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16/06/26

【2016全日本選手権】 6/26(日) 初山翔の優勝、日本最強のチームです。


レース名:第85回全日本自転車競技選手権大会 タイムトライアル競技
日付:2016年6月26日(日)ロードレース2016全日本選手権
開催地: 東京都大島町 伊豆大島
距離:154.7km(11.9km x 13周)

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム参加選手:
井上和郎、内間康平、鈴木龍、椿大志、西薗良太、初山翔

All photo: K. TSUJI


2016年全日本選手権、
ブリヂストン アンカー サイクリングチームは、
胸を張り、みなさまに勝利のご報告をいたします。



優勝は初山翔、2位には西薗良太。

結果としてはワンツー勝利という単純な言葉に集約されてしまいますが、

この勝利は、ブリヂストン アンカー サイクリングチーム、チーム員すべてが互いを信じ、託し、成し得た結果であることを、まずはお伝えいたします。



スタートは午前8時、序盤から先頭集団が、力の及ばない選手を少しずつ振り落としていきながら、それぞれのチームが集団をコントロールしようとします。

レース中盤、2名の選手が逃げ出し、差を1分30秒ほどまで広げますが、井上和郎、内間康平、椿大志の3名が先頭で積極的に引き、追走集団を掌握します。



ところがその後、内間康平が落車。後ろから別選手にハンドルをかすめられ、転倒してしまいます。

内間によるレポート
https://www.facebook.com/kohei.uchima/posts/1051397304941030?pnref=story.unseen-section

内間を待ったチームでしたが、そこで内間は肘の激しい痛みを覚えてリタイヤを判断します。

ここでプランBが発動します。無線のない状況下チームの心は通じ、とにかく前を捕まえ、初山翔、西薗良太、鈴木龍の3名がゴールに向かう作戦に変更。内間の無念を晴らすかのように集団を揺さぶり初めます。

なお内間の怪我は擦過傷のみ、不幸中の幸いです。



ペースはさらに上がり、脚の緩んだ選手を容赦なく振り落としながら、最後3周で先行していた選手まで1分にまで近づきます。そのタイム差が集団に伝わった瞬間に、で集団の緊張感がふと緩みました。

その瞬間を『計算』していた西薗は、ここですっと前に出て、2016年タイムトライアル全日本を優勝できる地脚を使い、突然にペースを上げます。



2日前に、西薗に次ぎ2位となった佐野淳哉選手(マトリックス パワータグ)が、西薗の逃げを追います。西薗はチャンプの意地か佐野選手の先行を許さず、ペースを挙げ、むしろ後方集団の数をさらに絞り込みます。ここで、西薗を含むゴールを狙う3人を前に上げるため、集団を引き続けた椿は落ちていきました。



ここで再び、井上が気を吐きます。海岸沿い、とても厳しい向かい風の中、再び井上が先頭に戻り、言葉通り力の限り先頭を引いて西薗を休ませ、他チームの脚を削り続けます。今日、初山の勝利を最も引き寄せたのは、井上のこの働きであったのは間違いありません。



最終周回に入り、井上が送り出したゴールを目指す西薗、初山、鈴木の3人は、それぞれ役割が異なっていました。西薗は平地と登りでスピードを上げられ、鈴木は最後のスプリントで勝負でき、初山は西薗の登りについていけ、ゴールスプリントでも勝負ができます。プランBどころか、プランC、D、Eまで対応できる布陣を敷きました。



最終周回の登りを終えた時点で、残り7km、集団は7人まで絞りこまれ、そこにBGTは3人を残しています。ここで木村圭佑選手(シマノレーシング)がアタックしますが、初山はそれを逃さず食らいつきます。これを嫌がった石橋学選手(ニッポ ヴィーニファンティーニ)が追いつこうと踏みますが、それに西薗が確かに反応します。

