。よろしくお願いいたします。


左から、六峰ロード監督、窪木一茂、近谷涼、権丈パラサイクリング監督、飯島総監督


ーー質問:選手たちも三島に居住するのか

現在、総計15名のチーム選手のうち、6名がすでに三島市に居住し、他の選手も随時移転してまいります。最終的にはチームスタッフを含め20名ほどが三島市と伊豆周辺に居住し、活動する予定です。



ーーメダルの可能性は

トラック競技では、先のアジア選手権でトップの成績を獲得しておりますが、オリンピックという舞台でのメダルには、もう少し準備が必要かと思います。またロード競技には、さらなる努力が必要だと感じています。しかし私たちは選手がメダルを獲ると信じています。皆さんも信じ、応援してください。チームは地域と共に一緒に東京2020オリンピック・パラリンピックに向かっていきます。

パラサイクリングでは、昨年のロードタイムトライアルで、野口佳子が世界チャンピオンとなり、日本CSCで行われたパラサイクリングカップでは、川本翔大が世界選手を相手に3km個人パシュート優勝しております。

「『絶対』という言葉は使わないように心がけていますが、『絶対に、メダルを獲りたい』です」(権丈パラ監督)



ーー地域への文化貢献という面では

5月より、さまざまな形で、三島地域を始めとする周囲地域の方々に、安全で楽しい自転車の乗り方を伝え広めるイベントを行っていきたいと考えています。

東京2020オリンピック・パラリンピックを、私たちチームと地域の皆様とが一緒になって迎え、盛り上げ、そしてメダルを獲得することで全国に、スポーツ自転車と静岡県東部地域の素晴らしさを伝え広められると信じています。


 
18/04/10

【MTB USカップ】UCIオークラスのフォンタナ、平野32位、 沢田36位

大会名: US Cup-Fontana City National
開催日:   2018年4月7日
開催地:  アメリカ・Fontana・Southridge Park
カテゴリー: UCI Hors Class
チーム ブリヂストン サイクリング出場選手:沢田時、平野星矢

UCIポイントの着実な獲得を目標とする、2018チーム ブリヂストン サイクリング、MTBチーム。2週間のアメリカ遠征から、日本のゴールデンウィークに行われるアジア選手権と、海外レースが続きます。

アメリカのナショナルシリーズ戦であるPro XCTの開幕戦であり、MTBのUCI最高クラス=オークラスのこのレース。シーズンオープナーとして、各国からトップ選手が集まるレベルの高いレースとしても知られています。

25位まで与えられるUCIポイントの獲得を狙ったチームブリヂストンMTBチームでしたが、平野星矢が32位、沢田時が36位、残念ながらUCIポイントの獲得はなりませんでした。

小林MTB監督のレポートです。

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TEAM BRIDGESTONE Cyclingは3月のキャンベラ2連戦から4月のアメリカに渡り、カルフォルニア州サン・ディマスという古街にアパートを構えた。

チームとして今季UCI5・6戦目となるUS-CUPの2連戦に挑戦するためで、この2戦は共にUCI-HC(オークラス)、ワールドカップに次ぐハイレベルなレースだ。ここには世界ワークスのチームレーサー、サポートライダーといったトップレーサーも集まる一方で、UCI保有ポイントこそ少ないがこのトレイルをよく知る強力なアメリカンライダーも加わり、80名を超えるハイレベルなエリートレースが展開される。

チーム目標であるUCIポイント獲得を目指すのはもちろん、5月のアジア選手権に勝つための力をどれだけ増幅出来るかも重要だ。

4月7日(土)の第1戦はフォンタナ。



古典的なアメリカンクラシックコース。ガツンと登り、岩場であるロックセクションでの上下動と長いダウンヒルが待つ。ファンライドなら最高に楽しく、360度見回せる景色の良い場所だ。一方、レースとなると体力的にも厳しく技術も要する、岩場を巡るシングルトラックが多いハードなレイアウト。いったん中切れを起こせば前を追うことすら困難になる、比較的平坦路も多く用意された1周8.6㎞・想定ラップ22分以上のタフなコース。

結果、平野選手が32位、沢田選手36位でフィニッシュ。残念ながら国別ポイントを稼ぐべき日本代表のトップ3選手がUCIポイントを逃すこととなった。



スタート時刻は14:45。気温23度程の乾燥した晴曇りの中、86名の選手が土煙を巻き上げ、あっという間に超特急が編成される。まるでロードレースのような速さ。視界がかなり悪い土煙の中で、8番手に沢田選手、20番手に平野選手がトラブルなく位置取り、山頂に向かってのヒルクライムにかかる。

