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16/12/09

【ルックバックBGT 2016】ダミアン・モニエ -- シーズン終盤に最高調子を迎えるも、鎖骨骨折で離脱

2016シーズンを振り返るルックバック2016。今年は後半に、劇的に調子を上げたダミアン・モニエが、シーズンを振りかえります。



ダミアンのシーズンの始まりは、ゆっくりとしたものでした。本人も下で振り返っていますが、6月までの間、いくつかのいい走りはありましたが、本人的には納得の行くものではなかったようです。

それが8月、9月になり、突如結果を出し始めます。そもそもルーラーとしての資質を買われているダミアン。平地、上り(2015年シーズンには、台湾でのキングオブマウンテン(KOM)でも勝利したほど)、そしてスプリントと全方位に渡る強さを持ちます。特にレースの雰囲気にチームが飲まれ、諦めかけたときに、ガツンという走りで飛び出しチームを奮い立たせる動きは、「チームの起爆剤」のようなもの。その力は今年、チーム員が深く心に刻んだレースであったツール・ド・グアドループで決めた総合優勝で、発揮されました。



フランス人ならではのエスプリなのか、本人の資質なのか、口にする多くが明るく楽しく時に毒舌なダミアン。チームのムードメーキングにも大きく貢献しました。ひとつ悔しかったのは、シーズン終盤の転倒・骨折で、シーズンを早めに終わらせなければいけなかったこと。本人が語るその悔しさの理由は、なるほど、なんともその通りです。

●2016シーズンの自分を振り返って

いい時と悪い時がありました。シーズン前半は6月まではそこそこで、いわゆる『トップ』シェイプには程遠く。。。いくつか、ツアー・オブ・ジャパン伊豆の逃げや、熊野の最終ステージなど、いい局面はあったんですが、勝ちには繋がらず。

6月が終わった途端によくなって、というのも8月と9月に、私は自分の本当のセンセーション(感覚)を見つけたんです。残念ながら輪島での転倒と鎖骨骨折で、この最高の感覚が止まってしまったんですけどね。

だから、このいいセンセーションをシーズンが終わるまで楽しめなかったことを、少しイラついています。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

2016年ベストの思い出は、ツール・ド・グアドループでのステージ優勝と、その次の日の総合優勝です。その勝利自体はもちろん、その勝ち方とチームとしてのスピリットに対し、とても幸せな気持ちになりました。トマのリーダージャージを守るため、チーム全員が働いて、いくつものリスキーな選択をして、それでも集中して、勝ったんだ!!



その次にグッドタイムだったのは、日本JBCFタイムトライアル選手権で、『亀』(西薗良太)(その理由は西薗の回にてお伝えします)とダブル勝利をしたこと。このタイムトライアルは、すごく楽しかった。年に2、3回ぐらい感じられる、最高のセンセーションのときに走れたんだ。平均時速49.5kmっていう、ものすごい速いTTだった!!



●今シーズンのチームを振り返って

私たちのチームは、とてもいい考え方をするチームなんだ。4年間チームに所属して、私たちはみんな友人だし、考えも一致するし、バイクに乗っているときもそう。みんなが互いのために自分を犠牲にする準備ができているし、つねにいい雰囲気がそこにある。この空気を作ってくれているチームスタッフにも感謝だよ!



●2017年チームに向けアドバイス

チームへのアドバイスは、ずっと真剣に取り組むこと、そしていい雰囲気を保つこと。それが私たちの強さなんだから。


Damien Monier


 
16/12/08

【ルックバックBGT 2016】椿大志 -- シーズンを通しチームに尽くした走り


チームの一員として、その役割を確かに果たしてきた椿大志。全日本選手権での引きは、同じように力強かった井上の影に隠れがちでしたが、粛々とした序盤から混沌の後半に向け、チーム全体のエンジンとなりました。

今年は、その役目を担うことに徹した椿。チームが表彰台に絡んだレースでは、椿が早めから上げていることが多くありました。自分のリザルト以上に、チームの勝利のために。今年チームが経験した数々の晴れやかな思いは、椿の脚にもよるものでした。