前に初山、後ろに鈴木。力を信じるチーム員が前後に備える中で西薗は、平地内の最も厳しい上り坂で、一気に石橋選手を置き去りにします。



「海岸線沿いに出れば、オレのものだ」

と、のちにうそぶくその海岸線を誰よりも速く走る西薗は、初山をゴールに送り込むべく、後続を引きちぎり前を行く初山まで追いつきます。


今日は初山を確実に勝たせるという意志を固めた西薗、ゴール前の登りに差し掛かるところで、初山を引き前に出ます。

その西薗の走りに確かに乗った初山は、自分の役目を受け取ります。



ゴール前300m、木村選手が最後の力を振り絞り、2人を相手にアタックを仕掛けます。

初山が対抗、力の差を見せつけ初山は前に、踏み続けた西薗もそのまま初山に続きます。

ゴール前100m、初山は勝利を確信。西薗は早々と両手を上げ、チームの勝利を祝います。



ゴールラインで吠えた初山。その後ろで同じく手を上げた西薗。ゴールスプリントに備えつづけた鈴木。体力の限界まで引きつづけた椿。集団を圧倒的なまでに掌握し、仲間につなげた井上。そしてレース途中で離脱しながらも、勝利への意志を確実にチームに託した内間。



今回の全日本選手権は、BGTすべてのチーム員が、心を同じくし、自分のするべきことを行い、勝ち取ったと、自信を持ち誇ります。

今日、私達のチーム以上に、勝利に対し貪欲に、そしてセオリー通りに動いたチームはないでしょう。そしてチームを応援いただいたみなさまにも、チーム勝利のため、存分に働いていただきました。



ブリヂストン アンカー サイクリングチームは、2016年全日本選手権という大舞台で、完全に勝利いたしました。

全日本チャンピオンの称号は、ブリヂストン アンカー サイクリングチームにとっては、12年ぶりです。臥薪嘗胆を越え、2冠という最高の成績を手にしました。



チームを常に支えていただきましたファンのみなさま、サプライヤーのみなさま、チームスタッフ、そしてなにより、勝利をもたらしてくれた選手たち。すべての方々にブリヂストン アンカー サイクリングチームは心より感謝いたします。この2冠は、みなさまの勝利です。本当にありがとうございました。



これからも、日本最強のチーム、ブリヂストン アンカー サイクリングチームは、みなさまの心を震わせ、感動を届けるため、力の限り走り続けてまいります。

みなさまの強いご声援のほど、よろしくお願いいたします。



【リザルト】2016年 全日本選手権

1 初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)4:14:57
2 西薗良太(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:00
3 木村圭佑(シマノレーシング)+0:02

6 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:43
32 井上和郎(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+4:48
DNF 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)
DNF 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)

 
16/06/24

【2016 全日本選手権】6/24(金)西薗良太、全日本TTチャンピオンに!


レース名:第85回全日本自転車競技選手権大会 タイムトライアル競技
日付:2016年6月24日(金)タイムトライアル2016全日本選手権
開催地: 東京都大島町 伊豆大島
距離:33.6km(11.2km x 3周)

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)参加選手:
 タイムトライアル:椿大志、西薗良太



2016年全日本タイムトライアル選手権に、西薗良太が優勝し、椿大志は6位に入りました。

西薗は2012年にもタイムトライアルの全日本タイトルを手にしていますが、今度はブリヂストン アンカー サイクリングチームとして、アンカーのTTマシン《RT9》と共に、再び日本一の称号を手にしました。



西薗の出走前に、椿が出走します。

本人はその日の走りを「パワー系のコースに、完全にねじ伏せられた形です。全くいい所を見せられませんでした。申し訳ありません」と、悔しそうに評価していましたが、


それでも椿は6位入賞、決して悪い結果ではありません。


そして西薗の出走です。


昨日の天候予想は幸運な方向に外れて、雨は振らずに曇り、荒れるかと思われた風も全くおとなしい。時の運ではなく、純粋にライダーの地力と走りの戦略が試される全日本選手権となりました。