しかし、そこではシングルトラックまでに順位を上げたい選手の動きが激しく、想定通りにスプリントのような激しいアタックが繰り広げられた。チームとしても最も重要な走路であることは充分に理解していたが、トップ集団のスピードが予想以上に速い。平野選手と沢田選手は多くの選手にパスされ、順位を大幅に後退させてしまう。

2周目。結果このレースで勝利した選手を含む4名の先頭集団が形成された。すでに後続集団とは60秒ほどにまで差を広げている。西部劇の荒野を駆け抜けるカウボーイ集団のような土煙を上げながら、第二集団との差を着実に広げていく。後ろにはコマ切れないくつもの小さな集団の間に単独で前を追う選手が点在。ブリヂストンの2選手は30-40番代の集団に乗ってきた。



(平野)


3周目。先頭は変わらず。ブリヂストンの2選手は懸命に順位を引き上げようとプッシュ。平野選手の走りは徐々に彼本来のスピード感が出てきた。7-8名程の選手をパスして20番代の見えるポジションまで上がる。一方、沢田選手はストレスフルな展開にガマンするしかない。前半のハイスピードな展開に完全に翻弄されてしまった格好だ。



(沢田)


4周目。ラストラップを4名の先頭集団はけん制しながらテクニカルフィードを通過。横を向きながら何やら互いに会話している。ラップが非常に速いのだが、トップ集団程ボトルを手にする時間が長い。後続はドリンクを取る暇がなく踏み続けるしかない。ブリヂストンの2選手は目の前の選手を一人でも多く抜くことに集中し、フィニッシュに向かった。



(沢田)


やはり、ここはアメリカ。MTBスポーツ発祥の地。コースも選手もMCも、とにかくスロットルを開けるのが上手い。陽気な雰囲気の中でマウンテンバイクがどんなに愛されているのか、どれだけ層が厚いのかが分かる。

チームはこのフォンタナでの結果をしっかりと鑑み、残された時間は出来得る対策を確実に行う。XR9もXTRもAXONも完璧な仕事をしてくれているので、次週末のサン・ディマスでは、MCに「BRIDGESTONE」「JAPAN」をコールしてもらえるよう力を尽くしていきたい。

日本からの沢山の応援に感謝!


【リザルト】 2018/4/7 US Cup-Fontana City National 
 
1 Blevins Christopher 01:32:04 United States
2 L'esperance Andrew +0:18 Canada
3 Disera Peter +0:42 Canada
32 Seiya Hirano 平野星矢 +11:17
36 Toki Sawada 沢田時 +11:44



 
 
18/04/06

【2018トラック世界選手権】オムニアム、世界舞台で橋本が10位に

レース名:トラック世界選手権2018 オムニアム
開催日:3月3日
開催地:オランダ・アペルドールン 

photo: 《More Cadence》記事より https://morecadence.jp/keirin/9906



2018年3月3日、オランダのアペルドールンにあるベロドローム、Omnisport Apeldoorn https://goo.gl/maps/sdPWA43wq2r にて行われた、2018年トラック世界選手権。このオムニアム競技にチーム ブリヂストン サイクリングの橋本英也が出場し、10位となりました。

総合競技《オムニアム》で、世界の頂点へ3年ぶりに挑んだ橋本。日本競輪学校で学んだ技術を活かしましたが、表彰台には届きませんでした。

オムニアムとは4種目で総合獲得ポイントを競う競技です。スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、そしてポイントレースの4種目が行われ、3種目までに獲得したポイントをもとに、最終のポイントレースで積み重ねた総合獲得ポイントで順位が決まります。オリンピック種目です。

オムニアムという言葉は、ギリシャ語で「すべて」を意味します。現在は4種目を1日で行いますが、2016年に行われたルール改正の前までは、2日で6種目が行われるというものでした。種目から外れたのは、個人スプリント系の種目です。

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【第1競技:スクラッチ】 ーー2位
トラックでその総距離(40周=10km)を走り、先着で順位がつきます。一時は集団の前に出た橋本でしたが、最終終盤で2番手となりました。

「スクラッチは、狙い通りの作戦でした。2位だったというのは、オムニアムでは最後に勝つことが重要なので、1位の選手に会えて先に行かせました。なるべく目立たないようにしながら、順位を上げていく作戦で、2位でした」(橋本)


【第2種目:テンポレース】 ーー22位

スタート後一定周回からの各周回、トップでゴールラインを通過した選手が1ポイント獲得、その最終ポイント数で順位を決めます。他選手を周回遅れにすると20ポイント獲得します。
レース序盤に数名の選手がその周回遅れに成功、橋本は集団から抜け出せず周回遅れポイントを取り返せず22位のポイント。総合は12位に。