●2016シーズンの自分を振り返って

チームの一員としての役割をこなした1年でした。チームとしていい成績出せたレースで、少しだけでも力になれたかなという事が結構思い出せるので。

ただ、自分の個人の成績としては落第点かなと思います。全然勝負に絡むこともなかったので。ただ、自分として強くなった部分があるので、来年に繋げられればと思います。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

ロード、TTの全日本タイトル、ツール・ド・グアドループ総合優勝といろいろありますが、なかでも和郎さんの今年いっぱいでの選手引退が印象に残っています。

和郎さんを身近で見てきて自分が選手としてどういう人になりたいか、どう立ち居振る舞うか、いろいろ考え(反省?)しました。


●今シーズンのチームを振り返って

チームが一つになってレースに挑んでいく、強いチームなのではなかったかと思います。
みんながそれぞれ強い分野を持っていて、作戦の幅もいろいろ持てました。



●2017年チームに向けアドバイス

皆の持ち味とキャラが生かせる戦術と雰囲気を作って、ファンも沢山つくような活動もしたらいいと思います。



<今年気に入っている写真トップ3>



理由:今年、唯一着に絡んだレースの1コマ。(全日本選手権TT)



理由:いろいろあってやっと勝てたから。(ツール・ド・グアドループ)



理由:特に無し。(全日本選手権ロード)

 椿大志


 
16/12/08

【ルックバックBGT 2016】トマ・ルバ -- 限りなく近い勝利に届かなかった1年


仕事に真面目なフランス人。これまで5年間、ブリヂストン アンカー サイクリングチームで走ってきたトマ・ルバのスタイルは、今シーズンも変わることはありませんでした。ただこれまでと違っていたのは、優勝がなかったこと。



東日本ロードクラシック南魚沼で2位、輪島ロードで3位。ツール・ド・グアドループでは途中に総合トップにもなり
ツール・ド・アゼルバイジャンでは山岳賞も獲得しています。



シーズン頭から仕上がりは上々、一桁順位は多く、アジアでも日本でもどこでも確実に前を引く走りを見せるのですが、優勝だけはできませんでした。こんな年もあるのでしょう。いつもにこやかに、言葉少なく深くを語るトマは、今シーズンをこんなふうに振りかえります。



●2016シーズンの自分を振り返って

2016シーズンは、悪くはなかったけれど、良くもなかった! だいたいトップ10リザルトは出していたけれど、結局レースには勝てなかった。。。運に見放されると、こうなんですよね。


●2016シーズンのメインマシンを振り返って

RS9は、いいバイクです。過去2年間(前作の)RIS9に乗ってきたけど、RS9はとても大きく進化したバイクだと感じています。軽いし、『アグレッシブ』な走りだし。。。大成功でしたね。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

チームメイトのダミアン・モニエが、ツール・ド・グアドループで優勝したときかな。10ステージをチームで戦い抜いて、そして最終ステージでの優勝! すごく気持ちよかった!


●今シーズンのチームを振り返って

自分自身としては、良くもなく、悪くもなく、という感じでしたが、チームは全日本選手権で2冠を獲得できました。結局これがいちばんチームにとって重要なことになりましたね。



●2017年のチームに向けアドバイス

ブリヂストン アンカー チームとは、違った道を歩くことになりますが、チームの活躍を祈ります。そして、チームに所属したこの5年間に「ありがとう」と言いたいです。


Thomas Lebas


 
16/12/07

【ルックバックBGT 2016】 鈴木龍 -- 新加入から海外レースで活躍


ブリヂストン アンカー サイクリングチームの2016年を、チーム選手それぞれが振り返るルックバックBGT 2016。2016年に新たにチーム入りした、鈴木龍が、今年を振り返ります。