2016全日本TTチャンプ、西薗に、レースの勝利を振り返ってもらいます。



「家で3回ぐらい、ウォームアップの練習をしたんですよ。レース直前のコンディションを整える。ただひとつ失敗があって、タオルを余分に持って行かなかったこと。

アップの練習の時は、前に扇風機を置いていたんですが、そういえば、今日はなかった。なので持って行った薄手の手ぬぐいでは全然たりなくて、汗がボトボト垂れちゃって」



「半周を走って、自分のタイムを聞いたら、予想以上に速かったんですね。あれ、これは早過ぎるぞ、落ち着け落ち着け、って唱えながら、それでも余裕なく漕いでいました」



「今日のポイントは登りだぞと。下りはとにかくエアロポジションでタイムを稼ぐように気をつけて、漕ぐべきところでは落ち着いて踏んで。

登りであんまりギアを変えずに、ケイデンスをそのまま、で、辛くなったらギア1枚落とすぐらい気持ちで、速度を維持するっていう方針で進めました」



「途中、無線からスタッフの応援の声が聞こえてくるんですよ。『西薗、踏め踏め〜!』って。

それを聞いてるとコッチも興奮するんですが、それが踏むべき場所でないところで聞こえてきて、つい踏みそうになって、イヤイヤ、ここで踏んじゃいけないいけないって自分に言い聞かせながら」



「後半、淳哉さん(佐野淳哉選手=マトリックス パワータグ)がタイムを上げてきたのを聞いたんですが、タイム差がそれなりにあるのは聞いていたんで。リスクを取り過ぎないように、登りでパワーを落とさないように、って走りました」



「他の選手を気にしながらも、ペースを極端に落とさないように注意して、、最後の登りだけ踏み切って、あとはペースを落とさないようにジトジト走ったって感じです。パワーメーターの画面の上にはテープを貼っていました。結局自分の体と対話しきって、その反応をコントロールしながら、走り切りました」



「去年の3位は、本当に悔しかったですね。準備期間が少なかったんですよ。でも今回は準備期間とその量をたっぷりととれたので。アップダウンのあるコースでのTTの練習もずいぶんしましたしね」



「ボク、3月に娘が生まれたんですね。それで妻が里帰り出産したんですが、ボクも妻の実家についていったんです。

 そこで娘の出産を見守りつつ、練習のサポートもしてもらって、妻の両親にもお世話になりましたし、妻にも、チームにも。機材もすごい中山さんにワガママ言いましたしね。

 本当に、みんなの協力を積み重ねた勝利だと思っています」


(西薗の奥さんお手製の応援バナーと、それを伊豆大島に持ってきてくれた応援団と)


「帰ったらね、チーム、特に初山(翔)に怒られるんですよ。『右のソックスが、クシュクシュしてた』って。

せっかく優勝したしカッコ良かったのに、ぜんぶ台無しだよ、って。そのクシュクシュの空気抵抗がなかったら、シューズカバーなんかなくたって、あと10秒速く走れたのに、って(笑)」



【リザルト】2016 タイムトライアル全日本選手権

1 西薗良太(ブリヂストン アンカー サイクリング チーム)42:57.29
2 佐野淳哉(マトリックス パワータグ)+0:26
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+0:51
6 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+2:04


 
16/06/24

【2016 全日本選手権】6/23(木)大雨と大風と調整の一日

レース名:第85回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース


6月23日(木)。会場の伊豆大島入り直後、午前8時。外は大荒れ。大雨が降ったり大風が吹いたり、乗ると消耗しそうなコンディションです。



移動/調整日の午前中、チームはそれぞれ仮眠したり、荷解きしたり、ボンヤリしたりしています。



荷物の中から、ダミアンが『毒』と呼ぶ、こんなのを発見。



それでも明日はタイムトライアル決勝当日。出場する西薗良太と椿大志は、なんとなくそわそわしてもいます。今日のお昼というか腹ごなしの食事は、持ってきた炊飯器で炊いたあつあつご飯と、なんとなくのレトルトでホームパーティ系。自炊もレースのうちです。