「レース展開の予想を、読み違えました。対応できればよかったんですが。大まかに言うと、ポイント獲得を狙う戦法で走っていたんですが、ところが、他選手はラップ(周回遅れ)する方向で走っていた。みんながそのチャンスを狙い、そのために走っていたという感じです。これまで体験したことのないレース展開でした」(橋本)


【第3種目:エリミネーション】 ーー13位

周回を重ね、最後の2名となるまで最後尾となった選手がレースを降りる(エリミネートされる)レースです。橋本は中盤で落車、後半に巻き返すも13位となりました。


「エリミネーションは、レース自体はうまく走れたのですが、途中で他の選手に引っ掛けられてしまい、転倒しました。運がなかったということですね」(橋本)


【第4種目:ポイントレース】 ーー総合10位

10周回ごとに設けられたポイント周回時に、1位=5、2位=3、3位=2、4位=1のポイントを獲得します。この獲得ポイントをここまでの総合ポイントに加え、オムニアムの総合順位とします。最終周回では獲得ポイントが2倍になり、レース運びが問われる種目です。橋本は積極的にポイントを稼ぎ総合順位を10位にまで上げますが、世界の表彰台には届きませんでした。

「最後のポイントは、順位をあげようとしたんですが、前半を飛ばしすぎてしまい、後半の回復が間に合わず、総合順位を少しあげただけで終わりました」(橋本)

【この結果から、今思うこと】

もう少し、オムニアムの経験をして、有酸素能力が高ければ、もう、表彰台を狙える位置にいられたのではないかと思います。


 
18/03/28

【2018年ツアー・オブ・ジャパン】公式記者発表に、窪木が登壇


3月28日、東京・恵比寿にて2018年ツアー・オブ・ジャパンの公式記者会見が開かれ、ここにチーム ブリヂストン サイクリングの窪木一茂が登壇しました。

UCIアジアツアーの一つであり、日本を代表するのステージレースの一つでもあるツアー・オブ・ジャパン。今年で第21回目(前身の『国際ロードレース』から含めると35回目)を迎えます。大阪から始まり東京へ、東へ進む8つのステージにてレースは行われます。



2018年ツアー・オブ・ジャパン、5月20日(日)〜5月27日(日)

5月
1)20日 堺   ーー タイムトライアル(クリテリウムにするには距離が短い)
2)21日 京都  ーー 2年目のコース、テクニカル
3)22日 いなべ ーー 激坂が特徴だが、タイム差はつきにくい
4)23日 美濃  ーー TOJの老舗、スプリンター向きステージ
5)24日 南信州 ーー 総合争いの第1幕
6)25日 富士山 ーー 土砂災害により、コース変更の可能性あり(後日発表)
7)26日 伊豆  ーー 修善寺駅スタートに変更、日本CSCのテクニカルなコース
8)27日 東京  ーー 日比谷公園よりパレード、大井埠頭をメイン会場に

テレビ放映は、BS日テレにて6月上旬に総集編(60分)を放送予定。インターネットストリーミング、映像配信はSPORTS BULL にて行われるとのことです。



また《TOJホームステージ》という仕組みが取り入れられます。地域との密接な関係性のため、各ステージにホームチームが設定されます。

富士山ステージ、伊豆ステージの静岡県内2ステージが、静岡県三島市を拠点とするチーム ブリヂストン サイクリングのホームステージとなります。


コースの紹介、出場チームの紹介が終わったのち、『スペシャルトークショー』として、窪木と小野寺玲選手(宇都宮ブリッツェン)が登壇しました。窪木へのやりとりから抜粋します。

ーーリオ2016オリンピック出場、その印象は?

「オリンピックは、気迫を感じます。表情にしろ、気持ちにしろ、世界選手権では見せてこなかったものが現れるので、違う舞台だなと感じました」

ーー日本を背負う、というプレッシャーを感じるもの?

「正直、世界選手権とオリンピックと、世界と戦う競技ということでは変わらない部分はありますが、緊張は全く違います。今まで培ってきた練習や気持ちがのしかかってきますので、格別だなと思います」



ーー世界で戦いたいと思ったのはいつ?

「高校3年生の時、カナダでジュニアの大きなステージレースに出場し、トップ選手と一緒に走った時に、世界で戦いたいと思いました。まだ経験は浅いんですが、各国の選手の自転車への意識はいろいろあるなという印象でした。必ずしも自転車だけを頑張っている選手ばかりじゃない。仕事をしながら選手をしていたり、自転車に乗るのが楽しくて挑戦している、という印象を受けました」

ーー今年のTOJではどんな走りを?

