contents

16/12/09

【ルックバックBGT 2016】ダミアン・モニエ -- シーズン終盤に最高調子を迎えるも、鎖骨骨折で離脱

2016シーズンを振り返るルックバック2016。今年は後半に、劇的に調子を上げたダミアン・モニエが、シーズンを振りかえります。



ダミアンのシーズンの始まりは、ゆっくりとしたものでした。本人も下で振り返っていますが、6月までの間、いくつかのいい走りはありましたが、本人的には納得の行くものではなかったようです。

それが8月、9月になり、突如結果を出し始めます。そもそもルーラーとしての資質を買われているダミアン。平地、上り(2015年シーズンには、台湾でのキングオブマウンテン(KOM)でも勝利したほど)、そしてスプリントと全方位に渡る強さを持ちます。特にレースの雰囲気にチームが飲まれ、諦めかけたときに、ガツンという走りで飛び出しチームを奮い立たせる動きは、「チームの起爆剤」のようなもの。その力は今年、チーム員が深く心に刻んだレースであったツール・ド・グアドループで決めた総合優勝で、発揮されました。



フランス人ならではのエスプリなのか、本人の資質なのか、口にする多くが明るく楽しく時に毒舌なダミアン。チームのムードメーキングにも大きく貢献しました。ひとつ悔しかったのは、シーズン終盤の転倒・骨折で、シーズンを早めに終わらせなければいけなかったこと。本人が語るその悔しさの理由は、なるほど、なんともその通りです。

●2016シーズンの自分を振り返って

いい時と悪い時がありました。シーズン前半は6月まではそこそこで、いわゆる『トップ』シェイプには程遠く。。。いくつか、ツアー・オブ・ジャパン伊豆の逃げや、熊野の最終ステージなど、いい局面はあったんですが、勝ちには繋がらず。

6月が終わった途端によくなって、というのも8月と9月に、私は自分の本当のセンセーション(感覚)を見つけたんです。残念ながら輪島での転倒と鎖骨骨折で、この最高の感覚が止まってしまったんですけどね。

だから、このいいセンセーションをシーズンが終わるまで楽しめなかったことを、少しイラついています。



●2016シーズン、最も心に残った出来事

2016年ベストの思い出は、ツール・ド・グアドループでのステージ優勝と、その次の日の総合優勝です。その勝利自体はもちろん、その勝ち方とチームとしてのスピリットに対し、とても幸せな気持ちになりました。トマのリーダージャージを守るため、チーム全員が働いて、いくつものリスキーな選択をして、それでも集中して、勝ったんだ!!



その次にグッドタイムだったのは、日本JBCFタイムトライアル選手権で、『亀』(西薗良太)(その理由は西薗の回にてお伝えします)とダブル勝利をしたこと。このタイムトライアルは、すごく楽しかった。年に2、3回ぐらい感じられる、最高のセンセーションのときに走れたんだ。平均時速49.5kmっていう、ものすごい速いTTだった!!



●今シーズンのチームを振り返って

私たちのチームは、とてもいい考え方をするチームなんだ。4年間チームに所属して、私たちはみんな友人だし、考えも一致するし、バイクに乗っているときもそう。みんなが互いのために自分を犠牲にする準備ができているし、つねにいい雰囲気がそこにある。この空気を作ってくれているチームスタッフにも感謝だよ!



●2017年チームに向けアドバイス

チームへのアドバイスは、ずっと真剣に取り組むこと、そしていい雰囲気を保つこと。それが私たちの強さなんだから。


Damien Monier