その合間にバイクを準備し、



ようやく雨がおさまり風も落ち着いた午後から、それぞれ練習に出かけます。

タイムトライアル出場の2名は、コースの下見と最終調整を。



(椿大志)


(西薗良太)


ロードレース組は、軽いコース下見の後、50kmほどの伊豆大島一周ライドを行い、フェリー移動で固まったカラダをほぐします。



(左:鈴木龍、右:内間康平)


その合間に中山メカニックは、タイムトライアルのバイクチェックを行います。サドル位置とハンドル位置、それからパッドの高さ。これらポジショニングには制限があり、これを超えていないことを確認して、今日の大まかな作業は終わります。



明日はタイムトライアル決勝。午後1時22分が椿のスタート、西薗は午後2時38分のスタートです。天候は、このまま不安定な状態が続くようです。明日のタイムトライアルのコースは、基本海沿いのストレートな、1周=11.2kmコースを3周走ります。


明日も乱れ吹くだろう海風を、BGTライダー2人は、味方につけられるでしょうか。

 
16/06/24

【2016 全日本選手権】6/22 伊豆大島に大移動


レース名:第85回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース
日付:
  2016年6月24日(金)タイムトライアル2016全日本選手権
  2016年6月26日(日)ロードレース2016全日本選手権
開催地: 東京都大島町 伊豆大島

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)参加選手:
 ロード:井上和郎、内間康平、鈴木龍、椿大志、初山翔、西薗良太
 タイムトライアル:椿大志、西薗良太



(内間康平)


2016年ロード全日本選手権の開催です。6月24日(金)にはタイムトライアル競技、26日(日)にはロードレース競技の全日本選手権が行われます。



会場となるのは東京都、伊豆大島。来たる2020年東京五輪にあやかっての東京都全日本開催なのでは、というまことしやかな噂(ウワサです)。この島で走る車は品川ナンバーですが、東京・竹芝桟橋からのフェリーには、車は載せられないのです。



ということで、レース機材一式をまとめ、チームカーなく手持ちでのフェリー大移動となりました。これは他のチームも同様。現地ではレンタカーを借り、戦うという、海外遠征とほぼ同じ条件でのレースとなります。実際、アジアツアーを回る時と同じ装備です。



(井上和郎)


20時集合、21時積み込み、22時出航、24時消灯。



5時45分着岸、6時に豪雨。

船から降りるたった一つの出口から、すべてのチームが自転車と機材をびしょ濡れになりながら降ろします。7時に宿に到着。今回の宿はブリヂストン アンカー サイクリングチーム、BGTのみの貸し切りなので、気持ち的には大変気楽です。



全日本選手権優勝、ナショナルチャンピオンの称号は、ロードレースで身を立てんと思うものなら、誰もが手に入れたいタイトルです。一日の走りで勝負が決まるワンデーレースは、日々続くステージレースとは異なり「明日がんばろう」ができません。

それだけに、選手たちの緊張は、日々高まります。



左から:中山メカニック、水谷監督、安見マッサー、内間康平、井上和郎、西薗良太、椿大志、鈴木龍、初山翔

 
16/06/20

【ツール・ド・熊野2016】04 第3(最終)ステージ:トマが総合3位獲得

レース名:ツール・ド・熊野 第3(最終)ステージ
UCIカテゴリー:2.2
日時:2016年6月19日(日)
開催地:熊野山岳コース
距離:100.0km (10km x 10周)


最終日となったツール・ド・熊野。BGTチーム員それぞれがステージ優勝を狙うのはもちろんのこと、総合順位5位となっているトマのリザルトもケアすること。これがレース前の大まかな戦略となりました。

ここまでベストではないコンディションが続いていたダミアン・モニエ。最終日になり調子を取り戻し、スタート後ほどなくして1人アタック、集団から逃げ出します。機関車ダミアンに2名の選手が慌てて付き、さらには後ろの集団からも2名がブリッジを成功させ先頭に登ってきました。この5名が2分ほどの差をつけ、後続集団の様子を伺います。