スプリンターとして加入したシーズン当初、2月に行われたツールドフィリピンでは、果敢な走りを見せ、総合順位6位を獲得。 



ツールド・フィニステールでも先頭集団ゴールと、加入の目標だったヨーロッパでのレース経験を、脚を使って積極的に積みました。



シーズン中盤は、最終スプリントのバックアップとして常に先頭を狙える位置での走りを続けました。目立った成績は、ツール・ド・熊野での3位以外にはあまり残せませんでしたが、いわゆる「チームの若手」としての役割を確実に果たしてきました。



●2016シーズンの自分を振り返って

多くの収穫とともに、多くの失敗がありました。今シーズンの成果は自分のリザルトでは大きく現れず、それが心残りです。大きく進歩、進化するためにも失敗を修正して来シーズンに望みたいです。



●2016シーズンのメインマシンを振り返って

RS9をメインバイクとして使用しました。このバイクは特に登りでのアドバンテージを大きく感じました。今年の全日本選手権ロードでもチームの走りに大きく貢献したと思います。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

全日本選手権ロードでの初山さんの優勝です。
誰もが力を精一杯そそぐ全日本選手権の舞台でみんなの力で優勝したことは本当に心に残っていますし、この先もあの瞬間は忘れられないと感じました。


●今シーズンのチームを振り返って

チームは数々の勝利、素晴らしい成績を残すことができました。全日本選手権ロード、TTの二冠。ツール・ド・グアドループの総合優勝。同時にこれ以上の結果を来年、再来年と続けていく必要があると思います。



●2017年のチームに向けアドバイス

もう1段階の進化が必要で、そのためにも自分の進化が必要だと考えています。


鈴木 龍


 
16/12/06

【ルックバックBGT2016】初山翔 --2016全日本選手権ロード優勝

ブリヂストン アンカー サイクリングチームの2016年を振り返る、ルックバックBGT 2016。今年、BGTチームにとっての最高の喜びは、全日本選手権の優勝でした。



東京都・伊豆大島で6月に行われた全日本選手権。チームには12年ぶりとなった念願の全日本のタイトルを、ロードレースをワン・ツーで勝利し、タイムトライアルでも勝利した、2冠という最高の結果で勝ち得ました。2016年の新マシン、RS9にとっても、その新技術PROFORMATの実証となりました。



ロードレースのタイトルを獲った、決めるときに決める初山翔。その感じは前年、2015ツールドシンカラでのステージ優勝、2015ジャパンカップでの山岳賞獲得 、といったアタリから始まり、今年前半のヨーロッパ遠征では、由緒あるUCIカテゴリー1.1レース、ルートアデリ・ド・ヴィトレ で27位に全日本勝利の次は、さいたまクリテリウムでは世界チャンピオンにゴールスプリントを挑み2位に。その決め時の鋭さは時と共に増していきます。

初山が、2016年を振り返ります。


●2016シーズンの自分を振り返って

私にとっての今年は、なんといっても全日本選手権です。選手なら誰もが憧れるナショナルチャンピオン。一生の誇りです。


●2016シーズンのメインマシンを振り返って

JAPAN CUPで使用した特別カラーのRS9。全日本チャンピオンということで用意していただきました。特別カラーですが敢えてこれをメインと言わせていただきます。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

前述の通り、全日本選手権です。シーズン最大の目標としていたレースで最高の成績を出せました。しかもそれがナショナル選手権ともなれば、喜びもひとしおです。



●今シーズンのチームを振り返って

最高な一年と言っても過言ではないと思います。もちろん大敗したレースも数多くありましたが、全てのレースで勝つのは不可能な話。オリンピックには出場し、全日本では二冠となりました。ブリヂストン アンカーのようなファクトリーチームでは、オリンピックというものには、特別な価値があります。

そして長年のチーム最大目標であった全日本で、最高の成績を出せました。もちろん上を見れば限りはありませんが、自信を持っています。


●2017年のチームに向けアドバイスを

今年の成績が良かっただけに、来年は試練になるでしょう。国内UCIコンチも皆、ハンパではない強さになってきています。ヨーロッパで、いかに力に磨きをかけるか、でしょう。


