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16/02/20

【ツールドフィリピン2016】 / 第2ステージ---鈴木龍の活躍

レース名 : ツール・ド・フィリピン 2016(正式名称: Le Tour de Filipinas 2016)
カテゴリー : UCI 2.2
第2ステージ 
開催地 :フィリピン・ルセナ〜ダエト
開催日 : 2016年2月19日(金)
距離 : 204.82km

レースにはふさわしくない交通状況とであったいうことで、しかもオフィシャル車両が内間康平に接触したのを引き金に、『ニュートラル』(当日の競技中止、選手はすべて同着に)の措置が採られた、昨日のツールドフィリピン2016、ステージ1。



本日のステージ2は、距離204km、全ステージ内最長のルートとなります。コース前半にある標高300mほどの峠を超え、そのあとは100kmほど、ゆるいアップダウンが続く本日のステージ2。その様は、水谷監督によると「ツールド沖縄のような連続する丘を走っていく」ようだそうです。



昨日の序盤で落車した初山翔の怪我も大事に至らず、気を取り直しての再スタート。


レース前半から、各チームの動きは激しく、アタック合戦が続きます。

ブリヂストン アンカー サイクリング チームでは、オフからの好調な仕上がりを見せるトマ・ルバ、上りが得意なダミアン・モニエが中心となり活発に動いて何度も逃げを作ります。しかし昨年の優勝チームであるという宿命、他チームからのマークがキツく、逃げてはつぶされ、が繰り返され、決定的な逃げを決めることができません。


(左:ダミアン・モニエ、右:トマ・ルバ)


すべてのライダーが積極的な動きを見せた前半部を終え、疲れが見え始めた集団の、ちょっとした隙をついて、10名ほどが集団から逃げ始めます。そこに内間と鈴木龍が乗っています。


そしてその逃げる10名の顔ぶれは、ブリヂストン アンカー チームと同じくそれぞれのチームのエース級ライダーたち。まだまだ100km近く距離は残っていますが、これはゴールに向けた本格的な逃げとなることでしょう。さらには、それぞれのチームのプライドをかけた力勝負となることも予想されます。

その10名にさらに数名に選手が加わり、後続の集団とのタイム差は、最大で6分ほどまで開きます。追撃を気にすることもなくなった先頭集団は、各チーム、選手が地力を尽くすゴールスプリントへ向けた消耗戦へとその姿を変えていきます。



ここで目覚ましく動いたのが、内間です。ラスト20kmぐらいまで、数々のアタックが繰り返されていたのですが、その逃げを内間が積極的にとらえ、そしてつぶしていきます。ゴールスプリントに向け、鈴木の脚を残しておくため、今日の内間は完全に鈴木のアシストに回っています。

しかしその内間の献身的な動きもラスト10kmほどで力つき、数名の選手が集団から抜け出し、そのままゴールへとスピードを上げます。鈴木はこの逃げに乗ることはできず、結果8位という成績に。また、ゴール前1kmほどで、他の選手と接触して落車というおまけまでついてきてしまいました(ゴール前3km以内ということで、救済措置にてタイム差はそのままに)

しかし先のシーズン直前の合宿でも、その地脚を存分に見せた鈴木は、昨日、今日とチームのために積極的に動いています。

「今日の龍は、その実力を存分に発揮はできませんでしたが、」と水谷監督はレース後に語ります。「経験不足というのがその理由に尽きると思います。レースの内容を見極め、的確に判断し瞬時に動くということに長けているように感じます。経験を積めば、必ず強くなることでしょう」

トマ、ダミアンが積極的にマークされ、動きにくい状況の中、チームの新顔・鈴木龍が前に出て、展開を率いています。次のステージでの鈴木の活躍が、楽しみになってきました。

All photos: Courtesy of Deabong Kim
 
Le Tour de Filipinas  Stage 2
Result リザルト  
02/19/2016

1    ZEMLYAKOV Oleg   Vino 4ever SKO  5:08:48
2   GIDICH Yevgeniy      Vino 4ever SKO  +0:16
3   EWART Jesse    7 Eleven-Sava RBP       +0:16

8   SUZUKI Ryu/鈴木龍  Bridgestone Anchor Cycling Team  +1:15
11   UCHIMA Kohei /内間康平  Bridgestone Anchor Cycling Team  +1:57
24  LEBAS Thomas/トマ・ルバ  Bridgestone Anchor Cycling Team  +9:58
32  MONIER Damien/ダミアン・モニエ Bridgestone Anchor Cycling Team  +9:58
38  HATSUYAMA Sho/初山翔   Bridgestone Anchor Cycling Team  +9:58