他チームの優勝争いに向けた動きで集団内は、ダミアンたちを捕まえ、カウンターアタックをかけるべく、騒がしく小競り合いを繰り返します。


BGTはダミアンたちが捕まらないよう、その動きをさばいていきますが、レース後半にむけ空の色は灰色となり、雨が降り出します。

それは雨以上の豪雨となりました。


この豪雨に準備していたもの、雨が得意なものはここぞと速度を上げ、集団はばらけます。ダミアンたち先頭は、この天候の気まぐれの隙を突かれ後続に追いつかれます。


ここでアクシデントが起こります。総合2位だった選手が川のように水が流れる路面に落車、さらに先頭はゴタゴタとします。

これに乗じてステージ優勝狙いのパックが飛び出します。これに内間康平、トマ・ルバが加わります。残念ながら優勝は逃しましたが、トマは総合順位3位を獲得。優勝は、ダミアンと逃げていた大久保陣選手(宇都宮ブリッツェン)が勝ち取りました。



「今回は、勝つ力があっても歯車が噛み合わない、そんな悔しい思いをしました」

と水谷監督はレース全体を振り返ります。

「内間は確かなところで決められるという、彼らしい走りでチーム全体のムードを高めてくれたのですが、他の選手が思い切った走りを見せるタイミングをつかみきれなかった点が、悔やまれます」 と述べています。

総合ではトマ・ルバは3位に、そしてチーム総合成績でも3位となりましたが、区間優勝を取れず悔しさが残ったというBGTの選手たち。次週には、最も大切なワンデーレース、全日本選手権が、伊豆大島で待ち受けます。


【リザルト】ツール・ド・熊野 第3ステージ

1 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)2:32:29
2 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+0:00
3 木村圭佑(シマノレーシングチーム)+0:02

5 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:19
6 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:19
12 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:19
17 初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:29
24 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1:20
25 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1:20

GC(総合成績) 総合距離324.1km

1 オスカル・プジョル(チーム右京)7:58:13
2 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)+0:31
3 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:35

8 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+1:07
15 初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+4:56
16 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+5:40
19 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+6:21
29 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+12:17

チーム総合順位
1 キナンサイクリングチーム
2 チーム右京
3 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム

 
16/06/19

【ツール・ド・熊野2016】03 第2ステージ:内間が逃げを決めるも

レース名:ツール・ド・熊野 第2ステージ
UCIカテゴリー:2.2
日時:2016年6月18日(土)
開催地:熊野山岳コース
距離:109.3km

All photos by Hideaki TAKAGI

すっかり晴れ上がり、気温も上昇した《ツール・ド・熊野》第2ステージ。日本原風景の一つとも言える熊野地域、幾つもの田んぼが美しく段を重ねる『千枚田』を背景にした過酷な登りを制したものが、今日の勝利を引き寄せる展開となりました。

そこに至る登りで、スタート後に5名の選手がアタックを掛け、後続を大きく引き離します。今日のレースの前半は、この5名による着実なペースアップに対し、後続する集団が追撃のタイミングを測り続けることで進んでいきます。

この5名の中に、内間康平がいます。決まりそうな逃げを着実に見きわめ、それに乗って行くというのが、内間の最大の武器です。堅実に地脚を磨き、それを発揮し続けるここ数レースの内間の走り、そしてそれに同調した4名の選手たちも、この逃げが最後まで持つことを願い、走り続けます。

レースも後半となり、5名の逃げはそのまま後続との差を開き続けます。その差は最大6分近くまで広がります。先頭5名は登りを得意とする選手ばかり。登りセクションが重要となる今日のコース、あるいはこのまま最後まで逃げ切ってしまうのでしょうか。

ところが後半も大詰めになり、後続集団が大きくばらけ、そこからブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)のトマ・ルバを含む8名の選手が上がり、先頭の5名に追いつきます。13名となった集団は、先程までの連携感が少し薄れ、ゴールへ抜け出したい選手たちのウズウズとした心持ちが伝わってきます。