「ツアーオブジャパンは厳しいレースだと聞いていて、さらに運営もしっかりしていると聞きます。これにまず、ありがとうございます、と伝えたいです」

「個人的にはステージ優勝と、リーダージャージを獲得したいと思っています。またチームは今年、静岡県の三島市に拠点を移したので、静岡県の富士山、伊豆のステージで特にチームの活躍を見せられるかと思います」



東京ステージでパレード走行する予定の、工学院大学が開発したソーラーカー、そして開発チームと記念写真。オーストラリアを3000km超に渡り縦断するソーラーカーの世界大会で、7位に入りました。タイヤにはブリヂストンを履いて頂いています。

 
18/03/27

【MTB オーストラリア シリーズ XC8】沢田、善戦も今日は6位に


(沢田時)


レース名:2018 MTBA Cross-Country National Series presented by Beastwear – Rounds 8 
カテゴリー:UCI Class 3
開催日:2018年3月25日(日)
開催地:オーストラリア キャンベラ

チーム ブリヂストン サイクリング 参加選手:沢田時、平野星矢
オーストラリアシリーズの8戦、昨日の第7戦に続いてUCIカテゴリー3のUCIポイントを獲得できる貴重なレースに、チーム ブリヂストン サイクリングの沢田時、平野星矢が参戦しました。

小林MTB監督のレポートです。

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キャンベラでの第2戦、ラウンド8を終えた。
前日、機材に多くのダメージを与えてしまったが、全て完全に修復して臨んだ2日目。
結果、沢田選手は6位、平野選手は9位でフィニッシュ。沢田選手は最後まで攻め続け5位以内のポイント獲得を狙ったが、惜しくも届かなかった。平野選手は前日に続いてパンクに見舞われ、順位を上げられなかった。



(平野)


この日の天気予報は曇雨、そして強風。路面コンディション的には前日までのドライ傾向でコースは硬く整っている。昨日のラウンド7と共通路は1㎞程度。ロックもバンクも多用された登りも下りも大胆なレイアウト。そこに縦横無尽の強風がコース上で影響してくる。2レース目の疲労も加わり相当にタフなレースとなるため、選手は前日から可能な限り疲労を抜くことに集中した。

2日間で2戦連続のXCO-UCIレースは日本で経験することが出来ない。増してやここはAUS(オーストラリア)・キャンベラ。AUSの新ナショナルチャンピオンもジュニア世界チャンピオンもエントリーしているハイレベルな機会。挑戦するにはこれ以上ない環境といえる。

そして、XR9は前日の激しいクラッシュの悪影響を全く受けていない。こうした海外での過酷なレースでは基本的な品質の高さ、頑丈さが最も重要になる。XR9はスペアバイクのない海外遠征に最適なバイクであると改めて認識した(前夜の修理作業は深夜まで楽しめたが)。



また、AUSの人は本当に優しい。沢山の荷物を運ぶ自分を見つけてすぐにクルマのドアを開けて「スタートエリアまで行く無料のタクシーが迎えに来たぞ」と。清々しい気持ちでタフなスタートを迎えることができた。

雲の流れが速く光の射し方が短時間に変化する13時、5周回のレースがスタート。

スタート地点から400m近くは緩い上りの向かい風。ここではアマチュアライダーを先頭に出し、ポディウムを狙う選手群は風を避けて厳しい登坂のスターティングアタックに備えている。ペースは遅く縦に伸びた集団は平野・沢田選手を5番手前後に挟んで山に向かった。

林を抜けて踏める登坂に出ると一気にペースが上がる。やはりここでCameron Ivory選手(前日のRd7覇者)が出てくる。彼は登りも下りもクレイジー。誰も寄せ付けない圧倒的な速さで早くも1周目から独走が始まった。2番手にゼッケン№1のBen選手という構図は前日と一緒。それを追う縦長の後続集団に沢田選手がいた。平野選手は更にその後ろ。



(沢田)


2周目、沢田選手7番手、平野選手10番手でフィードを通過。強風がひどいため、単独にならずにチームで先頭を追いたいところだが、中切れも挟んで沢田選手から平野選手が離れてしまう。他チームもタッグを組めず、先頭を容認してしまう格好になった。

3周目、沢田選手は疲労を抱えながらもラップタイムの低下から堪え、5位圏内の選手を射程に懸命な走りを続けた。一方、平野選手は後輪をパンクさせてしまう。昨日より確実に調子が良くなったことで下りでのアグレッシブさが増してのパンク誘発だろう。フィードまで戻りホイールを交換してリスタート。

4周目、沢田選手は6位に浮上。混走となったジュニア世界チャンピオンとランデブーでヒルクライムをこなし、5位の選手の背中が見える位置までプッシュ。平野選手も数名を抜いて9位まで上がってくる。

5周目、沢田選手は最後まで追走を緩めない。しかし5位の選手との距離は思うように縮まらない。残念ながら2日連続のUCIポイント獲得は叶わなかった。平野選手は中盤以降の走りを見る限りパンクが悔やまれる9位でレースを終えた。



