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17/12/15

【トラックワールドカップ第4戦チリ】一丸、近谷がチームパシュートで3分59秒071日本新、2位に



https://morecadence.jp/keirin/6236/3(左から近谷涼、今村駿介選手、一丸尚伍、沢田桂太郎選手)

レース名:UCI トラック サイクリング ワールドカップ第4戦
開催日:2017年12月9~10日
開催地:チリ・サンティアゴ ペニャレロン・ベロドローム

ブリヂストン アンカー サイクリングチーム出場選手:一丸尚伍、近谷涼

写真協力:MoreCadence / JKA

日本トラック競技界に、新たな歴史が刻まれました。五輪種目でもあるチームパシュートにて、日本ナショナルチーム(一丸尚伍、近谷涼、沢田桂太郎選手、今村駿介選手)が、3分59秒071の日本新記録を樹立し2位を獲得しました。



https://morecadence.jp/keirin/6236(右:近谷、中央:一丸)


これまでの日本記録は、2016年1月27日に記録された4分3秒819。これを4秒近く縮め、日本ナショナルチームの念願であった4分台を切る、という目標を達成、現在の日本トラック競技レベルが、格段に向上していることを記録としても証明しました。


「ナショナルチームに入った当時から、自分の夢でした。それを達成でき、純粋に『嬉しい』、この気持ちでいっぱいです」(近谷)


https://morecadence.jp/keirin/6236


まず予選では、これまでの日本新記録とほぼ同様のタイムをマークします。それでも「落ち着き過ぎてしまった」(一丸)「いつもの練習のようなタイムで」(近谷)、と選手たちは振り返っていますが、その落ち着いた走りが、結果、これまでの最高記録とほぼ一緒でした。この走りとパワーメーターの数値から、「コーチから、『もっと攻めても大丈夫だ』と言われました」(一丸)

予選を勝ち上がりベスト4入りした日本チーム、決勝の第1回戦は、アメリカとの対戦です。「必ずタイムを出す、という思いを常に持ち続けていました。タイムを出して、日本に帰ると」(近谷)

その想いは、スタート直後の走りに現れました。


https://morecadence.jp/keirin/6236


「普段走ったことない、練習でも走ったことないようなスタートから、最初の突っ込みにつなげていきました」(近谷)

「前半もかなり速いペースだったんですね。対戦相手のアメリカから、リードしているなと感じてはいたんですが、それ以上に自分たちが速すぎると感じていました」(一丸)

この走りの最中、途中の経過タイムを一丸は全く見なかったと言います。

「この走りの速度の中で、タイムを見ると、もしかしたら気持ちで一気にやられてしまうかもしれない、と思ったんです。なので、ラップタイムは途中から一切見ずに、とにかく突っ込んで行った」(一丸)


https://morecadence.jp/keirin/6236


そして出したタイムが、日本新記録、念願の4分を切る3分59秒071。

「日本記録はこれまで、2年ぐらい更新できておらず、練習を2年間積んでも更新できない、というジレンマが積み重ってきた中で、突然にタイムが出ました。

 結果がいつ出るかわからない状況のなかで、もがき苦しんで、ついに結果がでたときに、純粋な喜びがあります。これで、またガンバれると思いました」(近谷)

「僕としては、走りが本当にキツくて、『キツかった!』としか思えなかったんです。実際この後に、気分が悪くなってずいぶん吐いてしまって。

でも、この新記録の走りをあとでビデオで見直すと、まだ修正すべき点が見つかるんですね。ですから、今後は、まずそこを修正するということです」(一丸)



https://morecadence.jp/keirin/6236/2


その喜びのままに、決勝に臨んだ日本チーム。ですが、相手のニュージーランドとは、まだ大きな差がある、と日本チームは自覚していたとのこと。そのため、胸を借りるような気持ちで挑み、残念ながら敗退しましたが、2位を獲得しました。日本男子トラックナショナルチームとしても、大きな躍進となったレース結果でした。

また、一丸はマディソンにも出場。先の全日本選手権では、近谷と組み優勝を飾った一丸でしたが、今回は初めてのパートナー沢田桂太郎選手と出場し、「周囲のスピードに乗り遅れ、そのまま千切れてしまいました。。。」(一丸)、DNFという結果に終わりました。

しかし、まずはチームパシュートで、2年越しの目標を達成した日本ナショナルチーム。一丸と近谷は、その原動力として活躍しています。今年1年の成果は、これからも必ず、結果としてタイムとして現れてくることでしょう。


https://morecadence.jp/keirin/6236


【リザルト】2017/12/10ワールドカップ第4戦/チリ・サンティアゴ


*チームパシュート

1 WAINE Harry NZL
STEWART Campbell NZL
KERGOZOU Nicholas NZL
GRAY Jared NZL

2 沢田桂太郎 JPN
今村駿介 JPN
一丸尚伍 JPN ブリヂストン アンカー サイクリングチーム
近谷涼 JPN ブリヂストン アンカー サイクリングチーム

3 YOUNG Eric USA
HOOVER Gavin USA
HEGYVARY Adrian USA
LAMBIE Ashton USA

*マディソン

1 SEXTON Tom NZL
STEWART Campbell NZL

2 LAMON Francesco ITA
SCARTEZZINI Michele ITA

3 GRAF Andreas AUT
MÜLLER Andreas AUT

DNF 一丸尚伍 JPN ブリヂストン アンカー サイクリングチーム
沢田桂太郎 JPN