そこで、2名がアタックし、これが決まります。残念ながら内間はこの2人に付いて行くことができませんでした。この2名の選手は、そのままゴールへと先に逃げ、先のツアー・オブ・ジャパンでの総合優勝者、オスカル・プジョル(チーム右京)がこの日の優勝を成し遂げました。BGTチームからは、トマ・ルバが6位に入りました。

明日は最終日です。気温は今日よりもすこし落ち着くとの予報です。

【リザルト】

1 オスカル・プジョル(チーム右京) 2:47:38
2 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)+0:02
3 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)+0:27

6 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:27
11 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:59
14 初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+4:38
18 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+4:38
25 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+5:09
58 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+12:08

 
16/06/18

【ツール・ド・熊野2016】02 第1ステージ --- 鈴木龍、3位に

レース名:ツール・ド・熊野  第1ステージ
UCIカテゴリー:2.2
日時:2016年6月17日(金)
距離:114.1km = 16.3km×7周

All photos by Hideaki TAKAGI

雨も上がり、確かなレース日和となった《ツール・ド・熊野》2日目。細いアップダウンを軸とした16km余りを7周、114km駆けるコースプロフィールとなりました。


椿大志


スタート後から11名が抜け出し、そこに鈴木龍、初山翔が加わっています。しかしその逃げは決まらず、その後抜けだそうとする選手陣により、何度か小競り合いがありました。


初山翔、鈴木龍


そして3周目、ブリヂストン アンカー サイクリングチームのトマ・ルバともう一名の選手がアタックをかけ、それが見事に決まります。


トマ・ルバ


今シーズン初頭から好調な走りを見せるトマの走りに、もう3名の選手が後ろからなんとか追いつき、合計5名の選手が『勝ち逃げ』とすべく、最大2分ほどの差を付けます。

途中、山岳ポイントでボーナスタイムを獲得したトマ、「最後に捕まる覚悟はしていた」とはいいますが、それでも最終周まで先頭集団をリードし続けます。最終ラップに入った時点ではその差は1分、残念ながらトマの覚悟通り、先頭は集団に捕まってしまいました。

そこまで後方待機していたスプリンター、鈴木龍が、自分の動くべき時が来たと、勝利に向けた位置取りを開始、ゴールスプリントに加わります。結果、惜しくも3位に終わりましたが、総合成績も3位とし、3日+TT のステージレース、まずまずの滑り出しとなりました。


ツール・ド・熊野、大きく勝敗が動くのは、次の日に控えた2日目の登りステージです。暑くなりそうな天気予報、チームはしっかりと備えます。



【リザルト】
1 Jesse KERRISON(ステイトオブマター/マーブ) 2:36:59
2 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)+0:00
3 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:00

19 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:03
23 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:03
41 初山翔 (ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:03
44 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:03
51 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:03

 
16/06/17

【ツール・ド・熊野2016】01 プロローグ 個人タイムトライアル

レース名:ツール・ド・熊野 プロローグ 個人タイムトライアル
UCIカテゴリー:2.2
日時:2016年6月16日
開催地:和歌山県新宮市 市田川沿い
距離:0.7km

All photos : Hideaki TAKAGI

UCIカテゴリー2.2となる《ツール・ド・熊野》。日本でUCIポイントが獲得できる大切な大会の一つです。



初山翔


《ツール・ド・熊野》公式ウェブページ
http://www.nspk.net/tdk/

雨の降るなか行われたプロローグは、距離700mと短い個人タイムトライアルでした。チームライダーは、各自全力を尽くします。結果トップ10に入ることはできませんでしたが、初山翔が12位、鈴木龍が15位と健闘しました。



鈴木龍

ツール・ド・熊野は例年、第2ステージの登りで大きくタイム差が決まります。まずはそこまで、チームは着実に駒を進めていきます。



【リザルト】
1 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)0:51.00
2 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)+0.14
3 ジョン・アベラストゥリ(チーム右京)+0.17