(沢田)


この2日間のレースでは大きな収穫が得られた。UCIポイント獲得という目的は満足のいくものではなかったが、克服すべき明確な技術課題、フィジカルの改善点、機材のセッティング、チームの方向。これから本格始動する2018シーズンの大舞台に向けて重要なヒントが揃ったと言えるキャンベラでのレース。

全てを糧に、来月のアメリカ遠征へ。

応援して頂いたすべての方々、そしてスポンサー、サプライヤー各位に感謝します。こうして世界に挑戦できる今を大切に、確実に進化して結果を追い求めます。



【リザルト エリート男子】
MTBA Cross-Country National Series Rounds 8

1 Cameron Ivory 1:28:50
2 Ben Bradley +1:15
3 Michael Harris +3:23
6 Toki Sawada 沢田時 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)+5:33
9 Seiya Hirano 平野星矢 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)+7:50

 
18/03/25

【MTB オーストラリア XC7】UCIカテゴリー3、沢田が5位に

レース名:2018 MTBA Cross-Country National Series presented by Beastwear – Rounds 7 
カテゴリー:UCI Class 3
開催日:2018年3月24日(土)
開催地:オーストラリア キャンベラ



チーム ブリヂストン サイクリング出場選手: 平野星矢(左)、沢田時(右)


チーム ブリヂストン サイクリング、MTBチームの2018年フルメンバーによる活動が開始されました。東京2020オリンピックを見据え、UCIポイント獲得を目的とした今年の活動が本格化していきます。

現代XCレーシングの最先端的コースとも言えるレイアウトのオーストラリア・キャンベラ。南半球の夏シーズンも終わりが差し迫った、シリーズラウンド第7戦と第8戦のレースにチームは出場いたします。本日のUCIカテゴリー3レースでは、沢田がポイント獲得を果たしました。小林MTB監督のレポートです。


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(平野)


チームブリヂストンサイクリングにとって、フル体制での2018シーズンがここオーストラリアのキャンベラで開幕した。

チームはMTBA2018XCOのラウンド7・8の2連戦となるUCIレースを皮切りに、今季のスケジュールは秋まで埋まっているが、このキャンベラでのレースはUCIポイントを獲得するというシンプルな目的に加えて重要な意味合いを持っている。それはチームブリヂストンがどのレベルで開幕できたのかを確認し、アジアと日本の選手権を制するために必要なプロセスを明白で確実なものにするためだ。

結果、ラウンド7は沢田選手が5位でUCIポイント獲得。平野選手は12位完走となった。



ここStromlo Forest Parkはこれまで培ってきた技術とフィジカルを全て暴露するコース。かつての世界選手権会場というレガシーは常に進化を止めず、今日まで素晴らしいコースが増設されている。そして何よりローカルライダーや各チームスタッフ、ボランティアなど会場にいるオーストラリアの人々は、とても優しくフレンドリーだ。常に互いを尊敬しあっていて、こちらが日本人であるのが分かると心から歓迎してくれている。

険しい顔をしてストップウォッチ片手に「先頭と何秒」なんて発している人はまずいない。狭いフィードゾーンと分かっているため、タイヤ交換や体調不良の選手が走行ゾーンに止まっていても、それを咎めるのではなく、そっと心配して包むような感覚がある。MCも活躍している選手の動きをしっかりとコールし、日本語名の読み方まで聞いてきた。

これは2年前のUCIレースの時と変わらない。素晴らしいホスピタリティ。



レースは秋の様相となった曇り空から晴れ間の見える天気の中、エリートは14時定刻スタート。ナショナルチャンピオンジャージ、オーストラリアナショナルシリーズのリーダーのいるタフな6周回が始まった。

ブリヂストンの2選手は最前列のスタート。300m先のシングルトラックの進入が勝敗のカギを握ることはスタート前から分かっていたが、そこは誰も譲るわけがない。ブリヂストンジャージは揃って5・6番手でカンガルーが横切る林の中へ。順調なスタートとなった。


2周目、早くもこのレースを完全支配することになるMichael Harris(TREK Factory Racing)が単独で飛び出す。登坂で一気に加速し、後続を寄せ付けない圧倒的な走りでラップを広げていく。2位以下もこれに引きずられるハイペースで展開するが、パックが薄く、追走にはならない。その中で沢田選手はファストラップをたたき出し(MCも興奮してJAPANコール)単独で3位に浮上。平野選手は精彩を欠き、9番手前後で通過。



(左:沢田)


3周目、沢田選手の動きがいい。顔つきも目線も強いトキのもの。いつもは良い走りであってもレース中に褒めることはしないのだが、今回は思わず口に出してしまう程の快走。3位をキープするどころか、4位以下を更に大きく突き放していく。一方、平野選手は中々掛からない。我慢の展開が続く。

