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18/05/04

【Jプロツアー 06 群馬大会】Day2 石橋の献身、窪木2連勝ならず、悔しい2位に

レース名:第52回JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会Day-2
開催日:2018年4月29日(日)
開催地:群馬県利根郡・群馬サイクルスポーツセンター
コース長:6kmx22周=132km

チーム ブリヂストン サイクリング出場選手:
石橋学、大久保陣、窪木一茂、原田裕成、堀孝明

photo: Satoru KATO, Midori SHIMIZU



昨日に続く2連戦、JBCF Jプロツアーの第6戦目が同会場の群馬サイクルスポーツセンターで行われ、窪木一茂がゴールスプリントにて2位となりました。最終局面での石橋学の献身なるアシストをはじめ、チーム ブリヂストン サイクリングは全体で前にて動き、チームが得意とする勝負の形に持ち込みましたが、窪木は僅差で競り負けました。



東日本ロードクラシック 群馬大会Day2が、昨日に続く同会場同コースにて、5周回30kmが増えた132kmの距離で行われました。距離は増え、そしてレースのランクも上がっています。

このレースはJプロツアーにおける最高ランク「AAAA」。歴史と存在における重要性を認められたAAAAのレースでは、獲得ツアーポイントも通常の3倍。選手たちの気合は、昨日よりも明らかに高いレーススピードに見て取れました。



(石橋学、大久保陣)

スタートから、逃げを狙うアタックがなんども繰り返されました。昨日のような逃げを容認して集団が機会を伺う、というものではなく、全てのチーム、選手がまず先手を打ちたがっているという印象です。



(堀孝明)


その前半の逃げを試みる中に、堀孝明がいました。シーズン当初は上がらない調子に悩んでいたものの、今回の群馬2連戦では、積極的な逃げを試みています。「自分の力をきちんと出せている感触がある」と堀、チーム全体で前に出る基本姿勢を体現。今日も逃げを決め、序盤から中盤にかけ集団全体のペースを引き上げました。

今日の集団は昨日とは異なり、速度を上げ力の足りない者を振り落とします。堀のあとは大久保陣が前を引きつつ、窪木と付かず離れずの距離感を走ります。レース前半から前後に位置を変え動いていた石橋学は途中、脚を使いすぎたのか後ろに下がっていました。



(大久保陣)


そして周回を重ねても下がらない集団の速度、その自らの速さに耐えかねて11周目、集団は崩壊しました。



(石橋学)


バラバラと選手たちが前後に広がります。最高速の今、力のある選手だけが前に残る、レース終盤に向けた再編成が行われました。先頭に残ったのは13名、チームブリヂストンからは2連勝を狙う窪木、そして後ろから石橋がこのタイミングで再び上がってきて、このゴールへと向けた逃げ集団へ加わりました。

チーム ブリヂストン サイクリング2人、宇都宮ブリッツェン4人、マトリックスパワータグ4人、シマノレーシング2人、キナンサイクリングチーム1人。12周目、先頭にいる選手は各チームのエース級ばかりです。15周目、後方集団に食われなかった5名が合流、後方集団への差を3分30秒以上として、優勝を争う腹をくくります。



(石橋学)

ここから残り7周、ゴールラインへ向け、激しい振り落としの戦いが繰り広げられました。ブリッツェンの選手たちが次々にアタック、これに集団がいくども反応し、そのたびに先頭から選手が絞られます。

残り3周、先頭は9名までに絞られ、窪木と石橋はいます。ここでマトリックスの選手がアタック、その彼をブリッツェンの選手が追います。こうなると残る6名、うち2名のブリッツェン選手としては追う必要がないのですが、これを嫌った石橋学が猛然と前を引き始めました。


(石橋学)


石橋の勢いは、その異名『スタミナ野郎』通りこの終盤に来てこそ凄まじく、2周をかけ、30秒ほど先にいた前方のブリッツェン選手を捕えました。最終周回を前に2位集団となっては、ブリッツェンも引かないわけには行きません。


「ラス2の1周、完全に自分が一人で引きましたからね、もうオールアウトというよりブラックアウトです。自分のできることしたかな、って感じでした。ただやっぱり、もう一人前に残っていられたら、窪木さんも最後、安心してスプリントできると思うんですよね」(石橋) 。



(窪木一茂)

2周で力を使い果たした石橋は、すべてを窪木に託し下がっていきました。石橋の気持ちは無駄にならず、ブリッツェンを牽引力として加速した集団は先頭のマトリックス選手を捉えて勝負を降り出し、ゴールスプリントへと持ち込みます。


ブリッツェン4名、マトリックス2名、シマノ1名、そして窪木という、数では不利ですが、これまでの実績上、言わば窪木の勝ちパターンでもあります。

「最後の集団はアタック合戦がすごく、逃げ遅れないように走っていましたが、ところどころ行かれてしまって、脚はかなり使っていました。しかし最後はマナブ(石橋)が集団をひとつにしてくれたので、ヨシ来た! と思ったんですが。。。」(窪木)



(窪木一茂)


ゴール前200m、スプリントで窪木が先行しています。他の選手とも速度差があり、窪木の2連勝かと思わせたところに、横からアイラン・フェルナンデス選手(マトリックス・パワータグ)が差してきてゴール。



あまりの僅差にビデオでの確認となり、フェルナンデス選手の優勝が確認されました。



「悔しいです。力は出し切りました。2着、本当に悔しいです」(窪木)




フェルナンデス選手は「脚を溜められたので、最後に窪木選手を差しきれた」とのコメントを残しており、チーム力としても悔しいところ。窪木はゴール後には、「今日は、申し訳ない」としきりにチーム員へ謝っていました。


(左から窪木、大久保、石橋)


結果2位でしたが、ツアー首位を獲得。表彰台では、片山右京JBCF理事長より、リーダージャージ『ルビーレッドジャージ』を先の沖縄に続いて受け取りました。



(左・片山右京理事長、右・窪木)

「昨日今日での形として、課題はあるんですけど、それは次のステップへの課題になった感じがします。チームみんなのコンディションも上がってきていますし」と、今日のレース、立役者である石橋は語ります。その言葉通りの結果を、次回のレースでもチームは出します。

次に控えるロードレースは、栃木県宇都宮での週末となります。

5月12日(土)第5回 JBCF 宇都宮クリテリウム

5月13日(日)第2回 JBCF 宇都宮ロードレース

チーム ブリヂストン サイクリングへ、皆さまの熱いご声援を、よろしくお願いいたします。


【リザルト】第52回 JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day-2
2018/4/29

1 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)3:15:48
2 窪木一茂(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:00
3 鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)+0:00
12 大久保陣(チーム ブリヂストン サイクリング)+4:23
30 原田裕成(チーム ブリヂストン サイクリング)+4:24
32 堀孝明(チーム ブリヂストン サイクリング)+4:25
46 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+5:05