*2017年シーズンの所属チーム予定 :Bridgestone Anchor Cycling Team -BGT-

初山 翔



 
16/12/05

【ルックバックBGT 2016】内間康平 -- リオ2016オリンピック出場

2016シーズン、ブリヂストン アンカー サイクリングチームにとって、最も大きなイベントだったのは、やはりリオ2016 オリンピックであると言わざるを得ないでしょう。



リオ2016に出場した内間康平は、結果こそDNFでしたが、自転車ロードレースにおいて、DNFとは力不足を意味するものではありません。内間はエースのために力を尽くし、自分の使命を確かに果たした、悔いのない走りでした。

内間の五輪出場レポートはこちら。

【アンカーレーシングストーリーズ 】
RIO 2016 OLYMPIC GAMES RIDER REPORT


http://anchor-bikes.com/stories/index.html

エースのために力を尽くし、自分の使命を確かに果たした内間。振り返ってみれば、内間が日本には2人分しかない五輪出場枠の1人となったその道筋も、チームの一員として、与えられた役目を遂行し続けたものでした。

下の記事では、内間のその責任感と実行力を鍛え上げた、イタリア修行時代から、五輪出場に至るまでを語っています。

【アンカーメディア】
KOHEI UCHIMA TO RIO 2016


http://www.bscycle.co.jp/bam/story/kohei-uchima-to-rio-2016/kohei-uchima-story/

ルックバックBGT 2016、この一年をそれぞれが振り返ります。いくつかの質問に、選手が答えます。まず五輪出場を成し遂げた、内間康平です。

【内間康平 2016 主要リザルト】
*リオ 2016 オリンピック出場
*ツール・ド・おきなわ 3位
*ツアー・オブ・ジャパン 飯田ステージ 

●2016シーズンの自分を振り返ってください。

1月のアジア選手権から始まった今シーズン、特にオリンピックに選ばれ、いつもと違ったプレッシャーがあるなか「落車には特に気を付けよう」っと頭に入れすぎていつの間にか集団後方をキープ。かなり消極的な走りしか出来ていませんでした。

そんな中、ツアーオブジャパンではそういった走りを払拭し、オリンピックまで調子を上げていくことができました。

今までで一番コンディションを上げられたオリンピックでしたが世界の壁は高く、そして日本に帰って来ての絶不調で、10月のレースはひどいものでした.....

でも、ブリヂストンアンカーで走る最後のレース、さらに地元のツールド沖縄は必ず調子を戻してやる!

っと試行錯誤した結果。

負けましたが、表彰台に乗る事ができてあの絶不調からここまで上げられた!っと自信に繋がるシーズンを過ごせました。


●2016シーズン、最も心に残った出来事と、その理由。


オリンピック記者会見に参加するため、あたかも散歩に行くようにフランスの家(皆がいる中)を出て行った事でしょうか....


http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2016/03/18_1735.html

秘密にしなければならなかったので、誰にも日本に行く、と話すこともなかったんです....


●今シーズンのチームを振り返ってください。

シーズン前半の遠征では引きずり回しの刑のようなレースを走り、かなり皆苦しんでいました。

しかし、全日本ロードの1-2フィニッシュ、そしてTTでの優勝はその苦しみが結果に繋がったのではないかと心の底から感じました。
皆、苦しんで強くなっています。


●2017年のチームに向けて、ひとつアドバイスをください。

ヨーロッパのレース、頑張りましょう!



(ジャパンカップサイクルロードレース期間中撮った写真)

日本で一番盛り上がるこのレース。チームとしてもしっかり狙わなければならなかったが、結果は....。しかし、残り少ないレースと考えたらいろいろ思うことがあった。そしてかずおさんの活躍! 凄かったです。



(南魚沼合宿にて)

輪島でのダミアンの落車、そして龍の謎の落車(どぶにコロコロ転がってアニメかー!っと密かに突っ込んだのは秘密)。そしてかずおさんの落車(知らない山の中で...)。などなど、多くのトラブルがあったけど、最後の合宿は楽しく、そして自分は調子悪く辛く....

何というか....

