contents

16/01/24

2016アジア選手権 男子ロードレース 日本チームは残念ながら優勝を逃す

01_2016-01-24_07-46-38.jpg


2016年1月26日、アジア選手権大会ロードバイク 男子エリート種目が開催されました。前日までは、大寒波が開催地の大島を含む関東を襲うとの報道を多く目にしましたが、当日の天候は雲もほとんど見られないほどの好天。

しかし会場に居合わせた皆が「寒いですね」「寒いよね」と挨拶代わりに口にするほどの、冷たい強風が吹き荒れていました。


02_2016-01-24_18-16-28.jpg
04_2016-01-23_08-52-15.jpg
03_2016-01-24_08-37-55.jpg


全長11.9km、獲得標高167mのコースは、前半でぐっと登り上り、後半は海岸線のほぼフラットなコースを走るというもの。前日の内間康平が言った通り、複雑なコースである印象はないのですがその実、前半に続く急激な上りで選手達は脚を削ぎ、後半は海から吹き付ける、荒れた海風が体力と心を削り落とします。

心身ともに確かな『地脚』が求められるものであると言ってもいいでしょう。


05_2016-01-24_07-57-01.jpg


レースは午前8時にスタート。スタート時の気温は2度。寒さの中じわじわとした様子見から始まった1週目を終え、途端に次の上りで先頭集団が形成されます。

日本ナショナルチームからは、新城幸也選手、別府史之選手が先頭集団に入ってレースの行方をコントロール、その後方の集団に内間が位置します。


内間は、その模様をこう振り返ります。

「2週目から上り区間で全体がペースアップし、それに体が寒さに対応できず、しっかりと体が動きませんでした。自分でできる最善の準備は行っていたんですが、体が動き出す前に、そのペースアップに耐えられなかったっていうのが、今回の自分、一番の問題点だと思っています」


途中、155kmの総距離が、悪天候のため3周回減らされ、総距離119kmに変更。そのアナウンスがきっかけとなったのか、イラン選手がアタック。彼らに数周回は先頭を許したものの、新城選手、別府選手が積極的に先頭集団にてけん制、潰しながら、レースを日本ペースにて操ります。


そんなレース後半、香港のキン・ロー・チュン選手が単独でアタック、新城選手はそれに反応、追撃。この動きがレース全体のペースが突然にぐっと上げました。その速度についていけず、タイム差が開いた選手たちが周回ごとに、数名単位でレースから降ろされていきます。

内間も最終周回直前まで喰らいついていましたが、最終周回を目前にタイムアウト、途中棄権DNFを余儀なくされてしまいます。


「最後まで残り、新城さん、別府さん、二人のアシストをするっていう役目をもらっていたんですが、そんなこともできずに終わってしまいました」

レースはその後チュン選手と新城選手の一騎打ちとなり、観客は熱い歓声とともに勝利の行く末を見守ります。その力差は、わずかにチュン選手が上回ったようで、最終3kmから独走態勢を作り上げて、優勝ゴールへと逃げ切りました。

残念ながら前日に内間が述べた通りの展開となり、優勝こそ香港のチュン選手に奪われたものの、日本ナショナルチームの活躍は、東京都・大島に集まった観客を大いに沸かせました。

終わってみれば、事ある毎に寒さを口にしていた観客からは「熱いレースだった」「熱かった」「残念だけどありがとう」という感想が、そこここで聞かれました。



浅田顕ナショナルチーム監督は、次のように語りました。

「残念です。でもチームはよく動きましたし、いいレースができたと思います。消耗戦だったので、選手には労いの言葉をかけてあげたいですね」

内間はこう言います。
「次のレースを、待っていてください。必ず、勝利と笑顔をみなさんに届けます。期待してください」


次からは、ブリヂストン アンカー サイクリング チームとして走る内間。この悔しさをバネにすることができるでしょうか。次なる勝利に向け、みなさまの応援をお願いいたします。

2016年アジア自転車競技選手権大会(東京都大島町)
RESULT / ROAD RACE Men Elite

1 CHEUNG King Lok HKG/ホンコン・チャイナ 3:25:34
2 ARASHIRO Yukiya JPN/日本 +00:06
3 BEPPU Fumiyuki JPN/日本 +4:38
  UCHIMA Kohei JPN/日本 DNF
  HATANAKA Yusuke JPN/日本 DNF

大会公式リザルトは、こちらです。
http://cycling-championships.asia/wp/wp-content/uploads/downloads/2016/01/Com-32.pdf


 伝統的な『大島あんこ』。『あんこ』とは『娘っ子』っという意味の言葉だそうです。