4周目、フィードに入ってくる沢田選手のウェアは土で汚れ、膝からは流血していた。DHセクションで転倒し、前ブレーキを破損したようだ。しかし残されたラップを考えると機材を騙しながら走ることを選択。この時点で5位。



(平野)


5周目、平野選手がスローパンク。岩にヒットした影響でシーラントが漏れ、タイヤが低圧になっていたが、彼の冷静な判断でフィードに入りホイール交換。沢田選手は順位をキープする走りに集中。

6周目、沢田選手は機材破損とケガを負いながら5位でフィニッシュ。ウィンターシーズンの活動を含めてこれまでの彼の取り組みが間違っていないことが分かる。2018シーズンのスタートに相応しい走りがあった。



(沢田)


一方、平野選手はラスト半周のところでリムをヒットして再びパンク。明日のラウンド8に備え、トラブルの程度と自分の順位を冷静に鑑みて今日のレースを降りても良いと伝えてあった。彼は徒歩でフィニッシュまでバイクを労わるように戻ってきた。これでラウンド7は終了。明日はラウンド8となる。

些細なことでも良かったことはしっかりと記憶し、悪かったことはすっかりと忘れて明日に備える。失敗やダメだったことは夕食時の笑いにかえる。充実したコミュニケーションはこのチームの最大の強みだろう。

明日は13時スタート。応援を宜しくお願いいたします!



【リザルト エリート男子】
MTBA Cross-Country National Series Rounds 7 

1 Cameron IVORY 1:33:08
2 Ben BRADLEY +3:22
3 Callum CARSON 6 1:38:27 +5:18
5 Toki SAWADA 沢田時(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +6:48
12 Seiya HIRANO 平野星矢(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+20:17

 
18/03/19

【2018トラック世界選手権】チームパシュート 一丸 今村 沢田 近谷 予選9位

レース名:トラック世界選手権2018 チームパシュート
開催日:2018年3月1日
開催地:オランダ・アペルドールン

Photo: 《More Cadence》記事より
https://morecadence.jp/keirin/10267


2018年3月1日、オランダ・アペルドールンのベロドローム、Omnisport Apeldoorn  にて行われた2018年トラック世界選手権にチーム ブリヂストン サイクリングから、一丸尚伍、今村駿介、沢田桂太郎、近谷涼が出場し、タイムは4分01秒台、予選9位で決勝に進めませんでした。


上位8チームが予選を通過して、1回戦へと進む、チームパシュートの予選。イギリス、イタリア、デンマークといった強豪国を含む、全16チームが出場します。

日本ナショナルチームメンバーは、すべてチーム ブリヂストン員、アジア選手権で3分57秒801のタイムで記録更新した4人で挑みました。

タイムの出にくいバンクであるとは言われていましたが、予選1位のイギリスとは6秒差でした。なお決勝での優勝もイギリスチーム、タイムは3分53秒389でした。 

チームブリヂストン員のコメントです。


*一丸尚伍

4人が4人とも今持っている力は出せたと思います。今までよりも強くなっているのは実感できました。気を緩めず強化し続けていきます。



*今村駿介

昨年に引き続き今年は団体種目での出場となりました。昨年からタイムを更新し続けており、直近のアジア選手権では、3分57秒の新記録を出し世界選手権での現状を知るのに順当に力がついてきたと感じていました。アペルドールンの競技場は、やや重い印象がありました。

いつもと同じようにアップを済ませ、スタート位置に着きましたが、一番スタートだったのであまり緊張しませんでした。いつものように突っ込みましたが、後半そのスピードを持続することができず予選敗退となりました。

残りのチームの結果を待つ時間は初めての経験で、悔しさが残りました。しかし、4分を切るタイムで団体追い抜きを走り切る力がついてきているので悲観せずに次のシーズンにまた準備していきたいです。ありがとうございました。



*沢田桂太郎

アジア選手権からの連戦だったので身体的にも精神的にも疲れている感じはありましたが、モチベーションを保つことができ最高に近いコンディションで臨むことができたと思います。

世界選手権という場でもう一度4分を切って自信をつけたいところでしたがそううまくいくこともなく平凡なタイムで終わってしまいました。

今回の世界選手権で改めて世界での日本チームの位置が明らかになったかと思います。
あと2年でどこまでポジションを上げていけるかわかりませんが、東京2020オリンピックでは強豪国と同等の力で戦えるよう力をつけていきたいと思います。



*近谷涼

 予選9位で予選通過はなりませんでしたが、重たいと言われるバンクコンディションで4分1秒でまとめられたのはよかったです。今後はどんな状況でも4分は切れるようにチーム全体で強化していきます。