良かった。笑

  内間康平

 
16/12/01

【ルックバックBGT 2016】リオ2016オリンピック出場  トライアスロン女子 上田藍選手


アンカーの最新鋭ロードバイク、RS9を駆るトライアスリート、上田藍選手(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)。2015年後半から確実に調子を上げ、上田選手はリオ2016オリンピックの待つ2016年前半をトップレベルで走り抜けました。



(WTS横浜大会より)


ITU(世界トライアスロン連合)公認の世界大会ではトップ10内リザルトを続け、5月の日本開催ワールドトライアスロンシリーズ(WTS)横浜大会でも、狙いすましたかのように表彰台を獲得。リオでの上位に期待がかかるコンディションを維持し続けた上田選手でした。



(画像:上田藍選手 公式ブログ http://ameblo.jp/ai-ueda-triathlon/entry-12191982679.html より)


しかし、念願のリオでは、無念の39位という結果に。

ひと目もはばからず涙を流したという、上田選手のリオでの走りは、《アンカーメディア》内、こちらの記事に記されています。

『トライアスリート 上田藍 ひとつのミスも許されなかったリオ五輪』


http://www.bscycle.co.jp/bam/story/triathlete/ueda-ai-2/


上の話を伺ったのは、リオ2016オリンピック後の高地合宿中。彼女が自分の強さを測るひとつのベンチマークとしていた10月の大会、WTSメキシコ・コズメル大会を前に、インタビューの最後をこのように締めくくっています。

「10月に日本選手権があります。このコズメルでのと日本選手権を獲って、シーズンを終えたいと思っています。気持ちを新たに、メキシコシティでの高地トレーニングをしています。去年も、このメキシコシティでの高地トレーニングから、強さの実証が始まりましたからね」

そして、その結果が、以下の通りの好成績です。


上田選手は、言葉通りにそのWTSコズメル大会で5位を獲得。


(画像:上田藍選手 公式ブログ http://ameblo.jp/ai-ueda-triathlon/archive1-201609.html より)

その後の2016日本選手権も優勝し、


(画像:上田藍選手 公式ブログ http://ameblo.jp/ai-ueda-triathlon/archive7-201610.html より)

続く韓国でのW杯では2位に。
http://ameblo.jp/ai-ueda-triathlon/archive4-201610.html

そして宮崎県で開催されたW杯ではみごと優勝を飾りました。

【2016 ITUトライアスロン】W杯宮崎大会、上田選手が初の勝者としてその名を刻む
http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2016/10/31_1050.html

2016年のワールドトライアスロンシリーズ総合では、3位を獲得。そして2016年11月末の時点で、上田のITUポイントランキングは世界5位となっています。念願だったリオこそその地力を発揮しきれませんでしたが、上田選手はいま、確実に世界トップレベルのトライアスリートです。


(2016WTS横浜大会より)


「東京までの4年間の始まりとなる今は、自分自身がアスリートとして成長するのはもちろん、人としても成長し、先輩となって後輩にいろいろ伝えていきたいと思っています。

自分を高めながらライバルであり仲間である日本の競技相手の力も高めていく。日本チームが一丸となるイメージで、今後を走っていきたいと思います」



(画像:上田藍選手 公式ブログ http://ameblo.jp/ai-ueda-triathlon/entry-12186043468.html より)

 
16/11/30

【ルックバックBGT 2016】リオ2016オリンピック ゴードン・ベンソン

2017年アンカーカタログには、ブリヂストン アンカーがサポートする選手たちの、2016年度の活躍の記事が記載されています。
2016年より、男子トライアスロンにて、ゴードン・ベンソン選手(イギリス)のバイク、RS9をサポートしています。


(2016/05/14 Triathlon Yokohama)


ゴードン選手は今年、リオ2016オリンピックに出場。イギリス「第3の男(Third man)」としてのチーム選考でした。というのも、イギリスの男子3名枠のうち、2名分は、兄弟で金/銀を狙うアリスター・ブラウンリー選手と、弟のジョナサン・ブラウンリー選手のものでした。