12 初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+2.53
15 鈴木龍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+2.84
41 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+4.50
55 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+5.35
59 椿大志(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+5.51
70 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+6.25

 
16/06/06

【2016 ツアーオブジャパン】08 東京ステージ 内間康平 3位入賞

レース名:ツアーオブジャパン 2016 第8ステージ 東京
日付:2016年6月5日(日)
開催地:日比谷シティ前→大井埠頭周回コース
距離:<パレード1.2㎞> + <14.7㎞ + 7.0㎞ x 14周 = 112.7㎞>



内間康平が、南信州ステージに続き、東京ステージの観客も沸かせました。全力のゴールスプリントから、堂々の3位入賞です。 総観客128,000人の前での、優勝争いゴールスプリント。惜しい結果となりましたが、勝利に絡む素晴らしい走りを、東京ステージを走る内間は、常に見せ続けてくれました。



ファンと触れ合う会場も作られる、日比谷公園からスタートし、大井ふ頭を周回するという東京ステージのコースレイアウト。日比谷公園からのパレードランが終わり正式スタートを迎えると、すぐにアタック合戦となります。


積極的にチームで協力しアタックをかけたブリヂストン アンカー サイクリングチーム。「今日は絶対にやってやる」という気持ちで望んだ今日の東京ステージ、大井埠頭の周回コースに入る頃には、10名ほどの集団が逃げ始め、ここに内間康平は入っています。



「集団のペースは速いものでした。10名はみなその辺りがわかっている人たちなので、積極的に先頭交代をしながら協力し合いました」



そのまま10名の速い先頭が、最終周回直前にさらにペースを上げ、ライダーをふるい落としにかかります。長く伸びながら、残ったのは6名、集団との差は1分弱。速度を上げていた集団ですが、このコースでは30秒以上の差は難しいと読んだのか、ペースを落とします。



そしてゴール前1km、この6名が左右に振れながら、前後に動きながら明確に牽制し合い、ゴールスプリントのタイミングを狙っています。そして500m前、内間が頭を下に向け、全身を使ってペダルを踏み始めます。


しかしこのスプリントに的確に2名のライダーが反応、内間の直後に付きながら進み、そこから3名でも最後のゴールスプリントとなりました。内間は残念ながら3位となりましたが、それでも出しきったという表情を見て取れました。



(写真:TOJ2016レポート第8東京ステージより http://www.toj.co.jp/2016/?tid=100118 )


TOJを終わったチーム員も、それぞれに個別の想いはあるでしょうが、全体的に悪くない表情です。確かな結果を残せたわけではないですが、昨年よりも海外勢を脅威に感じなくなっていること。そして積極的にレースを作りあげる「攻めの走り」に、後半は徹し続けてきたこと。これら2つが、今夏のTOJ、チームを通した感想です。


このTOJで見せたチームの「攻め」の姿勢、これがブリヂストン アンカー サイクリングチームの、基本です。

BGTチーム、次のレースはツール・ド・熊野です。

【リザルト】
ツアーオブジャパン 第8 最終ステージ 東京
開催日:6月5日(日)
距離: 112.7㎞

1 サム・クローム(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)2:17:29
2 アルヴィン・モアゼミ(ピシュガマン サイクリングチーム)+0:00
3 内間康平(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:00

20 西薗良太(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:19
24 井上和郎(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:19
37 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:19
47 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:19
49 初山翔(ブリヂストン アンカーサイクリングチーム)+0:19

チーム総合 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム 3位 +4:23

 
16/06/04

【2016 ツアーオブジャパン】07 伊豆ステージ チーム総合3位に浮上 

レース名:ツアーオブジャパン 2016 第7ステージ 伊豆
日付:2016年6月4日(土)
開催地:日本サイクルスポーツセンター周回コース12.2㎞ x 10周
距離122.0㎞