初の世界選手権でより一層世界の壁を肌で感じました。目指すところはまだまだ遠いですが、めげずに前進していきます。


【予選リザルト】

1 イギリス 3:55
CLANCY Edward
EMADI Kian
HAYTER Ethan
TANFIELD Charlie

2 イタリア 3:56
CONSONNI Simone
BERTAZZO Liam
GANNA Filippo
LAMON Francesco

3 デンマーク 3:56
LARSEN Niklas
JOHANSEN Julius
MADSEN Frederik
von FOLSACH Casper

9 日本 4:01
近谷涼
一丸尚伍
今村駿介
沢田桂太郎


 
18/03/19

【Jプロツアー2018 第4戦】修善寺Day 2 窪木15位に終わる


レース名:第1回 JBCF 修善寺ロードレースDay-2
日時:2018年3月18日(日)
開催地:静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター
距離:8kmコース(右回り)X15周=120km



チームブリヂストンサイクリング出場選手:
(左から)大久保陣、堀孝明、窪木一茂、石橋学、原田裕成

photo: Midori SHIMIZU


3月18日に静岡県の日本サイクルセンターにて行われた《Jプロツアー》第4戦。チーム ブリヂストン サイクリングの最上位は、窪木の15位。悔しいレースとなりました。

気温6度までしか上がらなかった昨日から一転して、暖かな日曜日。伊豆・修善寺 日本サイクルスポーツセンターでの2連戦、第2戦目が行われました。本日の総距離は120km、8kmx15周回にて争われます。

スタート後のゆっくりとしたペースから3周目、15人ほどが集団から抜け出しました。この中に原田裕成が入っています。



(原田)


その後2周ほどで、大久保陣を含む4名が追走して先行に追いつき、結果、レース前半で21名の先頭集団が形成されました。その後3分ほど遅れてメイン集団が位置するという構図です。



(原田、大久保)


原田と大久保は先頭集団で、赤いルビーレッドジャージ(ツアーリーダージャージ)を着る窪木一茂、石橋学、堀孝明の3名がメイン集団で後半に備え待機する、という形です。

「後半がキツつくなるのはわかっていたので、後ろから追い上げるよりも、前で待つ展開で臨もうと思いました」(原田)



昨日のレポートでもお伝えしたように、カーサーキット然とした日本サイクルスポーツセンターは、急なアップダウンが繰り返します。つまり走行中の獲得標高は必然的に多くなり、結果獲得標高は3500mと山岳コース並みの上りがあるということ。

今日はコースから頭が見える富士山と同じ程度の上りがある、サーキットではありますがクライマーに有利なコースかもしれません。「地脚、強さというのが明確に出るコースなんです」(堀)



(堀)


中盤に差し掛かり、先頭集団は少しずつペースを上げていきます。その上がったペースと厳しいペースからひとり落ち、ふたりが落ち、といった形で、集団はグループになっていき、そして終盤を迎えるころには、集団は崩れ、力のある選手が前に残っているという状況となりました。

原田と大久保もこの中で善戦しますが、もともとスプリンター脚質のふたり、繰り返される登りと人数にまさる他チームの揺さぶりで疲労は蓄積し、先頭集団から離されていきました。



(左から堀、窪木、石橋)


速度を上げ人数を減らす先頭集団の攻防の後ろ、メイン集団のペースはあがらず、ラスト4周で先頭からは5分半の差があります。

この最終局面で堀、石橋、窪木の3人が「3人で引いて、まずは差を縮めよう」と話し合い、実行します。しかしタイム差はあまり縮められず、集団ではなく窪木ひとりを前に上げるため、堀と石橋のふたりでペースを上げていきます。

「ただ動き出しがちょっと遅かったと思います。また、堀とふたりで窪木さんを前に引いたんですが、引ききれませんでした」(石橋)



(左から石橋、窪木)


チームブリヂストンの引きにメイン集団からも人数は少なくなりましたが、それでもその速度は先頭との4分以上の差を縮められるものではありませんでした。

レース自体は先頭の21名からの振り絞りを耐えきり、逃げ切った4名の選手にて争われ、ゴール前1kmにある下りで飛び出し、そこから最後の登りを独走で走りきった岡篤志選手(宇都宮ブリッツェン)が優勝しました。

遅れること4分半後、窪木は15位にてゴール。ゴール直後は、言葉が出ないほどに気分を落としていた窪木、ここまで着続けたルビーレッドジャージも脱ぐこととなりました。



「持てる力を出し切ってゴールしました。 次のレースまで期間はあるので、しっかりトレーニングを積み、次の2連戦ではチームで勝ちを獲りにいきます」(窪木)