つまり、その兄弟勝利をサポートする選手であるという立場が、明白な中での五輪選考でした。珍しい状況です。


リオ2016オリンピックでのトライアスロン男子は、8月18日に行われました。そしてブラウンリー兄弟は、兄が史上初の金メダル連覇、そして弟が銀メダルというこれ以上にない結果となり、ゴードンは途中棄権となりました。ゴードンは、こう振り返っています。


St Moritz//Bridgestone

gordon bensonさん(@gordonleeds)が投稿した写真 -

「チームのサポートのために選ばれていましたし、ボクは彼らが金と銀を獲得できるように、できることを全力で行いました。スイムでサポートし、バイクパートでも彼らを守るという役目がありました。先の横浜で、スイムを3位で上がれたのも、そのひとつでした。自分の中で、そのスイムとバイクの実力を上げられたという結果は、とても大切なものとなりました。



(2016/05/14 Triathlon Yokohama)

当日は、ランキングが下だったため、後方からのスタートとなりました。ビーチスタートで出遅れ、スイムでは前に出ることは出来ませんでした。そしてその後、バイクパートで攻めて順位を上げたのですが、途中路面が荒れていることを忘れた場面がいくつかあり、そのうちに転倒してしまいました。これはボクのミスでした。とても残念です。

ただ、ブラウンリー兄弟は、念願の金と銀メダルを手に入れました。そしてボクはこのレースに向けて自分の実力を高められたことも、誇りに思っています。これからは、スイムをさらにアグレッシブにしていきたいと思います。そして、自分のためにレースすることで、次の東京に向けて、しっかりと積み上げていきたいと思います」

これからのゴードン選手の活躍、2017の活躍に、期待です。

GBR frame by @ratio_c, all set for Rio now and it's cool to be riding the Union Jack as well as wearing it for @TeamGB

gordon bensonさん(@gordonleeds)が投稿した写真 -


【ゴードン選手関連記事のご紹介】

STRENGTH IN NUMBERS: TRAINING WITH GORDON BENSON
 数字で読み解く強さ: ゴードン・ベンソンとのトレーニング

https://www.redbulletin.com/us/us/bullevard/an-inside-look-at-triathlete-gordon-bensons-training-secrets


 
16/11/29

【2017アンカーカタログ出来】2つの表紙で日本一の走りを

2017年 アンカーのカタログが出来上がりました。



表紙は2種類あります。ロード全日本チャンピオン初山翔 版と、タイムトライアル全日本チャンピオン 西薗良太 版。中身は共に同じですが、表紙だけが違います。


充実の2017製品内容群はもちろんのこと、

http://www.anchor-bikes.com/bikes/ (ウェブ版はこちら)

ぜひお目通しいただきたいのは、2016年、ブリヂストン アンカー サイクリングチームと、ブリヂストン アンカーのバイクに乗る上田藍選手、ゴードン・ベンソン選手の活躍を記録した、『アンカーレーシングストーリーズ』のページ。


リオ2016オリンピック、全日本選手権など、アンカーの新たな開発技術・PROFORMATを利用した新バイクを始めとする、2017バイクが成し遂げた成果を記録しています。

初山と西薗、2人の全日本制覇を、2つの表紙で表現した、2017年版アンカー総合カタログ。お近くのアンカー取扱店店頭にて、ぜひお手にとってご覧ください。

http://www.anchor-bikes.com/shop/

紙数制限のためカタログに乗せきれなかった、オリジナル版『レーシングストーリーズ』は、こちらに掲載されています。
http://www.anchor-bikes.com/stories/


念願の全日本タイトルを、新作RS9を駆り、12年ぶりダブルウィンで成し遂げた選手たちが振り返える、2016年全日本選手権の模様はこちら。

【そのとき何が起こったか。実録2016全日本選手権】

http://www.bscycle.co.jp/bam/story/japan-national-championship-road-race-2016/team-talk-interview/


