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17/05/20

【MTB 2017アジア選手権】平野6位、沢田9位というアジア選の無念

平野星矢 photo: Danial Hakim (Peloton Images Asia)


ブリヂストン アンカー サイクリングチームのMTBチームの2名、平野星矢と沢田時が、2017年5月14日にアジア選手権に参戦しました。ともに優勝を狙っていた2人ですが、蓋を開けてみればコース、気候、そして『土地柄』にやられ、結果として日本ナショナルチームが全体として、思ったような結果を残せずに終わりました。

「沢田は2列目スタートながら序盤3位まで順位を上げたが2周目以降遅れだし11分1秒差の9位。平野は難しいセクションやコーナーもスムーズにこなしたが、やはり最初に先頭集団に入れなかったのが一番の敗因で6分33秒差の6位となった」(JCF アジア選手権XCOレポートより http://jcf.or.jp/?p=55200)

【リザルト】2017 MTBアジア選手権

1 LYU XIANJING CHN 1:29:30 - 18.286
2 MA HAO CHN 1:31:50 +2:20
3 CHEN MINGRUN CHN 1:32:06 +2:36
6 平野星矢 JPN 1:36:03 +6:33
9 沢田時 JPN 1:40:31 +11:01

下記に、沢田のレポートを掲載します。大会の様子を読み取っていただければと思います。

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大会名: 第23回MTBアジア選手権大会
開催日:   2017年5月14日
開催場所:  中国・宣城市
カテゴリー: エリート男子
リザルト: 9位
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

いよいよアジア選手権の日を迎えた。この大会をシーズン前半の最大目標と捉えて冬の間から準備を重ねてきた。

前戦の朽木大会はトレーニングの疲労から上手く走れずに良いイメージを掴めなかったが、レース後は思い切って身体を休められたことが功を奏し、中国に入ってからの練習の感覚はかなり良かった。

人工的なジャンプや丸太、ロックセクションなどが多数あるような非常に作り込まれたコースで、登りの斜度もかなりキツい。下り区間も全体的に道幅が狭くてタイトなコーナーが多く、脚を休められる区間が全くないように感じた。最近のヨーロッパのコースレイアウトを参考にして造っていることがよくわかる。


レース当日の気温は30℃以上、なによりPM2.5の影響で空気がかなり悪い。
スタートループ+6周回の長くて過酷なレースになることが予想できた。

道幅が狭いこともあって、スロースタートで追い上げる形では勝負にならないコースであったので、ループの段階から良い位置につける必要があった。2列目のスタートであったが、うまく流れに乗って7番手ほどの位置で本コースに入る。脚のかかりは悪くない。呼吸も落ち着いている。

ミスをした選手を追い抜いてコース中盤には3番手の位置まで上がることができた。先頭も見える位置なので必死に追いかける。しかし下りで前輪を滑らせて転倒してしまい、この間に2人に抜かれてしまった。6番手の位置で2周目へ。まだまだ前に選手は見えているのだが、急に呼吸が苦しくなって酸欠のような状態になり、脚が回らなくなってくる。

後ろから中国の選手が追い上げてくるが全く反応できない。3周目にはイランの選手もどんどんと追い上げてくる。抜かれるたびに付いていってペースを取り戻そうとするのだが、すぐに離れてしまい単独での走りとなってしまう。熱中症にならないように水分補給と掛水は忘れないようにしていたが、暑さよりも呼吸のし辛さをレース中はずっと感じていた。

順位は10番手付近まで落ちてしまっている。路面からの衝撃で身体中が痛む。あまりにもペースが上がらないので気持ちが切れそうになっていたが、コース上から聞こえてくる日本語での応援に本当に助けられた。一つでも前へという気持ちを思い出させてくれた。最終周回には韓国選手との競り合う中で最後の力を振り絞り、9位でのフィニッシュとなった。目標としていた優勝には大きく届かず、レース後の喪失感はかなり大きかった。



地元開催の中国が明らかに優遇される中ではあったが、日本チームのサポートは万全であったことは間違いない。毎周回ピットで冷えたボトルと掛水が用意できていた国は他になかったと思う。先にレースを終えたジュニアの選手たちも暑い中で必死に応援とサポートに回ってくれた。

今回の自分は残念ながら結果で応えることができなかったが、落ち込んでいる暇はない。こんな素晴らしいナショナルチームで戦えるのだから、次こそは最高の走りと結果で日の丸を掲げられるようにまた頑張りたいと思います。

情報が少ない中でも、日本から応援を送ってくださった方々に感謝しています。本当にありがとうございました。

僕の今年の目標はアジアチャンピオンと日本チャンピオンになることでした。
一つは叶えられなかった以上、残る目標は日本一しかありません。
全日本までの残り2ヶ月間が素晴らしく充実して貴重なものとなるように、今日からまた真摯に自分自身と向き合っていきたいと思います。毎日の時間を無駄にせず、一生懸命やり抜くこと。その先に日本一が待っていると思います。

これからも応援のほど、宜しくお願い致します!

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時



沢田時 使用機材
バイク      ANCHOR XR9(http://www.anchor-bikes.com)

コンポーネンツ  SHIMANO XTR Di2 M9050シリーズ
シューズ    SHIMANO S-PHYRE XC9

ヘルメット Kabuto ゼナード スペシャル・チームカラー
グローブ    Kabuto PRG-5(レッド)

ウエア     Wave One   Legge Fit Pro
         
サングラス OAKLEY  EVzero(PRIZM Fire)
        
サプリメント  SAVAS(株式会社明治)
          レース前:ピットインエネルギージェル
                栄養ドリンク風味(カフェイン入り)
     レース中:SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

ヘッドバンド   HALO グラフィック プルオーバータイプ(ブラックタイダイ)