チームの次の活躍、そして勝利に、ご期待ください。


【リザルト】

第1回 JBCF 修善寺ロードレースDay-2 2018/3/18(日)

1 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)3:41:43
2 アイラン・フェルナンデス・カサソ(マトリックス・パワータグ)+00:38
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+00:38
15 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+4:32
19 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+5:44
DNF 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)
DNF 原田裕成(チーム ブリヂストン サイクリング)
DNF 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)



 
18/03/17

【Jプロツアー2018 第3戦】修善寺Day 1、窪木は5位

レース名:第1回 JBCF 修善寺ロードレースDay-1
日時:2018年3月17日(土)
開催地:静岡県伊豆市 日本サイクルスポーツセンター
距離:8kmコース(逆回り)X10周=80km

チームブリヂストンサイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、原田裕成、堀孝明

photo: Midori SHIMIZU


前レースの沖縄でのJプロツアー開幕戦から3週間。静岡県伊豆市・修善寺の日本サイクルスポーツセンターにて行われたDay 1の第3戦にて、チーム ブリヂストン サイクリングの窪木一茂は5位となりました。


(窪木はOGKの最新作ヘルメット《フレア》を着けての出場)


静岡県三島を新たな拠点とするチーム ブリヂストン サイクリングのホームとも言える日本サイクルスポーツセンター。

近年ではメジャーレースであるツアー・オブ・ジャパンの舞台ともなるここは、自動車TVの撮影にも使われてきた、クルマのサーキットほどに幅広い道路が左右にうねるコースです。

しかも8kmの周回には急で細かなアップダウンが途切れなく続き、獲得標高は1周回250mほどにもなる厳しいもの。


2連戦のDay 1は80kmという短めの距離ですが、そのぶん高い速度で展開し、選手の消耗戦が予想されました。

レース当日の朝の気温は摂氏6度。レース開始は午後1時40分でしたが、気温はほとんど上がらず風も強いという、厳しいレースとなりました。

レースは序盤から、脚に覚えのある選手たちがアタックを仕掛けてきます。チーム ブリヂストン サイクリングは、集団の中でも前方に位置。危険そうな仕掛けには積極的に反応します。

現在Jプロツアーのリーダージャージを着る窪木一茂を守る形で全体で速度を上げつつゴールに持ち込む、というのがまずはチーム理想の形です。



(石橋)


繰り返されるアタックに、石橋学が積極的に反応します。数名の逃げには確実に乗り、集団に戻っても、何度も前に上がります。

この動きを堀孝明、原田裕成、大久保陣が積極的にサポート。集団をコントロールすべく動きすまが、シマノレーシングを始めとする他チームの動きは後半、集団に疲労が見え始めてから激しくなりました。

繰り返される登りと下りで、さらに小刻みにアタックがかかります。その動きに反応しながらチーム員も消耗します。

ゴールまで3周を残して、鈴木譲選手(宇都宮ブリッツェン)のアタックが成功、30秒ほどの差を付け最終周回に入ります。ゴールまで半周の地点で集団が吸収。ゴールスプリントに向かって集団は、下りでの位置取りが始まります。

トップ集団にいたチームブリヂストンは窪木と石橋、窪木は最終の下りで2位に上がり、上りゴールでのスプリントを狙いましたが、



(窪木)


「今日は僕らが動いて、集団を最後ひとつにして、自分たちがレースを作り、それで決めよう、ということだったんですが、最後は、まくりきれませんでした」(窪木)


最終ゴールスプリントに出遅れた形で4位となりました。大久保と堀は途中でレースを降り、原田は途中メカトラブルで、ニュートラルバイクで走らざるを得ませんでした。しかし今日のチームは全般で積極的に攻め、それぞれの役割を果たしていた実感も残りました。

「今日はうちのチームが一番動いていたと思います。みんなが脚を使って動きました。ただ最後に残らなかったので、そこは修正して明日につなげます」(窪木)


「前半からの動きで、今日はけっこう脚を使ったなと感じます。最後スプリントに自分が出ていけなかったのが反省点ですが、走り自体は調子よく感じます。明日は距離も伸びるので、逃げに注意しなければなりませんが、勝てる感じはします」(石橋)

窪木はこの5位でツアー総合1位は変わらず、リーダージャージであるルビーレッドジャージを守ることになりました。明日もチームは一つとなりレースに臨み、勝利します。



【リザルト】
第1回 JBCF 修善寺ロードレースDay-1 2018/3/17(土)

1 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)2:22:32
2 黒枝 咲哉(シマノレーシング)+0:00
3 横山 航太(シマノレーシング)+0:01
5 窪木 一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:05
13 石橋 学(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:33
53 原田 裕成(チーム ブリヂストン サイクリング)+13:28
DNF 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)
DNF 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)