 
16/11/29

【CX 野辺山クロス】沢田の2日間に渡る凄絶な先頭争い

レース名:ラファスーパークロス野辺山
開催日:2016年11月26(土)〜27日(日)
開催地:長野県南佐久郡 野辺山高原 滝沢牧場

Photos accredited are from here


2016年11月26〜27日の2日間。UCIレースであり、日本最高級の意味合いを持つシクロクロス大会『野辺山クロス』ことラファスーパークロス野辺山が開催されました。

レースの数日前に長野から東京一体の関東甲信越に雪が振り、その雪を残し冷え込む晴れたコンディションで、初日のレースは行われました。



ブリヂストン アンカー サイクリングチームのシクロクロスライダーである沢田時は、初日のレースを2位で終えました。

雪と泥の交じり合うコンディションで、先行した上写真右の小坂光選手(宇都宮ブリッツェン)を相手に、最後まで差を詰めたのですが、一瞬の判断ミスでコースアウト。復帰後「初の」2番手に甘んじます。

「ミスをしたので、勝負に負けた、それだけのことだと捉えています」

公式レポート
http://nobeyamacyclocross.cc/?p=2133



2日目のレースは、雨となりました。前日に比べ気温は低くないのですが、雨が選手の体温を奪います。


沢田は、全1時間のレースタイムのなか、ラップ1からトップに出ます。前半3周はアメリカからの若手キャメロン・ベアード(Cannondale/Cyclocrossworld.com)選手と先頭争いを繰り広げ、3周目でベアード選手をちぎるも、代わって3位だったケヴィン・ブラッドフォード(SET/Coaching.com)選手との先行争いへとなります。



そこにパンクで遅れ、車体を交換したギャリー・ミルバーン(Speedvagen MAAP)選手が追いつき、沢田もペースを上げていきます。ブラッドフォード選手はこの先行争いには耐えきれずに落ち、これまで先頭を守り続けてきた沢田と、後方から上げたミルバーン選手の2人の一騎打ちとなりました。



勝敗は、ゴール前100mほどのストレートで決まりました。先行の利を活かして路面のいいインから行ったミルバーン選手。少しでもスピードを乗せるべくアウト側から踏んだ沢田。降りしきる雨で水のようになった泥を跳ね上げ、軍配はミルバーン選手にあがりました。




死力を尽くした沢田は、ゴール直後、泥に倒れ込みました。



「今日のレースですか、酸欠であんまり覚えてないんですけど(笑)。ミスとかではなく、最後に、ホントに向こうが強くて負けたので、悔いはないです。



最初に、キャメロン(ベアード選手)を倒せばイケるかなと思ったんですが、向こうのほうが走りがうまくて(笑)。それで最後に、前半キャメロンを離すのに脚を使ってしまっていたので、いいところでいかれちゃったんです。まあでも今日は、やれるだけのことやったんで。よかったですね。

寝言で『今日は勝つ』と言っていたほど勝ちたかったです。最後まで諦めなければ絶対チャンスが来ると思ってました。あせらず、得意なところでタイムを詰めて、最後まで詰めていきました。今日はできる限りのことはできたので、よかったなと思っています。

全日本も絶対接戦になります。今日は2位でしたが、こういう戦いができたのは、すごく自分のタメになったと思っています。次もがんばります」

2週間後、12月11日に、栃木県宇都宮にて、2016年全日本選手権が行われます。沢田が、BGTチームに今年3度めとなる全日本のタイトルを持ち帰ってくれると強く信じています。



このシーンで、いま最も強い日本人は自分である。そう自覚できる23才の沢田の心持ちは、語らずともその仕草、そして表情に現れています。ブリヂストン アンカーのジャージは、そんな顔つきをした選手たちに多く、そして長く着られてきました。


UCIエリート男子 結果 Day1(土曜日)
1位 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)          58’30”
2位 沢田時(ブリヂストンアンカー)                +11”
3位 横山航太(シマノレーシング)                 +19”

UCIエリート男子  結果 Day2(日曜日)
1位 ギャリー・ミルバーン(Speedvagen MAAP)      1h03’04”
2位 沢田時(ブリヂストンアンカー)             +02”
3位 ケヴィン・ブラッドフォード(SET/Coaching.com)    +08”