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11/04/23

ツール・ド・フィリピン 第3~第4ステージ 結果

第3ステージ  距離 151km
 
スタート前、各リーダージャージの選手紹介と、昨日ステージ優勝した
井上選手に、ステージ優勝のグリーンジャージが渡され、
第3ステージ着用してスタート。

今日もスタートから激しくアタックの攻撃が開始される。総合成績から30秒遅れの
選手は26名ほど。逆転の可能性を掛けた攻撃を仕掛けているが、総合上位の、
イラン、アンカー、ジャイアント等の有力チームが阻止する動きで
アタックは決まらない。

レース中盤、リーダーチームの総合から2分30秒遅れの選手を含む、
数名の逃げが決まった。集団はペースが安定するが、
先頭はペースアップして3分近くまでタイム差を広げ、
逃げているアザド大学が暫定リーダーとなりレースは進んだ。
この動きでアンカーは、金子、清水良行を中心にペースを上げ始めた事で、
総合上位のジャイアント、セブンイレブン、フィリピンのチームも
先頭交代に加わりタイム差は徐々に詰まり始めた。

ラスト15kmで1分30秒ほどまで詰まり、チームとしては、
これ以上はタイム差を詰める必要もなく集団内で待機。

第2集団は、ゴールスプリントに持ち込む動きなのか、
ペースを上げるが先頭2名に追い付くとこが出来ず、57秒差で
イラン・アザド大学が優勝。総合上位メンバに大きな変動もなく、
最終ステージを迎える事になった。

結果
1位  Pourseydi Golakhour  IUA    3:37:12
2位  Joven Cris        ARV     s.t.
3位  Obosa Ericsson      7-11      +57
7位  清水都貴         BGT     s.t.
27位 井上和郎          BGT   
43位 山本雅道          BGT
53位 金子友也          BGT    +1:04
56位 清水良行          BGT    +1:25


第4ステージ 最終日 距離112km

第3ステージまで総合成績上位に大きな入れ変わりもなく、
最終日は、標高1400mのバギオの山を登る、ラスト30kmが登り区間となり、
山岳に強い選手は第4ステージに力を温存している。

レースは、最後の登りが待ち受けているので、穏やかにスタートすると思われたが、
スタートからハイペースとなり、単独で抜け出した、地元セブンイレブンの選手に、
追撃で、チームメイトとスマートチームの3名が抜け出した。
この4名は総合から25秒遅れの選手が含まれ、第2集団はリーダーチームと
アンカーが集団コントロールを開始した。

この逃げは最大2分まで開くが、登り口までは一定のペースで集団をコントロール。
ラスト30kmを過ぎると小刻みに登りが繰り返し続くコースになり、
集団から遅れる選手が続出、逃げていた4名も第2集団に吸収された。

次の勾配がきつい登りでも山本選手が遅れ、メイン集団も集団はバラバラな状態となり、
先頭グループも20名ほどに絞られ、清水(都)と一緒にいた井上も脱落。
さらに勾配はきつくなり、先頭は清水都貴、アザド大学チーム4名、
ジェイ・クロフォード(ジャイアント)の 6名の絞られた。

コースは、ラスト25kmを過ぎると断続的に激坂が現れ、暑さのなか
チームカーの動きのミスで、先頭の清水都貴と井上に水分補給をする事が出来ず、
脱水状態で粘って走るが、リーダーを含むアザド大学、ジェイ・クロフォードの
4名から遅れてしまい、清水都貴、アザド大学の2名が第2グループの位置を走り、
井上はその後方、数名の選手と前の集団を追いかけている展開となっていた。

先頭グループに3名のチームメンバーを送り込んでいる
アザド大学は先頭を引かずに清水(都)に付いているだけとなり、
苦しいレース展開を余儀なくされた清水は、何とか踏ん張り全ての力を出し切り、
頂上をクリアー。
ゴールまで数百メートル下るが、逃げていた4人には追い付く事は出来ず、
ステージ5位でゴール。チームの目標でもある総合狙いの動きを連日行い、
最終日に、清水(都)は、総合13位から、総合5位まで順位を上げ、
UCIポイントを獲得する素晴らしい走りで最終日を終え、

総括

昨年の大会より、強豪チーム、メンバーが集まり、昨年の覇者でもあるデイビット・マッキャンは、初日から大きく出遅れ、最終日の登りでも勝負に絡める位置には残れず、
全体のレベルが高かった事は確かである。
井上和郎選手の第2ステージ優勝は、チームにとって価値のある1勝となり、
タイのレース同様、チーム総合力を活かした攻撃と走りが確立された結果である。
また、昨年好調でありながら、レース中の怪我でシーズンを棒に振った
清水良行の走りと、今季、エスポワールから昇格した金子友也の働きは
チームにとってかなりの原動力となり、今後のレースに大きく期待したい。

第4ステージ結果 距離112km

1位  EMAMI Rahim     IUA   3:09:53
2位  SALEHIAN Farshad  IUA      +29
3位  ZARGARI Amir     IUA      +32
4位  CROWFODE Jai     GKT      +32
5位  清水都貴        BGT     +2:35
38位 井上和郎        BGT    +11:30
58位 山本雅道        BGT    +27:02
59位 清水良行        BGT     s.t.
60位 金子友也        BGT    +27:30

■個人総合成績
1位  EMAMI Rahim    IUA      12:15:34
2位  SALEHIAN Farshad  IUA      +53
3位  ZARGARI Amir    IUA       s.t.
4位  CROWFODE Jai    GKT      +58
5位  清水都貴        BGT     +3:05
29位 井上和郎        BGT     +11:48
50位 山本雅道        BGT     +31:48
51位 清水良行        BGT     +32:20
60位 金子友也        BGT    +1:07:40

■第2ステージ優勝後、井上選手を囲んで喜びの1枚
SANY0136-s.JPG
左から、清水都貴、山本、井上、清水良行、金子

■ステージ優勝のグリーンジャージを着る井上和郎選手
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左から、山本、井上、清水都貴、清水良行、金子友也