繰り返すアップダウン。走りやすい滑らかなアスファルト路面。ツアーオブジャパン第7ステージは、2020東京五輪・トラック/MTB競技が開催される静岡県伊豆・修善寺《日本サイクルスポーツセンター》が会場です。連日の7日目、選手の疲労も相当ですが、上りと下りが繰り返すコースは、選手の地脚を試されるパワーコースでもあります。

例えば2014年のTOJ、内間康平はこの伊豆ステージにてラップアウト、DNFとなり、次の日の東京ステージを観戦しながら「オレはここに散歩に来たんじゃない」と強く思ったそうです。



昨年よりも多い2万人もの来場者のなか、レーススタート。直後から飛び出す外国チーム選手2名、それにつられてかペースの速いスタート。1周めから速いペースでレースは進み2周め、ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(BGT)からはダミアン・モニエを含む3名の選手が抜け出します。



ここから3名はペースを落とさず、追走集団もそれに準ずる形でハイペース、縦に流れ始めスピードに乗りきれなかったライダーを振り落としつつ、30名ほどの集団となっていきます。



レース中盤、マッサーの安見が慌ただしく動きます。このままのペースでは、後方に流れた選手たちがラップアウトになるかも、と。



BGTチーム選手すべての先頭とのタイム差をノートに細かく記し、ペースの目安を無線で伝えます。今年は無線使用が可能となったTOJ、こういった客観的な情報伝達が、現在ロードレースの動きの要となっています。おととしのあの姿はもう見たくない、と安見は言います。



レース後半、追走集団は15名ほどに絞られます。この中にはトマ・ルバ、初山翔の2名が残っています。ゴール前に先頭を着実に捉えるため、決して余力以上には先頭を離さない。力に満ちたライダーが、それでもまた1人、後ろに下がります。



ダミアンを含む先頭3名のペースは落ちません。後半の数週、ダミアンはもう、補給の水すら取らず、とにかくペダルを踏み続けます。

「今日はとにかく、(先頭3名にいた)イラン人ライダーが強かった。彼についていくので必死だった。もうほかに何をすることもできなかった」

レース後にそう語るダミアンを含む3名は最終周回にて後続が吸収。そのままスピードを上げていきながら、登りのゴール。これを得意とする日本人ライダー、新城幸也選手(ランプレ・メリダ)が最後、ゴール直前600m、下りからの力強い立ち漕ぎでグンと伸びます。



優勝を確信して、大きくポーズを取りながらゴールします。待ち望んでいた日本人、新城選手の優勝に会場は湧きます。大腿骨骨折から3ヶ月、このパワーレースに最後まで機会を待ち耐え切り、満を持して絶妙のタイミングでのアタック。新城選手が世界で見に付けた勝負強さ、ここでそれを発揮しました。



新城選手を逃した中に、トマ・ルバもいました。 今季、とても力強いレースを見せるトマですが、どうもそれを発揮しきれません。

「4人がボクより強かっただけだよ。それで5位。それがレースだよ。それだけだ」とトマ。「ノーリグレット。後悔はないよ」クールに語ります。この言葉が今日のチームを物語ります。チームは力の限り走りました。初山はゴール後倒れこみました。



明日は最終ステージ、東京ステージです。ここまでのいい走りがなかなか個人の数字につながらないBGTですが、チーム総合成績は、首位のイラン・タブリーズ シャハルダリと4分43秒差で3位に上がっています。 昨年のBGTチーム総合は2位。現在2位のイラン・ピシュガマン サイクリングチームとのタイム差は約1分。なんとかチームの底力を、東京で。



【リザルト】
ツアーオブジャパン 第7ステージ 伊豆
開催日:6月4日(土)
距離: 122.0㎞

1 新城幸也(ランプレ・メリダ)3:27:00
2 キャメロン・バイリー(アタック・チームガスト)+0:02
3 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0:05

5 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:05
16 ダミアン・モニエ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:57
54 内間康平(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+17:51
64 井上和郎(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+17:51

BGT チーム総合成績 3位 +4:43