contents

17/05/16

【2017トラック全日本選・最終日】一丸・近谷がマディソン全日本制覇

レース名:第86回全日本選手権トラック・レース、2017日本パラサイクリング選手権・トラック大会
開催日:2017年5月14日(日)
開催地:宮城県自転車競技場
ブリヂストン アンカー サイクリングチーム 参加選手:一丸尚伍、近谷涼

Photo: Junya YAMAUCHI


s_a170514zennihon_track_NCS02_001.jpg

2017年トラック全日本選手権、2日目最終日となる今日。ブリヂストン アンカー サイクリングチームが出場する種目は、一丸尚伍がスクラッチ、近谷涼がポイントレース、そしてふたり1組のマディソンに一丸と近谷のペアです。

それぞれが持てる力を存分に発揮し、そしてマディソンでは抜群のコンビネーション力を発揮し優勝、全日本チャンピオンとなりました。それぞれのレースを振り返ります。

ーーーーーーー

【スクラッチ】一丸尚伍 3位


走者全員が同時にスタートし、今大会では20名が15kmの距離(1周回333m=45周)を走り、着順を競う種目、スクラッチ。


チームからは1名での出場となり、マークも厳しかった一丸。ラスト3周で先頭を取るべくその爆発的な加速を見せるも、マークされていた選手たちの思惑どおりにゴールで差され、惜しくも3位となりました。



「もう自分で行って捕まえるしか、なかった。マークされていたのは分かっていたんですが、やるしかなかったんです」(一丸)



s_aSH_M800.jpg
ゴールラインの写真 (c) JCF
http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/2017/05/SH_M800.jpg


結果3位。表彰台には上りましたが、レース最後の流れを作ったあの走りで、勝つべくして勝って欲しかったわけです。多くの選手がゴール後、一丸のもとを訪れて激励や挨拶をしています。いつも笑顔なのに、こういった場面では必ず見せる熱い走り。このギャップが一丸の魅力でもあります。

*スクラッチ リザルト
1 髙橋 優斗(中央大学)18:51.545
2 吉岡 衛(京都産業大学)+0:00
3 一丸 尚伍(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0:00


----------------------------------
【ポイントレース】近谷涼 7位

今レースでは総距離30kmを20名が同時スタート、2km(6周)ごとに設定される周回での着順でポイントを獲得し、その合計点数を競うポイントレース。1位5点、2位3点、3位2点、4位1点、最終周回の獲得ポイントは倍になります。近谷が出場します。

s_a170514zennihon_track_NCS02_007.jpg

レース前半では、ポイントに向けたスプリントのタイミングが合わず、他選手が上位を獲得していきます。焦る中で近谷は後半、自分でチャンスを作ることに徹し始めます。周回遅れにすると20点という高得点を狙いますが、そこはなかなか逃げきることが出来ません。

全体的なペースも速く、脚のない選手は次々と周回遅れになり、2周回遅れになるとレースを降ろされます。レース残り10kmの地点で選手残り9名というサバイバルレース。本当に力のある選手だけが残っています。その中で近谷はアタックを続け、3,4位とポイントを稼ぐも及ばず、7位に終わりました。


s_a170514zennihon_track_NCS02_008.jpg

「機会があるたびに攻めましたが、捕まってしまいました。ただ自分としては悔いのない、力負けのレースでした」(近谷)

*ポイントレース リザルト
1 今村 駿介(中央大学) 35P
2 荒井 佑太(法政大学) 35P
3 原田 裕成(愛三工業レーシングチーム) 27P
7 近谷涼(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)9P

-------------------------------
【マディソン】一丸・近谷ペア 優勝


s_a170514zennihon_track_NCS02_009.jpg

ポイントレースと同様のフォーマットを、2名チームで行うマディソン。選手は一人ずつ走り、途中でタッチをして交代します。この交代が特徴的で、これから走る選手を、これまで走っていた選手は、初速をつけるために投げ出します。交代を繰り返すため、選手の疲れは回復し、スピードも高いままである迫力の種目です。


s_a170514zennihon_track_NCS02_010.jpg

前半は近谷が元気に動きますが、先のポイントレースと同じくタイミングが合いにくかったため、一丸が全体を見ながら「こうしていこう」といった指示を出し展開を決めていきます。

中盤から後半にかけ、2人のタイミングはほぼ完璧に。ポイント獲得周回以外の位置取りを近谷が行い、ポイントを一丸が獲得する、という攻め方で何度も1位ポイントを獲得します。


「自分が交代したいところで交代できてたんで、最高でした。息がバッチリと合ってすべてがうまく行きました」(近谷)

s_a170514zennihon_track_NCS02_013.jpg

s_a170514zennihon_track_NCS02_014.jpg

「相方が近谷で本当によかったです。前にも1度組んでいたんですが、それで気持ちに余裕があったところかなと思います。後半はばんばんポイント取れたんで、特に気持ちよかったですね」(一丸)


そして昨日に引き続き、本日もマディソンでの全日本チャンピオンジャージを獲得しました。美しい勝利でした。2017年トラック全日本選手権で、ブリヂストン アンカー サイクリングチームは、2種目を制覇し、2着(3枚)のチャンピオンジャージを獲得しました。



トラック競技は、本当に面白い自転車レースです。自転車が目の前を、ものすごいスピードで、ビュンビュンと走る光景はそれだけで興奮します。さまざまな種目がテンポよく進み、心が騒ぎます。

みなさんにも機会があれば、ぜひ実際のトラックレースに足を運んでいただきたいと、ブリヂストン アンカー サイクリングチームは願っています。

*マディソン リザルト

1 ブリヂストン アンカー サイクリングチーム 25P
  近谷 涼、一丸 尚伍
2 チーム右京 21P
  樋口 峻明、中井 唯晶
3 宮城 21P
  沢田桂太郎、荒井 佑太